今季の村上は、56試合の出場で22本塁打を打った。

 試合数こそ少なかったが、本塁打量産度は抜群。

224打席に対し22本塁打で、本塁打1本当たりにかかった打席数は、10・2打席に1本の割合。今季の全打者をみても、12打席で1本のアセベド(ロ)、257打席で20本の筒香(D)が12・9打席に1本だったが、本塁打王の佐藤輝(神)でも14・9打席に1本。レイエス(日)が16・6打席に1本だから、村上の本塁打量産度は高かった。仮に143試合換算では56本塁打したことになり、自身がマークした22年56本と同じ。また、自身出場数と比べても、22号までは22年を上回るペースで打っており、56本塁打したシーズンと遜色ない。

 8月は12本塁打を打ったが、月間12本以上は22年6月14本、8月12本の2度しかなく、これが自身3度目の固め打ち。少ない試合数ながらしっかり数字を残して、来季はMLBでの活躍が期待される。

 ▼…20年以来通算19度目の最下位。最下位回数は25度のDeNAに次いで19度の近鉄と並び2番目の多さ。23年からの順位は〈5〉〈5〉〈6〉で3年連続4位以下のBクラス。3年連続Bクラスは98~00年に3年連続4位になって以来の屈辱。

 ▼…規定打席到達は、打率・262の内山と・256のオスナの2人だけ。

規定打席が2人以下だったのは、バレンティン(・330)の1人だけだった13年に次いで球団2度目。

 ▼…オスナは先制9、同点10、勝ち越し7の殊勲安打が26本。セでは36本の佐藤輝(神)、森下(神)に次いで3位だった。勝利打点は11度で、チームでは村上の10度を上回り最多。

 ▼…北村拓は6月3日から7月3日まで38打席連続ノーヒット。交流戦期間が挟まっており、交流戦は34打席無安打だった。交流戦無安打打者の最多打席は、05年米野智人(ヤ)の22打席音なしだったが、大きく上回ってしまった。

 ▼…両リーグ最多の内野安打28本だった岩田だが、一発はゼロ。400打席以上で本塁打なしは、中野(神)と滝沢(西)の3人だけだった。昨年8月14日の中日戦で本塁打を打った後、472打席本塁打なし。

 ▼…リーグワースト防御率3・59だったが、規定投球回到達はゼロ。20、21年、昨年に次いで4度目。

規定投球回投手なしが4度は、ソフトバンク、オリックス、DeNAの3度を上回り最多回数。チーム最多勝は吉村の8勝。2ケタ勝利なしは2年連続7度目。7度はDeNA11度、オリックス8度に次いで3番目に多い。

 ▼…球団12人目の新人王に輝いた荘司。新人で28ホールドは、13年石山の21ホールドを抜いて球団最多。セの新人では11年榎田大樹(神)33ホールド、12年田島慎二(中)30ホールドに次いで3番目になる。

 ▼…石山は4月5日にプロ野球21人目23度目の3者連続3球奪三振(セ14人目、パ7人9度)。球団では55年6月22日対中日戦の金田正一以来2人目の記録だったが、今季、延べ153打者と対戦して、3球奪三振は5個止まり。

 ▼…山本はロッテ時代の18年10月10日対日本ハム戦に初登板先発で敗戦投手になったが、その後は120試合連続で黒星なしが続いている。(福山 智紀)

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