S3互換の「MinIO」に脆弱性 - OSS版は開発終了で未修正
S3互換のオブジェクトストレージ「MinIO」において、認証情報を回避されるおそれがある脆弱性が判明した。オープンソース版は最終リリースも含む全バージョンに影響があり、「MinIO AIStor」の商用版で解消されているという。
「LDAP」構成環境の「MinIO」において、トークン処理に脆弱性「CVE-2026-33419」が明らかとなったもの。
エラーメッセージの差異により有効なユーザー名を判別でき、さらに認証の試行に対する制限が設けられていないため、有効なLDAPユーザーを特定して総当たり攻撃を行うことが可能。STSの一時認証情報を取得し、対象ユーザーのS3バケットやオブジェクトへアクセスされるおそれがある。
共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアは「9.1」と評価されており、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
オープンソースとして提供されていたGitHubのソースリポジトリについては2026年2月13日にアーカイブされており、読み込み専用とされている。公開されているオープンソース版については最終リリースも含めてすべて脆弱性の影響を受けるという。
「MinIO」については「AIStor」ブランドによる商用版の提供へと移行しており、「MinIO AIStor RELEASE.2026-03-17T21-25-16Z」で同脆弱性が修正された。
(Security NEXT - 2026/03/24 )
ツイート
PR
関連記事
「MS Edge」がアップデート - 「クリティカル」含む脆弱性60件を修正
「Adobe Acrobat/Reader」にゼロデイ脆弱性 - 悪用を確認、緊急更新を
感染確認ツール「EmoCheck」に脆弱性 - Emotet収束、利用停止を
「抹茶シリーズ」に脆弱性、アップデートで修正 - OSS版は動作検証用
Palo Alto、「Cortex XSOAR」など複数製品で脆弱性を修正
「Chrome 147」が公開 - 「クリティカル」2件含む多数脆弱性を修正
開発ツール「GitLab」にセキュリティ更新 - 脆弱性12件を修正
「IBM Verify Identity Access」に脆弱性 - アップデート実施を
米当局、「Ivanti EPMM」脆弱性の悪用で米行政機関へ緊急対応を要請
「SonicWall SMA1000」に権限昇格など複数脆弱性 - 修正版を公開
