10月のビルボードジャパンソングチャート、動画再生指標では興味深い現象を確認できます。総合ソングチャートでは100位未満ながら、ドリーミングの楽曲が上位に進出しているのです。

(上記CHART insightは有料会員が確認可能なもので、20位未満の指標順位も明示されています(ビルボードジャパンでは有料会員が知り得る情報の掲載を許可しています)。また、以下に紹介するCHART insightも同様に、有料会員が確認可能なものとなります。)
ドリーミング「アンパンマンたいそう」は10月に入り、CHART insightにて赤で表示される動画再生が2週続けて26位にランクイン。それまでの最高位は2024年1月17日公開分および2025年8月20日放送分における29位であり、今月更新した形です。
そしてこのタイミングで、ドリーミングによる他の楽曲も動画再生指標が上昇しています。
(なお今回掲載するドリーミングの作品におけるCHART insightは、いずれも直近60週分となります。)



ドリーミングによる各曲の動画再生指標は、「サンサンたいそう」が10月8日公開分で最高位となる42位に、「アンパンマンのマーチ(30th Anniversary Ver. ピアノ連弾弾き語り)」が10月1日公開分で最高位となる68位に(翌週は87位に後退)につけています。また「勇気りんりん」は直近2週間で87→92位と推移していますが、同曲は8月13日公開分にて最高位となる73位をマークしています。
ドリーミング「アンパンマンたいそう」については、今夏ブログで採り上げました。当時放送されていたNHK朝の連続テレビ小説『あんぱん』の影響も踏まえての掲載でしたが、その『あんぱん』は視聴数がこれまでに比べても(またNHKによる他の枠のドラマと比べても)多いことが、今月に入り発表されています。
10月8日公開分のビルボードジャパンソングチャートは『あんぱん』終了直後の9月29日が集計期間初日となっていますが、前週分も含め、ドラマの余韻が動画再生を高めたと捉えていいのかもしれません。
ならば、以前のブログエントリーでも述べたように今年の『NHK紅白歌合戦』(NHK紅白ほか 以下”紅白”と表記)にて、子ども向けコーナーもしくは『あんぱん』特別コーナーが用意され、ドリーミングが登場する可能性は十分あるだろうというのが私見です。昨年は子ども向けコーナー、そして朝の連続テレビ小説『虎に翼』の特別編が放送されているゆえ、尚の事です。
では、『あんぱん』の主題歌は紅白で披露されるでしょうか。

(上記CHART insightは、構成指標初加算時から直近10月8日公開分までの25週分を表示。)
RADWIMPS「賜物」はビルボードジャパンソングチャートにおいて、4月30日公開分で最高9位を記録した一方、トップ40内は翌週(13位)を含む2週、100位以内在籍は11週となっています。ストリーミング指標はビルボードジャパンがリカレントルールを初適用した6月4日公開分にて最高となる68位を記録した一方、加点対象となる300位以内に入ったのは15週という状況であり、ヒットしたと断言するのは難しいかもしれません。
(ビルボードジャパンでは2025年度下半期以降、ソングチャートおよびアルバムチャートのストリーミング指標においてリカレントルールを導入。Streaming SongsチャートおよびStreaming Albumsチャート(後者は未公表)を指標化する際、ソングチャートは100位以内に52週、アルバムチャートでは同26週ランクインした作品に、翌週以降減算処理を施しています。これにより新たなヒット曲が可視化されやすくなっています。)

(上記CHART insightは、10月8日公開分までの直近60週分を表示。)
一方でソングチャートとアルバムチャートを合算するビルボードジャパンのトップアーティストチャートでは、アルバムチャートにストリーミング指標(CHART insightでは青で表示)が組み込まれた昨年最終週にRADWIMPSが総合46位に急浮上。『あんぱん』開始後の4月30日公開分で総合14位に上昇した後はほぼ毎週20位以内に登場し、7月以降は通算6週トップ10入りしているという状況です。
歌手別チャートで勢いが可視化、特にアルバムが聴かれ続けていることが証明されたことで尚の事、RADWIMPSが紅白に出場する可能性は高いと考えるに至っています(『第76回NHK紅白歌合戦』出場歌手を予想する (予想1回目)(10月1日付)ではRADWIMPSを記していませんでしたが、2回目予想では含める予定です)。また一昨日にはNHKにて音楽特番が放送されたことも、紅白出場の可能性が高いと考える理由となっています。
次回のビルボードジャパンアルバムチャートにて、「賜物」も収録された『あにゅー』が初登場を果たす予定です。そのタイミングで、トップアーティストチャートにて今年度最高位を更新するならば、RADWIMPSの紅白出場は確実なものになるかもしれません。
RADWIMPS、ドリーミングそして『あんぱん』が今年の紅白を彩るかに注目です。