二昨日、相方の突然の提案でドイツ語圏バーゼルのBeyeler美術館へ、『草間弥生展』を観に一泊二日で行きましょう・・・となり、初めて『草間弥生』の作品と面会することになった。
私にとっては、『水玉のおばさん』・・・程度しか彼女について前知識がなく、バーゼル駅の構内にバカでかい『Yayoi Kusama 展』の看板ポスター、黄色い大小様々な水玉模様の真ん中で朱色のおかっぱカツラをして、私を見つめる彼女の丸い顔・・・は、まるで宇宙人を思わせ、それは翌日訪ねる予定の美術館への期待というよりは、むしろ不安を煽るものであった。
そして当日、沢山の人々とともに、今年96歳になる彼女の生涯を通して創作された膨大な作品群(ビデオ、写真も含め)と資料群を観て、大袈裟ではなく、度肝を抜かれた思いだった。
『草間弥生』の作品はどれも物凄い手間ひまのかかる集中力を必要とする作品でありながら、一切手を抜かず丁寧に仕上げられていてる・・・そんな大小の作品があの広い美術館にびっしり展示されているのを観せられるのは、たまったものではない。
資料によると、彼女は1924年、裕福な種苗業を営む両親の娘として生まれ、小さい頃から花の絵などを描いていたそうだが、幼い頃から幻聴や幻覚に悩まされ、そういった現象を絵に描くことで症状を回避することが出来た・・・ということなので、今で言う『発達障害』のようなものであろうか? そう考えると、彼女の異常ともいう集中力や持続するエネルギーもそういったところから醸成されたのかもしれない…と、ある程度納得。
だから、彼女のトレードマークの『水玉』というのは、10歳頃からすでに描かれていたが、馬骨流にこの現象を考えるに、私にとって至り着いた『観音』という振動(周波数)は、彼女には水玉模様として彼女の内面に現れた現象なのではないだろうか・・・。
観音状態の時、その人には『時間は無い』ように、彼女が描く時には『時間が無い』、だからあのような膨大な作品が次から次に生まれたのだろう。まさに『色即是空空即是色』の世界。
彼女の住む世界は『絵』だけに、『色』というのはより鮮やかに提示されているのが面白い。

『草間弥生』の作品を観た後は、皆、このような症状になっていた図
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