参政党の後押し、構図が一転 「福井に恩返しを」石田氏が知事初当選
セクシュアルハラスメントで前知事が辞職したことに伴う福井県知事選で、有権者が新たなリーダーに選んだのは35歳の新顔だった。投開票があった25日、当選を確実にしたのは無所属で元外務省職員の石田嵩人氏(35)。県トップの不祥事に端を発した選挙戦で、無党派層の手厚い支持を得たほか、後半に支援を表明した参政党に支えられる形となった。
福井市の事務所に午後11時過ぎに石田氏の当選確実の一報が入った。
支援者の前に現れた石田氏は花束をもらうと笑顔を見せ、「いただいた一票の重みを感じている。すべての世代の方々の力を合わせて着実に県政を前に進めていく。その先頭にたって」と話した。
福井市出身の石田氏は関西外国語大を卒業し、外務省職員に。海外では米国やアフリカのザンビア、豪州・メルボルンの大使館や領事館に勤めた。
国家公務員として働く中でも、福井への思いが常に頭の中にあった。「福井にいつか恩返ししたい」という気持ちから、正月を間近に控えた昨年12月25日に知事選への立候補を表明した。
知事選の告示前日に公表された調査報告書では、杉本達治前知事による執拗(しつよう)なセクハラを明らかにするとともに、管理職の意識の希薄さや被害を通報しにくい福井県庁の組織風土も指摘。選挙戦では、県庁のあり方も問われた。
石田氏に投票した福井市の40代の会社役員女性は「福井県の元々のよどんだ渦というか、しがらみがないところが気に入った」と話した。
「誰かに推されたのではなく、自分自身でふるさとの政治を変えたいと、挑戦した所も素敵だ。自分の意志があると思った」と続けた女性。「街頭や個人演説会を聞くと、言葉づかいがまだまだ、という感じがするが、失敗しながらも前に進んでほしいと思う」と期待した。
参政が支援表明後、構図が一転
選挙戦後半には、初当選を後押しする動きもあった。
投開票を6日後に控えた19…













































