
海や川、そして私たちの生活の中でもよく耳にするようになった「マイクロプラスチック」。でも実際には「小さなプラスチックごみ」くらいのイメージしか持っていない方も多いのではないでしょうか?今回は、初心者の方にも分かりやすく、マイクロプラスチックの正体や問題点、私たちにできる対策をまとめました。
マイクロプラスチックとは?
マイクロプラスチックとは、5ミリ以下のとても小さなプラスチックごみのことを指します。肉眼で確認できるものもあれば、砂粒より小さくて見えないほどのものもあります。
大きく分けると次の2種類があります:
-
一次マイクロプラスチック
-
最初から小さな粒として製造されたもの
-
例:洗顔料や歯磨き粉に含まれていた「スクラブ剤」、工業用の樹脂ペレットなど
-
-
二次マイクロプラスチック
-
大きなプラスチックごみが紫外線や波の力で砕けて細かくなったもの
-
例:ペットボトルやビニール袋が劣化して小さくなったもの
-
どこにあるの?
実はマイクロプラスチックは、世界中の環境に広がっています。
-
海:海岸の砂浜や深海、魚や貝の体内からも発見されています。
-
川・湖:街から流れるプラスチックごみが最終的に海へ。
-
空気中:洋服から出る合成繊維(マイクロファイバー)が風にのって漂うことも。
-
私たちの生活:ペットボトル入りの飲料水、塩、ビールからも微量検出されています。
なぜ問題なの?
マイクロプラスチックが問題視されている理由は大きく3つです。
-
生態系への影響
-
魚や鳥が餌と間違えて食べてしまい、体内に蓄積してしまう。
-
消化できないため栄養が取れず、健康被害や命に関わることも。
-
-
人間の体への影響
-
魚介類を通じて人間もマイクロプラスチックを摂取している可能性がある。
-
まだ研究途中ですが、体内で炎症やホルモンに影響するリスクが指摘されています。
-
-
分解されにくい
-
プラスチックは自然界で分解されにくく、何百年も残ることがある。
-
放置すればするほど、細かく砕けて環境に広がり続ける。
-
私たちにできる対策
「マイクロプラスチック問題」は大きすぎて個人では解決できない…と思うかもしれませんが、日常生活の中で小さな一歩を踏み出すことができます。
-
使い捨てプラスチックを減らす
マイボトル・マイバッグを使う、ストローを断る。 -
リサイクルを徹底する
分別回収を守り、水平リサイクルに協力する。 -
衣類の選び方を工夫
合成繊維ではなく、綿や麻など自然素材を選ぶ。 -
地域の清掃活動に参加
川や海岸のごみ拾いは、マイクロプラスチック発生源を減らす直接的な行動です。
まとめ
マイクロプラスチックは、見えないほど小さいけれど、地球全体に大きな影響を与えている存在です。
「小さなごみが大きな問題を生む」——この事実を知ることが、解決への第一歩です。
私たち一人ひとりの選択が、未来の海や地球環境を守る力につながります。