
スニーカーファンなら誰もが一度は憧れる、ヴィンテージのエアジョーダン1。新品の状態ももちろん魅力的ですが、時間を重ねたアジのある表情は、現行モデルにはない独特の存在感を放ちます。
とはいえ、ヴィンテージは価格も希少性も高く、なかなか手が届かないのが現実。そこで今回は、手持ちのエアジョーダン1を自分の手でヴィンテージ風にカスタムしてみました。
その結果がこちらです。

もともとは真っ白なソールと黒いシューレースだったエアジョーダン1が、ソールは自然な黄ばみが加わり、シューレースも褪せ感が出て、全体的にヴィンテージ感漂う佇まいに変化しました。
ソールの黄ばみ加工とシューレースへの交換、たった2工程でここまで印象は変わります。
この記事では、加工の手順やビフォーアフターの比較、さらにはコーディネート例まで、実体験をもとに詳しくご紹介します。
- ジョーダン1は「ヴィンテージ加工」でカッコよくなる!
- 【実践】エアジョーダン1をヴィンテージ加工する方法
- ビフォーアフターの比較とその変化
- ヴィンテージ加工したエアジョーダン1は、想像以上にコーディネートしやすかった
- ジョーダン1のヴィンテージ加工で失敗しないための注意点
- 【まとめ】ジョーダン1のヴィンテージ加工は簡単にでき、かっこよくなる!
ジョーダン1は「ヴィンテージ加工」でカッコよくなる!
僕がなぜジョーダン1にヴィンテージ加工を施したのか、どんな一足を目指したのか、まずは整理してみます。
ヴィンテージのジョーダン1は魅力的

ヴィンテージスニーカーには、現行モデルにはない独特の色気と重みがあります。
中でもエアジョーダン1は、今も新作が次々とリリースされる名作ながら、「原点=頂点」と言える特別な存在。
特に80〜90年代の空気をまとったヴィンテージのエアジョーダン1は、たとえ形が同じでも質感や雰囲気、存在感は現行モデルとまるで違います。
オリジナルのAJ1を履いている人を見かけると、やっぱり目が奪われてしまう。現行モデルのほうが機能的には優れていたとしても、それでも「やっぱりオリジナルはかっこいいなぁ」と感じてしまうのは、経年変化の美しさや、時代の空気をまとう魅力があるからかもしれません。
だからこそ、今手に入るモデルを自分の手であの風合いに少しでも近づけたくて、ヴィンテージ加工してみたくなったんです。
今回使ったジョーダン1とオリジナルの違い

今回ヴィンテージ加工に使用したスニーカーは、エアジョーダン1 ミッド ハイパーロイヤル。2021年2月にナイキ公式サイトで購入したモデルです。
この一足はそもそもオリジナルの復刻や再現モデルではなく、当時の雰囲気を意識して作られたものでもありません。つまり、オリジナルとはかなり異なる一足です。
その一足を理想の一足に近づけたいと思います。今回、目指す理想のジョーダン1はこちら。

異なる点は多いのですが、具体的に挙げていくと、下記のようになります。
- シューレースの色
- ソールの黄ばみ方
- アイステイの配色
- タンのロゴ
- アウトソールの色
- アッパーの素材
- そもそも今回はミッドカット仕様
異なる点は多く、完全にそっくりにするのは不可能です。それでも、できる限りオリジナルの雰囲気に近づけたいと思います。
ヴィンテージ加工によって「理想の一足」にカスタム

正直、このジョーダン1のミッドカットにはあまり愛着がなく「まぁ、失敗しちゃってもいいかな」くらいの軽い気持ちで始めたヴィンテージカスタムでした。でも、やってみたらびっくりするほど気に入ってしまったんです。
今回のヴィンテージ加工を通して、自分の理想に近づいていく喜びや、手をかけたからこその愛着を感じられるようになりました。
少し大げさですが、「ただの一足」が「理想的な自分だけの特別な一足」に昇華した、そんな実感があります。
【実践】エアジョーダン1をヴィンテージ加工する方法

今回行ったヴィンテージ加工は、下記のたった2工程だけです。
- ソールの黄ばみ加工
- シューレースをヴィンテージ風に交換
完成までの所要時間は、全ての工程を入れて、3時間程度です。といってもほとんどが黄ばみ加工の乾燥にかかる待ち時間なので、集中して行うというより、数日に分けて行ったり、YouTubeを見ながらで作業したり、隙間時間で少しずつ進めるくらいの方が良いかもしれません。
ヴィンテージ加工の全体ステップと準備
今回ヴィンテージ加工に使用する道具は、以下の2つ。
- ビンテージマーカー
- ムラ染めのシューレース
加工の準備として、まずはソールとアッパーの汚れを落とします。たいそうなメンテナンスをするほど汚れてもなかったので、僕はクリーニングワイプスで汚れを拭き取りました。

これだけで準備完了!ここからの手順は、ソールの黄ばみ加工を施した後、シューレースを交換するだけ。
次の項目から、工程を詳しく解説していきます。
ヴィンテージマーカーでソールの黄ばみ加工

ソールのヴィンテージ感を出すために、「ヴィンテージマーカー」という専用アイテムを使って黄ばみ加工を施します。このアイテムは、KicksWrapのオリジナル商品で、ヴィンテージスニーカーカスタムで有名な tiureo_kicksさん監修のもと開発されたヴィンテージカラーマーカー。
「初心者でも簡単にヴィンテージカスタムができる」ように設計されているということで、僕も初めての挑戦ながら試してみました。
【加工の手順】
ソールのヴィンテージ加工の手順はシンプルで、下記の2ステップだけです。
- ソールにマーカーで染料を塗布
- 自然乾燥 → 拭き取り → 重ね塗り
1.ソールにマーカーで染料を塗布

まず、スポンジにヴィンテージマーカーを染み込ませ、ソール全体に均一に塗っていきます。マーカーの色味は思っていたよりもややオレンジがかったトーンで、最初は驚きましたが、ソールに塗ってみると時間が経つにつれて自然な黄ばみに落ち着いていきました。
細かいステッチまわりは、スポンジの角を使うと塗りやすいです。
また、染料は拭き取ればある程度落ちるので、アッパーが濃い色(今回のように青×黒など)の場合は、やや濃いめに塗っても大丈夫です。
2.自然乾燥 → 拭き取り → 重ね塗り

塗布後は自然乾燥させます。僕は約30分ほど乾かした後に、ウェットティッシュで軽く拭き取り、再度塗布する、という工程を繰り返しました。
この「乾燥→拭き取り→再塗布」の流れを繰り返すことで、染料が徐々に定着していきます。
何回くらい重ね塗りすれば良いのか、参考に仕上がりの変化の様子をチェックしてみます。

最初は2回塗りの状態を確認してみましたが、思った以上に自然な黄ばみが出ていて、かなり良い感じに仕上がっていました。
ただ、今回使用したジョーダン1はアッパーのカラーが青×黒と、暗めの組み合わせだったため、もう少し黄ばみ感が欲しくなり、さらに2回重ね塗り。
お手本にしたエアジョーダン1を参考に加工を重ね、最終的に合計4回繰り返したところで理想に近いヴィンテージ感に仕上がりました。

塗布の回数は、好みやソールとアッパーの色のバランスに応じて調整するのがポイントです。
【使用時の注意点】
- 染料を厚塗りしすぎるとムラになるので、薄く重ね塗りするのが良い。
- 目立たない部分でテストしてから本格的に塗るのがおすすめ。
全体として、ヴィンテージマーカーは初心者にも扱いやすく、ソールに自然なエイジング感を加えるのにぴったりなアイテムでした。個人的にも、加工を通してスニーカーにより愛着が湧く、楽しい体験になりました。
シューレースもヴィンテージ仕様に

シューレースもヴィンテージの雰囲気を出すために褪せた風合いのものに交換します。
元々のシューレースは黒でしたが、参考にしたジョーダン1は、紫色が経年によりまばらに褪せたような風合いのシューレースでした。
ヴィンテージ系のムラ染のシューレースといえば、「フォックストロット(Foxtrot Uniform)」というブランドが有名だと思うのですが、長さのラインナップは120cmと170cmのみ。
今回僕が加工したのはミッドカットのエアジョーダン1だったので、ちょうど良い長さ(140cm〜150cm)が見つからず、違うブランドでムラ感のあるシューレースを探してみました。

こちら、楽天市場のHMDというショップで購入した「HIROMARUjp」というブランドのシューレースです。
ムラ染めで、長さも希望通りの140cm、さらに色展開も多く、僕の希望の色味が見つかったので試してみました。結果、すごくよかったです。

ムラ染めのシューレースは、まだらに染まっていることもあり、スニーカーに馴染むのかはじめは不安になります。ですが、主張しすぎることもなく、ビンテージ加工したスニーカーとの相性も良く、想像以上に自然に馴染んでくれました。
僕はこの「HIROMARUjp」は初見でしたが、サイズや価格のバランスを見ながら、自分のスニーカーに合ったものを探すのも、ヴィンテージ加工の楽しみのひとつかもしれません。
【ヴィンテージ風シューレースを選ぶポイント】
今回使用したのはこちらです。

| 項目 | 情報 |
|---|---|
| 商品名 | ヴィンテージシューレース |
| カラー | A-4 |
| サイズ | 140cm |
| 価格 | 1470円 |
ビフォーアフターの比較とその変化
ジョーダン1のヴィンテージ加工をしてみて、ビフォーとアフターを比較してみます。
比較のために左足だけ先に加工してみたので、未加工の右足と並べて、どのような変化があったのか、詳しくみていきます。
加工前と加工後の印象の比較
ヴィンテージ加工を施したジョーダン1を、加工前後で比較してみます。様々な角度で見てみましょう。

加工前は真っ白だったソールが、加工後は自然に黄ばんだような色味に変化。人工的な印象ではなく、本当に時を経たような仕上がりです。
また、真っ黒だったシューレースも、色褪せたような表情に変わり、経年変化を感じさせる雰囲気に。
ソールとシューレースの両方にしっかりとヴィンテージ感が出ており、統一感もあります。

スニーカーを上から俯瞰して見ると、加工前は黒の面積が多く、陰影が少ない印象で、ディテールがあまり際立っていませんでした。
加工後は、色味のトーンに変化が生まれたことで立体感が出て、シューレースの存在感もアップ。
この角度ではソールはあまり見えませんが、その分シューレースの風合いの変化がよく分かります。

スニーカーの側面、特にアウトサイドのデザインでは、ソールの色味の変化が最も分かりやすく出ています。
もともとのカラーリングも悪くはなかったのですが、黄ばみ加工によってヴィンテージ感が加わったことで、全体の印象が引き締まりました。
個人的には、加工後の方が「パッと映える」ようになったと感じます。
ヴィンテージ加工する前後で比較した感想

加工を終えて、あらためて前後を比較してみると、かなりリアルなヴィンテージ感が再現できたという手応えがあります。
特にソールの黄ばみ加減は、まさに理想的な仕上がり。スニーカーの黄ばみって、単純に黄色や茶色ではなく、ベージュのような、エクリュ(生成り)のような絶妙な色味なんですよね。今回の加工では、そのニュアンスをしっかり再現できたと感じています。
こうして見比べてみると、加工前にはなかった味わい深さや立体感が加わり、ただの現行モデルがまるで別物のような存在感に生まれ変わりました。
時を経たような表情を手作業で作り出す楽しさと、その仕上がりの満足感は、実際に体験してこそわかる魅力です。
ヴィンテージ加工したエアジョーダン1は、想像以上にコーディネートしやすかった
エアジョーダン1をヴィンテージ加工してみて、仕上がりには大満足。
ちなみに今回の加工は、スニーカーを「飾るため」ではなく、履いて楽しむために行ったものです。だからこそ「使いやすさ」や「服との合わせやすさ」も重視したいポイントでした。
実際にさまざまなパンツと組み合わせてみたところ、想像以上に守備範囲が広く、コーディネートがしやすくなったと感じました。
加工によってスニーカー全体に自然な風合いが出たことで、主張が強すぎず、カジュアルにもストリートにも馴染みやすい一足になったと思います。
古着にも合う!

今回のエアジョーダン1を、ベイカーパンツとコーディネートしてみました。
ヴィンテージ加工を施したことで、古着との相性が格段にアップ。ベイカーパンツのようなミリタリーテイストのアイテムとの、馴染みが格段に良くなりました。
もともとは、緑(オリーブグリーン)のパンツと青(ロイヤルブルー)のスニーカーという組み合わせは、何の工夫もなく合わせると色の主張が強く、少しちぐはぐに見えがちでした。
しかし今回の加工でスニーカーに褪せた風合いが加わり、全体のトーンが落ち着き、自然と調和。結果、ミリタリー感とヴィンテージ感が絶妙にマッチした、大人っぽい仕上がりになりました。
スポーティでストリートなパンツにも合う!

黒いパンツはベーシックで合わせやすいので、これまでもエアジョーダン1は黒いパンツと合わせることが多くありました。特にNIKEのスニーカーは、裾が絞られたスポーティなパンツやストリートテイストのボトムスと相性抜群。ジョーダン1もその例外ではありません。
今回ヴィンテージ加工を施した後でも、その相性の良さは変わらず健在。むしろ、褪せた風合いが加わることで、スポーティなスタイルにほんのりレトロなニュアンスがプラスされ、よりこなれた印象になりました。
デニムパンツにも合う!

ヴィンテージ加工を施したエアジョーダン1を色落ちしたデニムと合わせてみたところ、驚くほど相性が良くなりました。
これまでは、同じ組み合わせでもなぜかしっくりこず、カッコよく決まらなかったのですが、今回のヴィンテージ加工で一気に印象が変化。自然とサマになるコーディネートが完成しました。
正直なところ、この加工は「色落ちデニムと合わせてカッコよく履きたい」という思いから始めたと言っても過言ではないので、期待通りに変化してくれてすごく嬉しい。
デニムパンツは誰もが1本は持っている定番アイテム。だからこそ、そのデニムを最大限に活かせるようになったのは本当に嬉しいポイントです。
ジョーダン1のヴィンテージ加工で失敗しないための注意点
ヴィンテージ加工は比較的簡単ですが、より理想に近い仕上がりにするためには、いくつか押さえておきたいコツがあります。
ここでは、実際の体験から得た「失敗しないための4つのポイント」をご紹介します。
- 1.必ず専用の道具を使う
- 2.理想の仕上がりを明確にイメージする
- 3.少しずつ段階的に加工する
- 4.不安な場合は練習用スニーカーで試す
1. 必ず専用の道具を使う
ソールの黄ばみ加工には、ヴィンテージマーカーなどの専用アイテムを使うのが鉄則です。
文房具のマジックや代用品では、色ムラや不自然な発色になりやすく、失敗の原因になります。
2. 理想の仕上がりを明確にイメージする
加工を始める前に、「どの程度の黄ばみを出したいか」「全体の雰囲気をどんな風にしたいか」をしっかりイメージしておくことが重要です。
特に黄ばみのトーンは「控えめ」から「しっかりめ」まで幅が広く、ゴールを決めておかないと途中で迷ってしまいます。
3. 少しずつ段階的に加工する
一度で濃くしようとせず、薄く塗って乾かす → 色味を確認 → 必要なら重ね塗りという工程を繰り返すのが失敗防止のコツです。
少し物足りないくらいから始めると、自然なエイジング感に仕上がります。
4. 不安な場合は練習用スニーカーで試す
初めての場合は、失敗しても惜しくないスニーカーや安価なモデルで練習するのも安心です。
また、今回のようにアッパーが濃い色(青×黒)の場合は着色なしでもバランスが良いですが、淡色のアッパーなら軽くヴィンテージ加工を加えるのもおすすめです。
【まとめ】ジョーダン1のヴィンテージ加工は簡単にでき、かっこよくなる!
今回、エアジョーダン1にヴィンテージ加工を施してみて感じたのは、想像以上に簡単で、しかも仕上がりに大満足だったということです。
ソールの自然な黄ばみやレトロ感漂うシューレースは、既製品にはない自分だけの一足という特別感を与えてくれました。
加工を終えたジョーダン1は、履くだけで気分が上がり、コーディネートの幅もぐっと広がります。
こうして手を加えたことで、単なるスニーカーから相棒のような存在に変わり、さらに愛着が湧きました。
仕上がりに満足できたので、次は別カラーや別モデルにも挑戦してみたいと思います。
「やってみたいけど難しそう…」と思っていた方も、この方法ならきっと楽しみながら挑戦できるはずです。
もしこの記事を読んで「自分も加工してみたい!」と思った方は、是非試してみてください!
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