拝啓、空の彼方のあなたへ

きっと、空に近い場所にいるあなたへ伝えたいこと。手紙、時々、コトバ。    <夫と死別したemiのブログ>

2025-01-01から1年間の記事一覧

2025年終わりの日

あなたへ 間もなく、この、2025年が終わりを迎えます。 今日の私は、この1年間を振り返りながら、思わず呟きました。 よく頑張ったね、私って。 此処から見える星空の、 本当の美しさを知ったことから始まったこの2025年の私は、 本当に成長することが出来ま…

年内最後であろう初めての挑戦

あなたへ 私ね、冬に、窓という窓を全部あけて掃除をするのが、大好きなのよ 冬にね、窓を全開にすると、スッキリするわよ 家族は寒がっているけどね 笑い声と共に蘇ったのは、こんないつかの先輩の言葉でした。 あの頃の私は、先輩の声に頷きながらも、その…

年末の恒例行事

あなたへ クリスマスが過ぎ、年末を迎えてから漸く、バタバタと年賀状を書いていた、 毎年の我が家を、あなたは覚えていますか。 あなたを見送ってからの我が家でも、年末の恒例行事はあの頃のままで。 年末を迎えてから、バタバタと年賀状を書くことを、 私…

四十九日の法要を控えていた日のあなた

あなたへ そういえばあの日。 私の中へと不意に蘇ったのは、 あなたを見送ったばかりの頃のことでした。 そう。あれは確か、 あなたの四十九日の法要の前日の出来事でした。 あの子と一緒に外出をしたあの日。 お腹が空いたと言うあの子に何か食べさせようと…

私はひとりでも大丈夫

あなたへ くっ!首が!首が痛い! 寝起きと共に首に激痛が走ったのは、先日の朝のことでした。 暫くは我慢していたものの、あまりの激痛に堪え兼ねて、 絆創膏なんかが入っている箱の中を見てみれば、なんと湿布があるではありませんか。 これは、武道、そし…

衝撃的なお告げ

あなたへ え?本当なの?なんで? 思わずあなたをじっと見つめながら、お告げと名を付けたあなたの言葉を、 私の中で何度も反芻し、え?なんで?を繰り返した私の声を、 あなたは、どんな顔で聞いていたのでしょうか。 あの日の私は、あなたからのお告げに強…

記憶に残っていないエピソード

あなたへ サンタクロースのお人形のブーツを脱がせて、履こうとしてみたけれど、 ブーツが小さ過ぎる故に履けなくて、 泣いていたのは幼かった頃の私、らしいです。 らしい。と言うのもこれは、 私の記憶には残っていない、幼かった頃の私のエピソードなので…

クリスマスパーティ -2025-

あなたへ 今年のクリスマスパーティにも、きっと参加してくれていたあなた。 ありがとう。 今年も、とても素敵なパーティでしたね。 昨日の私は、見たばかりの夢を何度も反芻しながら、 きっとあなたは、あの頃から変わることなく、 毎年のクリスマスパーテ…

招待状

招待状 クリスマスパーティのご案内です。 是非、来てくださいね。 日時:2025年12月24日(水曜日)19時00分より 場所:家族の部屋にて 軽装でお越しください。 昨夜は、あなたの夢を見ました。 それは、あの夏からの続きを過ごすかのような素敵な夢でした。 …

最期に見えるもの

あなたへ あなたを見送ってからの私は、 幾つくらいの新たな視点を見つけて来ただろう。 年齢を重ねれば重ねる程に、私に見える景色は変わり行き、 考え方も価値観も、思えば随分と変わりました。 様々な人たちとの出会いや別れを繰り返しながら、 見える景…

緑色の手帳

あなたへ 私は、今日の日を密かに楽しみにしていました。 実は今日から、来年用の手帳を使おうと、決めていたのです。 いつの頃からか、冬至の日に、 翌年用の手帳を使い始めることが恒例となった私ですが、 何気なく、今年の12月の日が良い日を検索してみれ…

幼かった頃の私の夢

あなたへ 幼かった頃の私の夢は、魔法使いになることでした。 物置きに立て掛けてあった箒に、こっそり跨って、飛ぶ練習もしたし、 本物の魔法のステッキを手に入れた時のために、 ステッキを振る練習もしました。 両腕を早く動かせば、箒に乗らなくとも飛べ…

のど飴を選んだ時間

あなたへ 先日みつけた、さくらんぼのキャンディを味わいながら、 やがて小さくなって行ったキャンディを噛めば、不意に蘇ったのは、 あの子の巣立ちの前日の日のことでした。 あの日の私は、あの子が新居に着いたら、直ぐに食べられるようにと、 お弁当を持…

私が取り戻したもの

あなたへ 冬を好きになりたいと、こんな視点を持ったのは、先日のことでしたが、 あれからの私に見える景色は、どんどん変わり行きました。 車のフロントガラスが凍っていて、吐く息も真っ白。 ここ最近のこちら側の朝は、一段と、寒さを感じるようになりま…

ずっと私を苦しめていたもの

あなたへ 私が記憶と戦うようになったのは、いつからだっただろう。 これは、こうしてあなたへの手紙を綴りながらも、 一度も、あなたに話すことの出来なかった私の中での戦いでした。 だって、こんな私が此処にいることは、あなたには知られたくなかったも…

あなたが知らない味

あなたへ こちらでは、今日も、冷たい風が吹きました。 こんな日は、おでんが美味しいです。 今日の私は、温かなおでんを食べながら、ふと、 これもまた、あなたが知らない味であるのかも知れないと、 こんなことを考えていました。 昨年から、我が家のおで…

アイラバジ

あなたへ 何気なく車のハンドルに刻印されたAIR BAGという文字を見つめて、 無意識に、アイラバジと読んで、笑ってしまったのは、今日の私です。 アイラバジ。 この懐かしい言葉は、あなたも覚えているでしょうか。 あれは、あの子が小学生高学年になった頃…

更なる大発見

あなたへ さっ!寒い!寒過ぎる! ここ数日の間で、私は何度、こんな小さな声を漏らしたでしょうか。 外から帰れば、ただいまと共に、今日も寒かったよって、 あなたへこんな報告をするのもまた、ここ最近の定番の挨拶となりました。 もしも冬眠することが出…

私の中に存在する時間

あなたへ あぁ、そっか。 きっと今の私の中には、2つの時間が存在しているんだ。 この世界に流れる時間を見つめながら、そして、 あの夏から先へと歩んだ日々を振り返り、 自分の中で、ふと、こんな新たな視点を見つけて腑に落ちたのは、 いつの頃のことだ…

冬の風鈴

あなたへ たくさん眠った筈なのに、なんだか頭がスッキリしないなと、 何処かに残った眠気を感じていたのは、今日の私です。 やりたいことや、やるべきことを目の前に置いたまま、 冴えない頭が私の歩みの邪魔をして。 それなら、ほんの少しだけ、散歩に出掛…

主人とテレビのリモコンとの関係性

あなたへ うちの主人はね、 いつもテレビの前に寝転がって、テレビのリモコンを絶対に離さないのよ 電池交換の頃になると、なかなかリモコンが反応しないでしょう? そうするとね こう、太ももに、リモコンをパシッパシッと叩き付けて、またテレビに向けるの…

全ての条件が揃った瞬間

あなたへ 先日の私が見慣れた景色の中で見つけたのは、 木々の間から、朝陽の光が差した幻想的な景色でした。 あの日の朝は、ほんの僅かに、もや掛かった朝でしたが、 あの日の私を魅了したのは、 きっと、僅かなもやが掛かっていたからこそ、 光をより美し…

再びの運命的な出来事

あなたへ ねぇ、あなた 今日もね、凄いことがあったんだよ このキャンディも知ってる? 私のこんな声を、あなたは何処かで聞いていてくれたでしょうか。 今日の私が、昨日お供えしたばかりのチョコレートたちに添えたのは、 さくらんぼのキャンディです。 こ…

チョコレート色の季節

あなたへ ここ最近のこちらでは、一段と寒さを感じるようになりました。 いつの間にか、秋と冬の間から、 冬の季節へと移り変わったのだと、こんな気持ちで辺りを見渡したのは、 霜が降りた景色を見つけた先日の朝のことでしたが、 こちらでは、気が付けば、…

失われない感覚

あなたへ 人の聴覚は、一番最後まで残るのだと、こんな話を耳にしたのは、 いつの頃のことだっただろう。 あなたを見送ってからの私は時々、 あなたがこの世界で聞いた最後の声についてを考えます。 きっと、あの、茄子料理の話は、あなたに届いていたし、 …

運命的な出来事

あなたへ こっ!これは!! 思わず目を見開いて、まじまじとそれを見つめながら、 そう!これだよ!って、 思わず大きな声をあげそうになってしまったのは、 キャンディコーナーでのことでした。 あの、チョコレートが入ったキャンディを見つけたのです。 こ…

何年が経っても誰かを笑わせることが出来るもの

あなたへ 昨夜、眠る前に、私の中へとふと蘇ったのは、 いつかのあなたのお母さんの姿でした。 そう。あれは、あの子が1歳を過ぎた頃のことだったでしょうか。 あなたのお父さんとお母さん、それから、私たち3人。 こんな5人で、あの日、出掛けたのは、遊園…

え?どうしてこんなところに私の顔が?

あなたへ 確かに、今日の私も、様々に考えごとをしていました。 でも、まさかね あんな失敗をしてしまうだなんてねと、車に乗り込んでからも、 暫く、口角が上がったままだったのは、今日の私です。 それは、立ち寄ったATMで起こりました。 カード投入口へ銀…

今の私から見た93年後

あなたへ 次にこの世界で私たちが出会うまでに、 93年しかないと、こんなふうに、 あなたへの手紙を綴った日のことを思い出していました。 100年後にまた逢おう。 次にこの世界で私たちが出会う日を勝手に決めた日の私は、 確かに、ずっとずっと遥か遠くの先…

あの日の私たちに何があったのか

あなたへ 昨夜の手紙を送り終えた後で、本当は思い出したくなかったあの日の出来事を、 注意深く振り返ってしまったのは、 私に、その物事と向き合う準備が整ったからということだったのでしょうか。 昨夜の私が振り返ったのは、あの、事故に遭った日のこと…