
今回は電車の運転士の遅刻について、なぜ遅刻をしてしまうのか?遅刻をするとどうなるのか?など細かくお話しをしていきます。
鉄道会社の遅刻に対する厳しさがわかると思いますのでよかったら読んでみてください。


ファルコ
1970年生まれ。鉄道会社に入社し、駅員(1年)→車掌(3年)→運転士(30年)に従事。鉄道ファンだけでなく普段から電車を利用するすべての方が分かるような記事作りを心掛けています。
電車の運転士は1分の遅刻でも許されない
【引用:東武鉄道公式ホームページ】
鉄道会社以外がどうなのかはわかりませんが、電車の運転士は1分でも遅刻することは許されません。
しかも、出勤時間は毎回バラバラで不規則なので間違えやすい環境にあります。
誤認を防ぐための対策として、仕事を終了するときに乗務手帳に次の出勤時間を記入し、管理者と照合しています。
万が一、乗務手帳を持って帰るのを忘れてしまったときは職場に電話して次の出勤時間を確認します。
電車の運転士が遅刻する原因
上述したように電車の運転士は日によって出勤時間がバラバラです。
出勤時間を間違えたり平日と土日の勘違いの原因での遅刻がほとんどです。
これを防止するにはやはり、管理者と照合した乗務手帳に記入した出勤時間をその都度確認するしかありません。
電車の運転士の遅刻にならない原因
原因によっては遅刻にならないこともあります。
まずは電車の遅れです。
通勤で利用する電車が遅れた場合は事前に管理者に報告することで遅刻にはなりません。
「電車が止まってしまってるので出勤時間に間に合わないかもしれません」というように事前に報告します。
あとは通勤途中に具合が悪くなってしまったり、突発的な事故に遭った場合です。
そのような場合は管理者にきちんと事情や状況を伝えることで遅刻にはなりません。
電車の運転士が遅刻をするとどうなるのか?
電車が遅れる可能性がある
電車の運転士が遅刻することがわかるとすぐに代わりに乗務する運転士を管理者が探すことになります。
最悪、代わりの乗務員が見つからなければ電車が遅れたり運休になる可能性もあります。
しかし、職場でデスクワークしている人でも乗務できる人がいるので乗る人がいないということは稀です。
減給になる
遅刻した時間は欠勤になるので分単位で減給になります。
給料明細にマイナスで表示され、給料から引かれます。
事情聴取される
どのような経緯で遅刻してしまったか管理者に事情聴取されます。
そして、また同じことが起きないように対策を立てます。
職場で共有される
遅刻が発生したので他の社員も時間管理に気を付けて下さいというような注意喚起の掲示が職場にされます。
これは見せしめではなく、電車の運転士は他の人のミスを自分に置き換えて防止するという文化があるのでこのようなことがされるのです。
昇進しにくくなる
鉄道員にとって遅刻は命取りです。
他の業種の会社と比べると非常に重いミスになるでしょう。
その場で終わりではなく、その後の昇進にも響きます。
あとがき
今回は電車の運転士が遅刻した場合についてのお話しを細かくしました。
電車の運転士にとって、1度でも1分の遅刻をしただけでも命取りになるということがおわかりいただけたと思います。
私が鉄道会社に入社した頃の話ですが、面接で「鉄道の仕事はとても朝早かったりしますが大丈夫ですか?」と質問されたことを思い出しました。
それだけ鉄道会社では時間は大事だということです。
どんなに時間にルーズな人でも鉄道会社に入れば自然と時間管理ができるようになると思いますが。


