生きる知恵

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奢り奢られ問題・割り勘論争はもう結論が出ているという話

 さて、みんなは金銭感覚が狂っている人と交際したり結婚したいと思うだろうか。今日の記事は、とてつもなくくだらなく、なおかつ社会的に結論が出ている話である。バカバカしさ満載なので、肩の力を抜いて気軽に読んでくれ。

 生きていくには、何をするにもお金がかかる。例え簡易的なデートであっても、交通費や飲み物代などはかかるものだ。そして、お金を稼ぐために、大人になればみんな仕事をするわけである。

 次に、人間の基本的な心理状態のポイントだ。1対1の関係性において必ず発生する感情として、「相手より損をしたくない」というものがある。兄弟、親子、友人、恋人、仕事の同僚など、どんな人間関係であっても当てはまり、ありとあらゆる揉め事の原因になる。

 そして、「相手より損をしたくない」という感情は、出会ってまだ日が浅く、関係性が構築されていない時ほど大きく表出されやすいことも留意が必要だ。普段からよく知っていて信頼している友人が困っていたら、自らのお金を使ってでも助けようとする行動は多くの人がやるものだが、まだよく知らない相手にそこまでお金を使って助けようとする人は少ない。

 次に、人間社会の重要な価値基準について。それは、“貨幣価値”である。人間は誰でも、自分にとって価値のあるものにはお金を出すが、価値のないものにはお金を出したくない。なぜなら、価値のないものにお金を出してしまうと、「損をした気持ちになる」からだ。お金を稼ぐには、仕事をしなければならない。価値のないものにまでお金を使ってしまうと、その分よけいに労働をしなければならなくなる。よけいな労働は「損をした」という気持ちにつながるし、疲れるようなことは誰でもしたくない。

 また、よく知られている話であるが、“デート代負担を強要するのはDVである”ことは内閣府が認定している。

 以上ここまでが、基本的な内容だ。

 

 それでは、奢り奢られ問題、割り勘論争に特化する関係性の、「男と女」「恋人同士」「結婚前のカップル」「婚活」に焦点を絞って話を進めていこう。

 デートをするにはお金がかかるし、結婚生活にはお金がかかる。これを踏まえて、男女同士の特殊な関係と、他の人間関係を比較すると、一体何が違うだろうか。

「相手にとって、自分が一番の存在であってほしい」

 最も顕著なのは、このような気持ちが非常に強く出る部分だ。

 こういう気持ちが強く出るのは至って当然のことであり、これを否定する必要はない。お互い“好き”という恋愛感情、また、結婚して子どもを作るといったことを考えたら、「お互いが強い関係性で結ばれること」「お互い理解し合っていて心地良い関係性」になれることは不可欠だからだ。その実現のために、夫婦や恋人といった男女の関係には、相手にとって、自分が一番の存在であってほしい気持ちが強く出るわけである。

 問題はここからである。

 この「強い関係性」「お互い理解し合っていて心地良い関係性」の人間関係とは、いったいどうやって出来上がるのか?

 何も難しくはない、簡単な話である。『お互いの努力、歩み寄り、コミュニケーション、会う時間を重ねること』によって、良い関係が築かれる。その積み重ねによって、「この人は私にとって価値がある大切な人。お金を使ってでも力になりたい」と思うようになる。

 それでは、今日の本題である「奢り奢られ問題」「割り勘論争」は、どう捉えれば良いだろうか。特に、初対面の初デートや、知り合ってから日が浅い男女同士、恋人同士、婚活などの場合。

 これも極めて簡単な話で、『お互いの努力、歩み寄り、コミュニケーション、会う時間を重ねること』で、お互いを知り、関係性が深まる。本質は、他の人間関係と全く同じだ。

 そこでもし、「奢り強要」という事態が起こったら?「割り勘されるのはイヤだ」と、どちらか片方が言ったとしたら?

 これはつまり、『私はあなたにとって大切で価値のある存在だ』という“押し付け”である。そこに至るまでの『お互いの努力、歩み寄り、コミュニケーション、会う時間を重ねること』をすっ飛ばし、エレベーターも階段も使わずにビルの最上階までひとっ飛びしようとしているのである。しかも、自力ではなく他人の力で。

 以上である。何事も、自分の都合の良いものがすぐ目の前に降ってくるようなことはない。価値があって優れたものが出来上がるには、濃密な時間が必要なのだ。

 

 最後におまけを二つ付けておこう。

 一つ目だが、婚活情報サイト「オミカレ」の運営会社が、「初デートの費用」に関する調査を実施したものである。結果として、「デート費用は男性に多く負担してもらいたい」と考えている女性が57.5%に上っている。

<参照元:https://otonanswer.jp/post/223229/>

 二つ目だが、X(旧ツイッター)で、とある婚活女性がアンケートを実施した結果である。

「女性に質問。婚パ行ってる人、いつもどれくらいの値段のやつ行ってる?私は1000円までしか出さないって決めてるんだけど。女3000円とかのやつはスルーしてる。不細工しかいないのに金勿体無いから。その金あるなら占い行きたい。30代婚活女性はみんなどれくらいの値段の婚パに行ってるんだろう?」

<参照元:https://x.com/men1n012m/status/1893876703543304423>

 この結果は以下だ。

・1000円以下に主に行く(40.7%)

・2900円以上でも行く(59.3%)

 奢り奢られ問題や割り勘論争の際、女性が男性に対して「ケチ」という言葉がよく挙がる。しかしこのアンケート結果を見る限り、1000円以下の婚活パーティーに主に行く層が40%に及ぶというのは、男性よりも女性の方がかなりのケチだと思われても仕方ないだろう。婚活パーティーの男性の参加料金で1000円以下というものはほぼ存在せず、相場としては女性の3~5倍程度になる。

(注意点:この婚活アカウントはXでは非常に有名なのだが、信憑性という点ではかなり乏しい可能性があることは充分留意しておく必要がある)

 

 恋愛や婚活をしていて、奢り奢られ問題や割り勘論争にまつわる出来事に遭遇した時、どんな人と交際、結婚したいのか、以下のように考えてみると、おのずと答えは見えてくることと思う。

・ビルの最上階まで、一緒に手を取り合って階段を上る人。

・ビルの最上階まで、エレベーターも階段も使わずに、“他人の力で”ひとっ飛びしようとしている人。

(作・イキルちえ)

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