プライベートツアーで行くカナディアンロッキー6泊8日の旅では、憧れのフェアモントグループ3つの名門ホテルに2泊ずつ泊まりました。バンフ、ジャスパー、そしてレイクルイーズ――それぞれに個性があり、どこも自然に囲まれた特別な滞在が楽しめます。
この記事では、レイクルイーズ湖畔に佇む「フェアモント・シャトー・レイクルイーズ」での2連泊の様子をご紹介します。
妹夫婦と4人で過ごした、まるで絵葉書のような絶景と、上質なホテルステイ。お部屋の雰囲気やレストラン、周辺の楽しみ方まで、実際に泊まって感じた魅力をたっぷりお届けします。2025年7月の旅です。

はじめに
カナディアンロッキー旅行の概要
妹夫婦4人での今回の旅行は、行き先をカナディアンロッキーのみに絞った旅行です。カナダは国土も広く見どころも多いですが、あえてカナディアンロッキーに絞り、その分とことんこの大自然と優雅なホテルを楽しもうというコンセプトです。
シャトーレイクルイーズに泊まることにした理由や期待感
カナディアンロッキーを旅するなら、一度は泊まってみたいと憧れていたのがフェアモントのホテルです。ガイドブックや旅行サイトで見る、あのエメラルドグリーンの湖のほとりにたたずむお城のようなホテルに、ついに泊まれる日が来た――そんな気持ちで、旅の計画段階からこのホテルのレイクビューのお部屋に滞在することを最優先に考えていました。自然の中で静かに過ごす時間、絵画のような風景の中で迎える朝と夜。日常から離れて、特別な時間を過ごせるのではないかと、期待で胸がふくらみました。
アクセスとチェックイン
ホテルへの行き方
最寄りの空港はカルガリー空港で、空港からは約200km。パックツアーの場合は自分で足の手配は不要ですが、個人で行く場合はバスを利用するか、Veltraなどで空港送迎をお願いすると良いと思います。
私達は6泊8日通してプライベートガイドさんをお願いしていたので、ガイドさんの車、つまり専用車での送迎でした。またレイクルイーズの前はジャスパーに滞在していたので、チェックインの日はジャスパーから移動してきました。
車でホテルの敷地に向かいます。下の写真の位置がホテルのゲートになっていて、ここから先はホテルゲストしか入れません。昨今、レイクルイーズもオーバーツーリズムの波が押し寄せていて、かなり厳格にチェックしています。この分岐点にホテルのスタッフが立っていて、チェックイン客だということ、氏名を伝えてスタッフの手元のリストに名前があれば通してもらえますが、そうでないと、左手にある一般の駐車場を指示されます。が、その駐車場も満車のことが多いようです。
私達はチェックイン客でしたので無事ここを通過して、ホテルのエントランスで下ろしていただきました。すぐのベルボーイが荷物を預かってくれ、こちらがチェックイン手続きをしてお部屋の番号が決まれば、ベルに連絡が行き、後程荷物を運んで来てくれます。エントランスのスタッフの中には「こんにちは!」と日本語で挨拶してくれる方もいて、日本人もたくさん訪れているんだなと感じました。

建物の中に入るとレセプションデスク。混雑しておらず、すぐに手続きしてもらえました。下の写真はレセプションを一つ上の階からみたところです。

客室紹介|部屋の様子と窓からの景色
予約した部屋タイプ
予約はできれば湖が見えるお部屋希望でツインルームでお願いしました。とはいえ、全世界からこのホテルに泊まりに来る人は皆さんレイクビューが希望なわけで、取れないかも…と思っていましたが、無事レイクビューのお部屋がアサインされました。私達が泊まった翌週に日本の旅行会社のツアーがこちらに宿泊したそうですが、レイクビューではなかったそうです。ツアーだと全員に同じグレードのお部屋を割り当てないと不公平感が出るので大変なのかも。
ちなみに奇数番号湖側、偶数番号は山側のお部屋です。
室内の設備と窓からの景色
ツインベッドのお部屋です。

窓の向こうにはレイク・ルイーズとビクトリア氷河。

窓はちょっとだけ開けることができます。網戸が入っているので、ガラスの近くで撮ろうとすると、網戸がちょっと気になります。


2連泊したので、2日続けて目覚めるとこの景色でした。最高です。

テーブルの上にはお水、足元にはスリッパが用意されていました。

ベッドにはコンセントとUSBポートそして室内の照明をコントロールできるスイッチまで用意されています。

ベッド横のテーブルのスピーカーはBluetooth接続ができます。このスピーカーにも充電用ケーブルがついていました。

お部屋にはコーヒーマシンとケトル。この辺りはバンフやジャスパーのフェアモントホテルとほぼ同じですが、マシンがカウンターの上に出ているので、カップをセットしやすかったです。

カプセルの種類も豊富で、カフェインレスもあり、助かりました。

水回りは他のフェアモント同様に狭く、バスタブもないです。

バスアメニティは他のバンフやジャスパーと同様、シャンプー、コンディショナー、シャワージェルの用意があります。

洗面台がもう少し広いと使い勝手が良いのですが。

お部屋の気温は各部屋で調整可能で便利でした。朝晩は外気温が10度くらいまで暖房が欲しいのですが、日中は晴れるとそこそこ気温が上がり、冷房がほしくなるんです。窓はちょっとしか開かないので、エアコンで調整可能なのは助かります。

レストランと売店
予約方法
館内にレストランは複数あります。予約はレセプションの向かい側にあるダイニング・リザベーションのスタッフがすべてのレストランの予約を受け付けます。

ダイニング・リザベーションの外の壁に書くレストランのメニューが掲示されているので、行きたいレストランを決めて、部屋の中のスタッフに予約をお願いするというシステムです。

希望の時間に取れないこともありますが、そういう場合は、スタッフから近い時間で空いている時間を教えてもらうこともできます。
前日のジャスパー・パーク・ロッジでは夕食難民になりそうだったので、こちらのホテルではチェックインしたらすぐに当日と翌日の夕食を予約してしまいました。
1日目の夕食はLouizaで
Louizaはレセプションより一つ下の階にあるレストランで朝は朝食をこちらでいただきます。ディナータイムはカジュアルな感じで、店内もわいわいざわざわ賑やかで、同じテーブルの4人で話していても、大きな声を出さないと伝わらない感じで、居酒屋さんのようでした。
こちらがメニューです。左側にサラダなどの前菜、右がメイン料理(と思います)。

一皿のボリュームが多いので、シェアを前提に注文しました。4人でいろいろなお料理を試せるのもプライベートツアーだからこそです。

2日目の夕食はLakeview Lounge
2日目の夜は湖が見えるLakeview Loungeを予約しました。こちらは日中はカフェを楽しみに宿泊客以外の方も利用されています。アフタヌーンティとかもありそうです。私達はディナーで利用しました。正面の窓の前は記念撮影スポットとのこと、是非写真をとりましょうとガイドさんにリコメンドいただきました。

こんな景色見ながらのお食事はさぞかし素晴らしいことでしょう。

夕食の際、嬉しいことにこの窓の目の前の座席をアサインしてもらえたので、4人で記念撮影。私達が食事している間にも、何組かのカップルが窓辺で写真を撮っていました。

お食事は4人それぞれに頼んで適当にシェア。大変美味しいお料理で、スタッフのサービスも良かったです。


朝食はLouizaでビュッフェ
朝食付きプランだったので、ホテルのレストランで2日間とも食べました。後からつけると1人5000円くらいのお値段です。内容はなかなか良かったです。

ハムやチーズなど定番のおかずに加えて、キムチなど韓国系のお惣菜もありました。それだけ韓国からの旅行客が多いということかも。


ビュッフェ台のお料理以外に、メインのお料理をメニューからオーダー可能です。左側のページに、エッグマフィン、フレンチトースト、エッグベネディクト、スモークサーモン・デニッシュ、ワッフル、ルーベン・クロワッサン、パンケーキ、アボガド・トーストといった大変美味しそうなラインナップが記載されています。




スタッフの対応もよく、大変美味しくお腹いっぱいになりました。
入り口付近のカウンターにはいろいろなパンやペストリーが並んでいて、これはテイク・アウトできるんです。これからハイキングに行く時にはランチ代わりに持っていけて便利です。紙袋もいただけます。

24時間営業の売店
ジャスパーにいる時にはホテル内に売店がなくて不便でしたが、こちらのホテルには24時間営業の売店がありました。お部屋の冷蔵庫には何も入っていないので、ここで好きな飲み物を買うことができます。

プール
カナディアンロッキーのフェアモントホテルにはいずれもプールがあります。バンフでもジャスパーでもプールに入らなかったのですが、せっかく水着を持ってきたので、プールも利用してみました。
プールは屋内にあるので、雨でアウトドアが楽しめない時でもプールは問題ありません。写真手前側は浅いですが、奥は身長158センチの私では足がつかない深さがありました。

プールサイドには、スチームサウナがあり、とても気持ちが良いです。ジャグジーもありますよ。

昼間の湖畔は大混雑
レイクルイーズはカナディアンロッキーの人気の観光地なので、日中はものすごい混雑です。インド系の観光客が多いと感じました。日本語はほとんど聞こえてきません。

展望台から湖畔をズームすると、たくさんの人がいることがわかります。

ホテルの敷地内は宿泊客以外は入らないようあちこちに看板がありました。

ホテルの建物への入り口にはカードキーでロックを解除しないと入れない仕組みになっていました。ホテルの中を歩いていても、ホテルのスタッフから「ホテルのゲストですか?」とキーを見せるように求められる場面もありました。

まとめ
レイクルイーズの湖畔で過ごすひとときは、まさに夢のようでした。窓から眺める氷河と湖の景色は何度見ても心を奪われ、ここでしか体験できない特別な滞在です。
バンフ・スプリングスホテルやジャスパー・パークロッジも魅力的でしたが、シャトー・レイクルイーズでは特にレストランが充実しており、食事の時間までもが大きな楽しみとなりました。ただし周囲にはお店がほとんどないため、ホテル内レストランの予約は必須です。
そして何よりも、このホテルに泊まる最大のメリットは、早朝の静けさの中でレイクルイーズの絶景を独り占めできること。日中はまるで銀座や渋谷のように混み合う湖畔も、朝は宿泊者だけが味わえる贅沢な空間に変わります。
カナディアンロッキーを訪れるなら、一度は体験していただきたい――そう思わせてくれる、憧れのホテルでした。
3つのフェアモントホテルに泊まってみて
今回の旅では、バンフ、ジャスパー、レイクルイーズにある3軒のフェアモントホテルに2泊ずつ滞在しました。それぞれ建物や雰囲気が異なりますが、いずれも老舗の高級ホテルという感じがしました。
ジャスパーは広大な敷地にロッジが点在するスタイルで、バンフとレイクルイーズのホテルとは雰囲気が異なります。観光客も少ないので、静かにホテルライフを楽しみたい人にはとても良いロッジですが、ホテル内のレストランは多くなく、翌日の予約さえ確保できなかったので、食事が少し不便に感じました。
バンフはポスターなどでも見かける石のお城といった佇まいが素晴らしいです。日本から行くならバンフが一番近いです。
レイクルイーズは湖側のお部屋を確保できたこともあり、たいへん満足度の高い滞在ができました。館内のレストランも多くて夕食難民になることもなかったし、目覚めれば窓の外には湖と氷河の景色なんて、最高です。朝食のラインナップもここが一番良かったです。
一方でどこのホテルもお値段は強気です。1泊あたりの宿泊費も高いですが、キャンセルポリシーも厳しく、1か月前からキャンセル料は100%かかると言われました。それだけ強気の価格設定でもお客さんが泊まりに来たいホテル、ということなのでしょう。
バンフ・スプリングスホテルの宿泊記
ジャスパー・パークロッジの宿泊記