NewJeansがADORに復帰へ、そして歌手活動を近い将来再開する可能性が高まっています。
上記ニュースに掲載されているNewJeansのプロフィールをみると、デビューから2年で如何にヒットを飛ばしたかがよく分かるはずです。なお、この1年半における裁判等の経緯については下記サイトが参考になるものと思われます。
NewJeansがADORに戻ることについては、日本でも芸能ニュースのみならず一般ニュースとして採り上げられています。NHKが速報として報じたようですが、"速報"という扱いについては否定的な意見もあるようです。
一方で、この3年におけるチャート実績をみれば、NewJeansの凄さが理解できます。
2022年7月に「Attention」でデビューしたNewJeansが、米ビルボードによるふたつのグローバルソングチャート(Global 200、およびGlobal 200から米の分を除くGlobal Excl. U.S.)、そして双方のトップアーティストチャートで結果を残していることが上記にて確認できます。特に2023年度においてはGlobal 200の歌手別チャートで9位、Global Excl. U.S.では同4位に入り、K-POP歌手では唯一双方でトップ10入りを果たしているのです。
NewJeansの活躍は、K-POP曲の複数週ランクインが難しい米ソングチャートにて5曲ランクインを果たしたこと、うち5週以上のエントリーが3曲存在する点からも実感できるはずです。
米ビルボードソングチャートのK-POPランクインは今ではそこまで珍しくなく、BLACKPINKは10曲がランクイン(チャートデータはこちら)。一方で5週以上在籍は3曲となり、NewJeansはBLACKPINKと肩を並べています。またTWICEは3曲/5週以上在籍1曲(チャートデータはこちら)、LE SSERAFIMは3曲/5週以上在籍ゼロ(チャートデータはこちら)であり、女性ダンスボーカルグループにおけるNewJeansの強さがみえてきます。
K-POPは米で所有指標が強い一方、特に保守的な動向をなぞりがちなラジオも構成指標であるため長期エントリーは難しいといえました。その中にあって、この1年はロゼとブルーノ・マーズの「APT.」が大ヒット、また『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ (原題:Kpop Demon Hunters)』(Netflix)のバズに伴いHUNTR/X(ハントリックス)(イジェ、オードリー・ヌナ & レイ・アミ)「Golden」が米チャートを複数週制しています(サウンドトラックに収録されたTWICE「Strategy」は16週ランクイン)。今後K-POPの複数週登場が自然になる可能性が高い中、NewJeansは一歩先を行っていたといえるのです。
NewJeansの実績、日本ではどうでしょう。

上記はソングチャートとアルバムチャートを合算した、ビルボードジャパントップアーティストチャートにおけるNewJeansのCHART insight(最新11月12日公開分までの直近150週分を表示)。最も安定しているのが接触指標群のストリーミング(青で表示)および動画再生(赤)ですが、初の日本向けフィジカルシングルをリリースした昨夏が最後のピークとなり、以降後退局面に入っていることが解ります。
NewJeansは昨年大晦日に日本の音楽フェスに出演したこともあり、昨年末から今年初めにかけては一時的に踊り場的な状態となっていますが、その後は大きく後退。ストリーミングは加点対象となる300位圏内をキープするも、活動できないという状態は新曲リリースに至れないのみならず過去曲のフックアップにもつながらず、明確なマイナスとなっているのです。
NewJeansは2023年度のビルボードジャパン年間ソングチャートにて3曲が100位以内に登場し、翌年度も2曲がランクイン。そしてトップアーティストチャートでは2023年度に11位、2024年度には13位となり、仮に今年も活動ができていたならば好位置を維持できたと考えるのは自然なことです。速報扱いには否定的見解があれど、芸能ニュースのみならず一般ニュースでも復帰を報じることは理解できるというのが私見です。
今後どのタイミングで復帰するかは解りませんし、NewJeansの世界観を作り上げたミン・ヒジン氏が関わらないならば復帰後のそれは変わるかもしれません。それでも米も含む世界、そして日本でのポテンシャルがあることは今回紹介したチャート動向からも明らかでしょう。人気を取り戻すことができるか、2026年の動向を注視していきます。



