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映画『でっちあげ』がキング・オブ・胸糞映画だと思ってたらちょっと違った

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どうも、胸糞映画好きです。

人が落ちぶれていく、あるいはまったく救われない、後味が悪い映画が大好物です。

そんなわけなので、映画『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』は非常に楽しみにしていたのです。

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カネも時間もなく映画館に観に行くことはしなかったんですが、先日Netflixで配信開始となりましたので、さっそく(とか言ってかなり時間経ってるけど)鑑賞させていただきました。

『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』とは

20年前、福岡で教師による児童へのいじめが日本で初めて認定された事件がありました。この教師は懲戒処分となりましたが、その後いじめの事実は認められないとして処分は取り消されています。

しかしその間、両親側の主張のみを鵜呑みにし煽動的に報じたメディアとそれに同調する世間にとってこの教師の人生は滅茶苦茶になったわけで、なかなか胸糞な事件ではあります。

ノンフィクション作家の福田ますみさんは、この事件を追って『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』を著しました。

でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―

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でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―

映画『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』は、このルポタージュを原作としています。

三池崇史さんが監督を務め、綾野剛さん、柴咲コウさん、亀梨和也さん、木村文乃さん、光石研さん、北村一輝さん、小林薫さんなど豪華なキャストで気分悪い事件が描かれています。

期待どおりの胸糞、期待外れの胸糞

さて、ここから先はネタバレ注意。ガッツリバレはしませんが。

というわけで、この『でっちあげ』という映画は後味が悪い映画が大好物のぼくと非常に相性がいい。というわけで嬉々として見始めたわけですが。

こ、これは…!!!

胸糞大好きなぼくでもちょっと胸糞になりすぎるシロモノでした。

 

期待通りの胸糞

とにかく、捏造した被害を訴える児童の両親はもちろん、主人公教師の周囲の人たちもなかなかのグロさです。保身に走り主人公をまったく助けない。みんな我が身が一番ですからね。

で、「これこそリアルな人間社会!」と喜んで見ていたぼくですが、そんなぼくでも胸やけがしてきました。初めてです、胸糞映画を見て胸糞すぎて「重た…」って声が出たのは。好んで見ているのに重たすぎて声がホントに出ました。それほどの胸糞です。

人生を壊され周りから孤立していくひとりの人間を、綾野剛さんが完璧に演じています。完璧すぎて、それがツラい。捏造の証言をガンギマリの目で訴える児童の母親を柴咲コウさんが完璧に演じています。完璧すぎて、それがキツい。

事件の胸糞性と完璧な俳優の演技、これこそ胸糞映画の最高峰です。と途中で何度も満足してましたね。胸やけするほどの胸糞ですが、だからこそ好きです、この映画。

期待外れの胸糞

しかし、最後です、主人公は救われます。ちょっとだけ救われます。懲戒処分が取り消されて。

そして、大きな声では言えませんが、そこが不満です。

ぼくは、ついてない主人公が、ついてないまんま救われないまんま終わるラストが好きなのです。なのに、救われた。

まぁ、元ネタとして事実があり、それが事実なので当たり前のラストなんですけどね。そこがちょっとダメでした。惜しい!ってカンジ。しかし、主人公のモデルとなった教師の方も実際におられたわけで、そこをギュイーンと捻じ曲げていくわけにもいかないでしょう。

この映画のラストとしては、完璧なのは間違いありませんが、ぼく好みではなかったということです。

最後に

とにかく、『でっちあげ』は胸糞映画として非常に秀逸です。

みなさんに見てもらいたい。しかし、人間を、社会を信じているピュアな人は見ないほうがいいでしょう。吐いちゃうかも。

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