心理学勉強記録

このブログは、心理学を学んでいる私が、日々のテキストを自分なりに解釈しながらアウトプットしていく記録です。 主に自分自身の復習用として作成していますが、心理学に興味のある方、これから学び始める方にとっても、何かしら参考になる部分があれば幸いです。

心理統計入門④ ― 散布度を深掘りする:「標準偏差」と「四分位範囲」

※本記事は、心理学を学ぶ上で欠かせない「統計学」の基礎として、記述統計の中核である「ばらつき(散布度)」について整理した学習記録です。専門用語をなるべく噛み砕き、初学者にも伝わるようにまとめています。

 

 

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散布度は「データの安定感」を測るもの

 

前回の記事では、代表値と散布度の基本を確認しました。

今回はその続きとして、**標準偏差(SD)と四分位範囲(IQR)**という2つの代表的な散布度を掘り下げてみます。

 

散布度は、単に「データがどのくらいバラついているか」を示す指標です。

平均値だけでは「だいたい真ん中」しか分かりませんが、散布度をあわせて見ることで、データが「安定しているのか」「バラバラなのか」が具体的に見えてきます。

 

 

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標準偏差(SD):平均からのズレの大きさ

 

標準偏差は「一つ一つのデータが平均からどれくらい離れているか」を数値化したものです。

 

例として、5つのデータ「1, 2, 4, 7, 11」を考えます。平均は5です。

平均との差は -4, -3, -1, +2, +6。

そのまま合計すると0になってしまうので、差を二乗して足し合わせます。

 

16, 9, 1, 4, 36 \quad → \quad 合計 = 66

 

66をデータ数5で割ると13.2。

平方根をとって√13.2 ≈ 3.63。

 

つまり、このデータの標準偏差は 3.63 となります。

これは「平均値5を中心に、おおよそ±3.63の範囲にデータが散らばっている」と解釈できます。

 

👉 標準偏差が大きいほどデータの広がりが大きく、小さいほど安定していると考えられます。

 

 

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四分位範囲(IQR):外れ値に強い散布度

 

一方、外れ値(極端に大きい/小さい値)があると、平均や標準偏差はその影響を受けやすくなります。

そこで役立つのが IQR(四分位範囲) です。

 

IQRは「データの中央50%がどのくらい広がっているか」を示す指標で、第1四分位点(Q1)から第3四分位点(Q3)を引いて求めます。

中央値を基準に計算されるため、外れ値が混じっていても大きく崩れにくいのがメリットです。

 

👉 一般的には、中央値とセットでIQRを使うことが多く、外れ値に左右されにくい堅牢な分析が可能になります。

 

 

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散布度の使い分け

 

平均値を使うとき → 標準偏差(SD)をあわせる

 

中央値を使うとき → 四分位範囲(IQR)をあわせる

 

 

このように、代表値と散布度はペアで見ることが基本です。

同じ平均値を持つ2つのグループでも、散布度が違えば「安定したグループ」か「バラついたグループ」かという印象は大きく変わってきます。

 

 

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まとめ

 

標準偏差(SD)は「平均を基準にした散らばり」

 

四分位範囲(IQR)は「中央値を基準にした散らばり」

 

外れ値がなければSD、外れ値の影響を避けたいならIQR、と使い分けるのがポイント

 

 

 

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次回予告

 

次回は「平均値と標準偏差の活用例」として、試験の成績など、実際の研究でどのように使われるかを整理していきます。

 

 

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