明治の鉄道跡にミニSL走る 大仏鉄道開業120周年、29日に「大仏鉄道フェスタ」 京都・木津川

かつて大仏鉄道の線路があった道路にミニSLのレールが敷かれ、園児らが試乗した
かつて大仏鉄道の線路があった道路にミニSLのレールが敷かれ、園児らが試乗した

 明治後期に加茂駅(京都府木津川市)と大仏駅(奈良市)を結んだ「大仏鉄道」が開業してから今年で120周年となるのを記念したイベントが29日、木津川市で開かれる。会場で運行されるミニSL「甦る大仏線」のリハーサルが5日行われ、地元の子供たち約30人が試乗した。

 大仏鉄道は当時の関西(かんせい)鉄道大仏線(9・9キロ)の愛称。明治31(1898)年に加茂駅と東大寺大仏殿の最寄り駅の大仏駅間で開業した。その後、木津を経由した平坦ルートが開通すると、急峻(きゅうしゅん)な山越えルートだった大仏線は明治40年に休止された。わずか9年間の運行のため、幻の大仏鉄道と呼ばれている。

 木津川市内には、赤れんが造りのランプ小屋のほか、軌道下に整備されたアーチ型の梶ケ谷隧道(ずいどう)や橋台の赤橋といった遺構が当時の面影を残したまま残っている。

 ミニSLは市内のイベント会社が運行。この日のリハーサルでは赤橋上の市道に幅約13センチ、長さ約40メートルの線路を敷き、SLを走らせた。蒸気を上げ、ゆっくりと走るSLに園児たちも笑顔を見せていた。

 29日は午前10時からミニSL(先着500人、1人200円)を運行。午前10時から午後4時まで料理店やワークショップなどが出店するほか、未婚の男女が遺構めぐりをしながらパートナーを探す「恋活」などが開かれる。問い合わせは市観光商工課(電)0774・75・1216。

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