ザ コーラル エグゼクティブ ラウンジ(The Coral Executive Lounge)/スワンナプーム国際空港(タイ)

バンコクのスワンナプーム空港の国内線側にあるラウンジ「ザ コーラル エグゼクティブ ラウンジ(The Coral Executive Lounge)」。コンコースAにあり、プライオリティパスで入場できる便利なラウンジです。ちなみにドンムアン空港、プーケット国際空港、チェンマイ国際空港、ウドンタニ国際空港など、タイ国内の他の空港にも展開しているようです。
店内はそれほど広くないものの利用者も少なく、混雑している印象も受けませんでした。コンセントがある席が少ないのがよっと残念。
飲み物はひと通りのソフトドリンクのほか、ビールやカクテルも用意されています。プライオリティパスで入場できるラウンジとしては充実しているほうでしょう。
他方、食事のラインナップは乏しい。それでもパッタイやカオマンガイなどご当地メニューが用意されているのは好印象です。
私は少しの前菜とビールを楽しむことにしました。さつま揚げ的な料理があったので試してみると、想像以上に辛味が強く、美味しいのですが難儀しました。
目玉は15分間の無料マッサージであり、受付で利用したい旨を告げれば番号札が渡されます。肩・首を中心にかなり強い力でじっくりと揉みほぐしてくれ、果たして食後に強烈なマッサージを受けて私の身体は大丈夫かとうっすら不安になるほどです。何ともユニークなラウンジでした。

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EIBUN Tsuboya(エイブン ツボヤ)/壺屋(那覇)

沖縄でトップクラスの人気を誇る沖縄そば屋「OKINAWA SOBA EIBUN(エイブン)」2号店の「STAND EIBUN(スタンドエイブン)」に続いて3号店として「EIBUN Tsuboya(エイブン ツボヤ)」をオープン。場所は本店の隣?裏?恐らく厨房とスタッフは共用しているであろう面白い立地です。
店内は茶室というかバーというか、何とも独特な雰囲気です。このクールさで立ち食いなのだから、なおクール。空間はそこそこ広いのですが、入店組数を絞っているため立ち食い特有の狭っ苦しさは全くありません。良い意味で「やる気あるの?」と心配になる、贅沢な空間使いです。
開業してすぐに新たな麺の開発のため(?)に休業したり、しょっちゅうメニューが入れ替わったりと、かなり自由な運営スタイルです。1号店も前衛的なメニュー構成でしたが、当店は度を越している。ある意味ではテストマーケティング的な位置づけなのかもしれません。
「特上壺屋つけそば」につき、職権購入後に「味は6種類用意してある」と告げられ横転。今回は柚子塩的なものを選択しましたが、トリュフオイルを用いたフレーバーなども用意されており、好奇心をそそります。
麺は平打ちで長方形で、果たしてこれは沖縄そばなのでしょうか。まずは何もつけずに口にするのですが、穀物の風味が豊かであり、全粒粉を用いた生パスタ的な深みがあります。お出汁をきかせたジュレも添えられており、そのコンセプトから目が離せません。
つけ汁はイマドキのお蕎麦屋さんのそれに近く、なるほど柚子の風味が聞いています。繊細で上品な味わいであり、コッテリとしたつけ汁を求める方とは方向性は異なるかもしれません。スープ割りナシでもグビグビいけてしまうくらいです。
「特上」のパートは別皿でやってきます。先の豚肩ロース2枚に加え、炙り軟骨に味玉、変わったところでは鴨肉まで。いずれもバッチリ旨く、何ならこれをツマミに酒でも飲みたい気分です。
こちらは「特上 EIBUNそば【黒】」。醤油の香りが強く立っており、やはり果たしてこれは沖縄そばなのだろうかという思いが強い。もちろん麺料理としては全く美味しく、もはや「EIBUN」という新たな料理ジャンルなのかもしれません。
「鴨のっけジューシー」は定番のジューシーに「特上」で登場した鴨肉がのっかります。この丼は美味しいですねえ。鴨だけでも充分に美味しいのに、それを受け止めるジューシーの風味の豊かさといったらない。
美味しかったし、何より面白かった。いずれも知的好奇心を刺激する麺料理であり、沖縄そばの多様化を推進する挑戦的なお店です。ただ、なにぶんイカれたスタイルで議論の余地はあるので、EIBUN初心者の方はまず1号店2号店と順を追って訪れると良いでしょう。

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寒い季節は沖縄で暮らしているので、旅行やゴルフだけで沖縄に来る人よりかは一歩踏み込んでいるつもりです。沖縄の人ってネットに書き込みしないから、内地の人が知らない名店が結構多いです。
沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。

ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化し◎〇△×と記した

年間を通じて外泊が多いので、ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化しました。

◎〇△×と記していますが、これは私が滞在した時点における感想であり、価格や為替の変動、混雑度合い、当時のスタッフの対応など偶然に因る部分も多いので、話半分に捉えてください。また、ハイアットやヒルトンは最上級会員であり、ひらまつは株主なので、素で予約する場合とは対応が異なるかもしれません。

費用対効果も重要視しています。お金に糸目をつけないお金持ちの方々とは観点が異なることをご承知おきください。

ところで、私は子連れ客とそれをコントロールできない宿泊施設を憎んでおり、そういった客層が支配的なホテルは自然と△や×が多くなります。しかしながら、これは見方を変えれば家族旅行に向いたホテルを選ぶ指標となり得るかもしれません。


【ハイアット】
<北海道>

<関東>
△:ハイアットリージェンシー東京ベイ

原宿餃子楼(はらじゅくぎょうざろう)/表参道

代々木の「Le Studio(ル ストゥディオ)」で散々な思いをしたので口直しに「原宿餃子楼(はらじゅくぎょうざろう)」。外国人観光客を中心に好評を博し、行列ができることも珍しくありません。食べログでは百名店に選出されています。
入店して驚き。外国人が多いとは聞いていましたが、店員・ゲストの双方ともに殆どが外国の方でした。外国人客に対し外国人店員が対応するという不思議なエコシステム。飲食店内では声に出して電話しないなど、いわゆる日本の暗黙的なマナーは消え失せており、スピーカーに音を出して動画を見るわ配信は行うわと無法地帯。那覇の「第一牧志公設市場」に似た雰囲気です。
生ビールは580円と、立地を考えれば良心的な価格設定です。ただし泡の状態が悪く、妙な酸味も感じられたため、、、
なるほど調理器具の清掃状態とビールサーバーのメンテナンス具合はリンクするのだなと妙に納得しました。
餃子が焼きあがるまではサイドメニューで繋ぎます。こちらは「担々とうふ」であり、豆腐に肉味噌をトッピングしただけのものですが、320円という価格設定を考えれば、まあ、こんなものかもしれません。
水餃子。一般的に水餃子と焼き餃子は生地を始めとして設計が異なるものですが、当店は冷凍庫から取り出した同じ仕様のものを、茹でるか焼くかの違いだけのようです。不味くはありませんが、美味しくもありません。
「焼餃子」と「しそ餃子」は同一の皿で供されます。いずれも油ギトギトの焦げ焦げであるため、フレーバーの違いは判然とせず。自宅で丁寧に焼く味の素の冷凍の餃子のほうがレベルは上です。
食べログの百名店に選出されていたため、それなりに期待して訪れましたが酷いものでした。一方で、メニューひとつひとつの価格設定は低いため、まあこんなもんかもしれません。あくまで外国人観光客向けの有名店として、覚悟して訪れましょう。

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ライオンミドリ(la cantine du lionmidori)/牧志(那覇)

牧志駅から徒歩5分ほど、ゆいレール沿いのマンション1階にある「ライオンミドリ(la cantine du lionmidori)」。渡仏経験のあるシェフがワンオペで統べるフランス料理店です。
かなり良い曜日のかなり良い時間にお邪魔したのにも関わらず、ゲストは我々のみ。シェフの仕事ぶりは亀のようなスピード感であり(後述)、退店までに2時間近くを要しましたが、我々の他にゲストは見えませんでした。
ワインはグラスで千円程度であり、泡白赤それぞれ2種類づつほど開いていました。ワインそのものの質は悪くないのですが、グラスが酷いですね。耐久性だけが自慢といった分厚いグラスばかりで提供されるので、ワインの生産者が気の毒に思えました。
店主はチーズがお好きなようで、取り皿にチーズが2かけら配置されて供されます。これは面白い仕掛けだなと思いきや、席料としてしっかりと課金されていました。また、最初の泡からこれが供されるまで15分を要しており、その歩みは牛歩の如し。
御前崎のシラスをカナッペ風に。御覧の通りの味わいであり、料理というよりも材料です。
ジャガイモのグラタンはコースター程度のサイズで用意され、まさかこれを2人でシェアして食べるとは思いませんでした。
きのことキャベツのラグーのココット。野菜の甘みが支配的で悪くないのですが、なんせ調理が遅く、時計の針が止まったようです。量も少ない。
野菜のポタージュ。先のラグーの味わいの方向性に似ており、店主はこのような風味を好むのかもしれません。しかし相変わらず腰は石のように重く、量も雀の涙ほどしかありません。
「4種類のチーズオムレツ」は「一番集中力の要るメニュー」と、お品書きに長々といちいち恩着せがましく記載されているのですが、その出来はそのへんの主婦が作るものと大差ありません。ここはコロニー落とし級の店だと確信した瞬間です。
ナポリタンはフレンチの技法を駆使してどうのこうのと記載されていましたが、レトルトのパスタソースと有意な差は見られません。連れは「ココはもうちょっとアレだから追加はナシにして次に行こう」と損切り宣言。ハートが通じ合った瞬間である。
所要時間は2時間弱。倦怠と停滞を具現化したような飲食店でした。ワインは2杯しか飲んでおらず、食事の量はここからビッグマックセットいけるぐらいであり、それでいてお会計はひとりあたり6千円と、それなりのビストロと変わらない料金を請求してきます。全ては、もう、手遅れだ。

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「好きな料理のジャンルは?」と問われると、すぐさまフレンチと答えます。フレンチにも色々ありますが、私の好きな方向性は下記の通り。あなたがこれらの店が好きであれば、当ブログはあなたの店探しの一助となるでしょう。
日本フレンチ界の巨匠、井上シェフの哲学書。日本でのフレンチの歴史やフランスでの修行の大変さなど興味深いエピソードがたくさん。登場する料理に係る表現も秀逸。ヨダレが出てきます。フランス料理を愛する方、必読の書。

呑小路 やま岸(のみのこうじ やまぎし)/京都市役所前

京都の有名店「富小路 やま岸(やまぎし)」がセカンドラインの気軽な飲み屋を開業。場所は総本山から歩いて数分の所にあり、京都市役所前駅から歩いて5分といったところ。食べログでは百名店に選出されており、同コンセプトのお店は銀座にも展開しています。
店内は厨房をぐるりと囲むカウンター席が10席ほど。様々なメディアでは「居酒屋」として紹介されていますが、居酒屋にしては高級感があり、どちらかというと割烹に近いスタイルだと理解しました。16時から開いており使い勝手が良い。
ドリンクメニューには値段が一切書かれていませんが、「富小路 やま岸(やまぎし)」にお邪魔した際はそれほど酒の支払金額は高くなかったと記憶していたので、あまり深く考えずたくさん飲みました。また、最初の数品はプリフィクスメニューとなっており、そのほかの料理をアラカルトで注文するという独特の営業スタイルです。「祇園 まんま(GION MANMA)」「惠史(さとし)」もそんな感じだったっけ。
まずはにゅうめん。太目で食べ応えのある麺にカニのあんかけがこれでもかとぶっかかっています。濃厚にして濃密。私は人生でにゅうめんを10回ぐらいしか食べたことがありませんが、その中ではダントツの旨さです。さっそく日本酒へと移行しました。
お造りは明石のタイに青森のマグロ。いずれもシンプルなプレゼンテーションですがド直球の美味しさです。とりわけタイが良いですね。身が引き締まっており、上品な甘みと豊かな風味が素晴らしい。
ふぐからあげ。弾力がありながらも柔らかく、唐揚げにすると外はカリッと、中はふっくらとした独特の食感を楽しみます。ふぐは淡白ながらも上品な旨味があり、唐揚げにすることでその風味が引き立ちます。
ブリ西京焼き。西京味噌の甘さとブリの旨味が絶妙に調和しており、白ゴハンが欲しくなる味覚です。
セリと菊菜のゴマ和え。春の味覚を代表するセリと菊菜を香ばしいゴマで和えています。シャキシャキとした食感と、セリと菊菜の爽やかな香りが特長的。
「聖護院カブとゆばたいたん」は、京料理の粋を集めたような上品で滋味深いひと品。聖護院カブの優しい甘さととろけるような口どけ、そこに湯葉の繊細な食感と旨みが加わります。
ここからはアラカルト。九条ネギ、厚揚げ、牛スジ、車麩、大根、玉子をチョイス。これはお出汁が良いですねえ。関東圏の煮詰まったテイストとは一線を画し、丁寧に整えられた経緯が感じられます。玉子はトロリと半熟で、こちらも別調理で大切に育てられていました。
手羽先の唐揚げ。皮はパリッと、身はジューシー。調味はごくごく控えめで、鶏肉本来の美味しさがハッキリと伝わってきます。大ぶりなサイズの手羽先で、1本でも食べ応え抜群。
カキフライ。奇をてらわない王道の味覚であり、サクサクとした衣と、中からとろけ出す濃厚なカキの風味がたまりません。漬物入り(?)のタルタルソースも後を引く美味しさです。
地鶏の塩焼きは炭火でじっくりと調理されます。かなりの大きさで、じんわりじんわりと炙られていく様を目の前で見ることができ心躍る。素朴ながら奥深い味わいが感じられ、焼鳥とはまた違った魅力があります。
かす汁。酒粕の風味と具材の旨味が溶け合い、体と心が温まる逸品。汁と言いつつ肉類などの具材もたっぷりで食べ応えがありました。
鯖ずし。プレーンなシャリでなくゴマやらなんやらが組み込まれているのが特長的。脂たっぷりの分厚いサバの表面に炭を押し当て軽く炙ります。海苔の風味もきいており、1カンだけでもかなり腹が膨らみました。
デザートにクレームブリュレが出てきました。こちらも素材に正直な味わいで、まさに王道といった美味しさです。
以上を食べ、そこそこ飲んでお会計はひとりあたり1.7万円。酒も料理も価格について一切表記されていないのでドキドキでしたが、素材の質を考えれば寧ろ良心的とも言える費用対効果でした。「富小路 やま岸(やまぎし)」は養分で、そこの素材が色々と回ってくる当店がアウトレット的に得している気がする。16時オープンなので、旅行者が早めのディナーを摂ってから新幹線で帰る、みたいな使い方にちょうど良いでしょう。

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京都はとにかく和食がリーズナブルですね。町全体の平均点が高いのはもちろん、費用対効果も良いことが多い。その文化に影響を受けてか、欧米系のレストランにも目が離せない魅力がある。
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JR東海「そうだ京都、行こう。」20年間のポスターから写真・キャッチコピーを抜粋して一冊にまとめた本。京都の美しい写真と短いキャッチフレーズが面白く、こんなに簡潔な言葉で京都の社寺の魅力を表せるのかと思わず唸ってしまいます。