人生はB級ホラーだ。

良い作家さんになりたい鳥谷綾斗のホラー映画中心で元気な感想ブログ。(引っ越しました)

新年のご挨拶/2026年現在の手帳の話

あけましておめでとうございます、

( ・ω・)<鳥谷です。


旧年中は大変お世話になりました。
自分のスケジュール管理能力がスットコドッコイなせいで、ちょこちょこ映画の感想記事が書けない月もありましたが、
今年はなるべく毎週更新できるよう励みますので、
なにとぞよろしくお願いいたします。

今年はハッピーホラーしつつ、他のジャンルにも積極的に関わりたいと思っております。

具体的に言うと、今年こそ『ジブリとディズニーの観ていないやつ』を履修したいです。

とはいえ、毎度おなじみ、のんびりとやっていきますので、
お付き合いくださいますと嬉しいです。

とりま今月は、『メダリスト』のアニメ2期が楽しみです。ボッロボロに泣く予定であります。
ちなみに最推しは鹿本すずちゃんです。すず姫おきゃわ。

 

🦌

 

さて毎年、『3月のホラーに感謝を捧げる祭』と『夏にサメ映画を摂取する祭』、両方の奇祭ほど目立ってはいませんが、
今年の手帳の話です。

 

昨年までのはこちら。

word-world.hatenablog.com

 

word-world.hatenablog.com

 

 word-world.hatenablog.com

 

 

こんな感じで、去年、うっすら落ち着いた感を出していましたが、今現在は。

 

現在の手帳

 

増えてるやないかい。

 

我ながらツッコミどころしかありません。
これまでの経験から、何冊もあっても使いきれないのは明白なのに、なぜこんなことになっているのか。

話は去年の手帳の記事を書いた直後までさかのぼります。
ブログを公開した後、思ったのです。

( ・ω・)<やっぱりハビットトラッカーは欲しいなぁ……


ハビットトラッカー #とは
習慣化(ハビット)をしたいことを追跡する(トラッカー)チェックリスト。
習慣化したいことを実行したら印をつけ、記録をすることでなんかええ感じに自身の行動に定着させるアイテム。

 

しかしこのハビトラ、続く時もあれば続かない時もあるのです。
何故なのか自己分析したところ、記録の方法、ひいては『成功報酬』の問題でした。

ハビトラの記録方法はいろいろあります。
カレンダーにペンで印をつける、マーカーで色を塗る(それ用のぬり絵も存在しています)、そしてシールを貼る……など。

その中で、自分に向いているのは『シールを貼る』。
どうもちょっとした成功報酬みを脳が感じているようでして。
色を塗ることには何の喜びも感じませんでした。(言い方ァ)


そして作ったのは、家にあったA4サイズのノートで作ったブロックタイプのハビトラ。

ハビットトラッカー(大)

 

これは続けられました。
若気の至りで買ったシールの消費にも役立ち、一石二鳥です。

ていうかハビットトラッカーを習慣化するって何だよ って気持ちにもなりますが、
しばらくすると「これ分かりづらいな!?」と気づき、10月ごろ、フォーマットを変えました。

 

ハビットトラッカー(手書き)

 

まさかの手書き。
「ウワーーーーめんどくさいことしてんなーーーーーーーー」と自分でも思いますが、ちょうどこの頃、『ジャーナリング』を始めまして。
そのノートと合体させたらちょうどいいかな、と思いました。

ちなみにこれは1冊目のミントブルー。
現在は2冊目のピンクです。セリア産のノートです。


『②スケジュール下書き』は、100均スケジュール帳界隈の王者・セリアのものです。
月間ブロックのダブルスケジュール、週間ブロック型バーチカルという優れもの。
この公募に間に合わせるにはこの辺りにこれをやって……みたいな使い方をしています。
(去年まで使っていたダブルマンスリーも良かったけど変えてみました)


『④ネタ帳』は、相変わらずその辺の紙をパンチで開けてざかざか書いています。
キングジムさんのテフレーヌです。

 

 

これは開いたらA4サイズの用紙になるので、いい感じです!

 

 

『⑤持ち歩きスケジュール』です。軽くて薄い!

 

持ち歩き手帳

 

こちら、カバーは『ラボクリップ』さんのもの。

 

labclip.jp

 

このカバーに一目惚れしまして。
でも本体がページ数多めのしっかりタイプ手帳だったので、中身だけセリアさんのに変えました。

 

セリアのスケジュール帳


『①記録』はひとこと日記とお金関連。
中身はマルマンさんのルーズリーフダイアリーです。
エレガントの名にふさわしい可愛さ……✨

 

 

(実はバインダーも新しいのを買ってしまった)
(ミントブルーのユアンスバインダーもう持ってるんですが)
(リフィルが1,400円で、バインダーとセットだと1980円だったので……)
(そらぁ買いますわ!)(※開き直り)


こうやって見ると、驚異のミントブルー率ですね。
でも刀剣乱舞の千代金丸さんのカラーですからね。仕方ないね。
推しカラーアイテムがある日常って最高ですよね。

( ・ω・)<ハッピィ!


まあそんな感じです。
2026年、午年にふさわしく、馬の力強さで駆け抜けます。
『うまくいく』ことを願って!🐴🐴🐎🎠🐴🫏🏇🐴🐴
(馬の絵文字の種類多いな!?)

 

2026年の年始のイラスト

 

今年もよろしくお願いします!

 

次回は1月12日月曜日、
1978年製作、イタリア・アメリカ合作のゾンビ映画の金字塔、
『ゾンビ(ディレクターズ・カット版)』の話をします。

 

 

鳥谷綾斗

 

 

日常/2025年のご挨拶と万博でイタリア館に6時間並んだ話。

タイトルが最近のKindle漫画みたいで面白いですね、

( ・ω・)<鳥谷です。

サービス業ゆえにクリスマスイブから毎日突っ走る日々です。

今年も一年間、お世話になりました。
例年よりも『今年』が過ぎ去るのが早い気がします。

ぶっちゃけ言うと、


( ・ω・)<万博万博言うてたら今年終わった……

みたいな感じです。
おそらく大体の大阪人に共感してもらえる感覚なんじゃないかな、と思います。

以前の記事

 

word-world.hatenablog.com

 

こちらにも書いたとおり、自分の万博来訪は3回でした。
その中でやっぱり思い出深い、というか完全に人様に話すときにネタになるのは、ラスト万博。

別名、

「何が何でもイタリア館に行きたいのでこの日は万博に捧げることに決めた」

です!

( ・ω・)<別名とは……?

先日の記事でも書いたとおり、去年今年はイタリアに想いを馳せていたのでよりいっそう。
(理由はこちら)
 ↓

 

word-world.hatenablog.com

 

今じゃなかったらいつやるのだ、とばかりに覚悟を決めて準備をしました。

去る10月9日。
無事に東ゲート9時入場のチケットを入手できていた私は、ほぼ始発で地下鉄で夢洲へ。

到着したのは朝6時半だったのですが――


冗談のような行列ができていました。


「……=͟͟͞͞(꒪⌓꒪ ‧̣̥̇)」

その時の大大大大♾️行列は、例えを出しますと、 2000年代の赤ブーインテックス大阪6号館の5、6個分 でしょうか。
(一部にしか通じない例えはやめろぃ)

どう考えても徹夜組です。「ようやんなぁ……」と思いましたがブーメランです。

まずは入場まで待つこと2時間以上。

 

\ラスト万博行くぞ―、応!!!/

万博のお供のぬいたち



お供のぬいたち。
刀剣乱舞の千代金丸さん、サメぬいのからあげ、ミャクミャク様、そして愛・地球博モリゾー氏とキッコロ氏、そしてガチャガチャのメタリカさん。

持参した小説を読みながら待ちます。

9時開場。
地図を見ながらイタリア館に走ります。
(西ゲートの方が圧倒的に近いのですが、10時以降の予約しかなかった)

 

イタリア館前

 

9時半前。イタリア館到着。
すでに行列ができていました。

今度は、 インテ入場前の1号館(だっけ?)での待機列 に相当していました。

イタリア館だけでこれです。異次元の人混みです。

うそやろ。まじかよ。ってなもんですが、しかしそれで動揺するオタクではありません。
伊達に長くオタクやってねぇぜ行列は慣れっこだぜと涼しい顔で並びました。

実際、涼しかったです。
日差しはありましたが、大屋根リングの影のおかげでめちゃくちゃ過ごしやすかった。
これがあの 『地獄の事前体験みたいだったド酷暑』 だったら諦めていたでしょう。

読書も捗ります。

また、前と後ろに並んでいた方々がとても良い方たちで。
たまに他愛ない会話をしたり、「トイレの際は気軽に声をかけてね」と言ってくださったりしました。

あったかかったです。
万博の、あの会場じゃなければ味わえなかっただろうなぁと思いました。

周囲の人たちは『万博椅子(Amazonで検索してみよう!)』に座りながら、ゲームしたりスマホしたり、またはノーパソを開いて作業したり。

自分の観測範囲内には、文句を言う人はいませんでした。


( ・ω・)<ここにいるのは『お客さん』じゃなくて『参加者』なんだな……


と思いました。
そんな空間を作り上げたミャクミャク様は、やはり偉大だと思います。

ひたすら並ぶこと数時間。
(列自体はちょこちょこ動きました。なので、地べたに座るより立っている方が楽な時もあったり)

そして6時間後――午後3時半くらい。

とうとう私の出番が来ました。

(もうこの時点で会場内は満杯。大屋根リングの下から入り口へ行くのにもまごつきました。キャストさんの誘導が面白かった)

そして入場――


イエ━━٩(*´ᗜ`)ㅅ(ˊᗜˋ*)و━━イ♪♬


一緒に並んでいた方と思わずハイタッチ。
「楽しんでね!」と声をかけ合ってお別れしました。

 

イタリア館の外観



入り口前の展示もしっかり。

 

ヴェネツィアングラスの展示



 

メタリカさんにヴェネツィアのガラスを見せたり。
(「見てメタリカさん! 校正さんに『ヴェネツィアングラス?』って修正を提案されたやつだよ!」とおそらく世界で唯一の呼びかけをしました)

大興奮していると、キャストさんに可愛いキーホルダーをもらったり。

( ・ω・)<めっちゃ嬉しい!

もうこれだけで6時間は報われたも同然でしたが、いよいよ中へ。


入場前の演出は、一生忘れられません。

壁一面のモニターにイタリアのプロモーションビデオが流れた後、
そのモニターがくるりと回転・移動して、展示場が現れるのです。

あの時の感動、興奮。
これを自分の目で見て、自分の足で歩いて、自分の心身で体験できて本当によかったです。

メインはやはりアトラスさん。
絵画の『正義の旗』、ダヴィンチの手稿など盛りだくさん。

( ・ω・)<これ大阪で見てええもんなの???

と、最後まで混乱していました。

たっぷり楽しんで、イタリアという遠い国(作品を書く前は「イタリアと言ったら『サスペリア』と『サンゲリア』」という認識のレベルでした)を体感してきました。

( ・⌓・)<世界は……広くて……素敵なものだ……

そんな感じで感動しつつ、その後は――


夕方になってそりゃあもうやばい人混みに圧倒され、
大屋根リングに一瞬だけ登り、
ジェラートを食べて、おみやげ屋さんの大行列に恐れをなし、
6時には帰りました。

 

大屋根リング



 

こうして、私の万博は幕を閉じました。

……振り返ってみても。
やっぱり楽しかったですね!

行って良かったです本当。
ありがとうな、8月の私!!!

( ・ω・)<イエイ✌️

 

ちなみに2ヶ月後、大阪市立美術館でアトラスさんとは再会を果たしました。

 



 

その時のグッズ。

小さいのがイタリア館のキーホルダーです。

毎度思うけど美術館のグッズ、シュールなものが多くて好きです。

(アトラスさんめっちゃ働く……ていうかフリー素材みたいになってる……)

 

 

 

以上です。

 

最後は創作面を少しだけ。

今年は、人生初の漫画ノベライズ――というかスピンオフを発表することができました。

 

word-world.hatenablog.com

 

大好きなリゾット・ネエロさんを全力を尽くしてかっこよく書けたこと、

ジョジョマガジンに掲載、のちに『ジョジョの奇妙な冒険 紅い遺言』に収録していただいたこと、

貴重な機会をくださり、そしてあたたかいお言葉もいただけたこと、改めてありがとうございました。

 

 

さらに公募に邁進した年です。

これは結果はともあれです。

そして生活面で七転八倒懊悩する日も、眠れない夜もありましたが、

 

なんとか生き抜いた。

 

それだけで充分かなと、今は思います。

 

それでは今年もありがとうございました。

 

また来年も、のそのそ楽しく活動してまいりますので、またお時間あるときにでも遊びに来てくださいますと嬉しいです。

 

2026年もどうぞよろしくお願いいたします!

 

 

今年の漢字は『脈』



 

 

 

鳥谷綾斗

映画/この動画は再生できません3

 

アマプラで観たホラードラマです。
2025年制作、日本の動画考察ミステリドラマ、シーズン3です。

 

※シーズン1の大きなネタバレがあります。

 

(何故かドラマのリンクが貼れない……?)

 


www.youtube.com

 

 

【あらすじ】
映像編集会社に入り、職場で種々雑多な動画を編集する江尻。
その傍には変わらず鬼頭がいた。
二人は、アイドルのライブ配信、映画の撮影現場、テレビ番組のロケ、そしてドラマの制作ドキュメンタリーに隠された『真相』と『つながり』を暴いていく。

 

【ひとこと感想】
こんな形のどんでん返しがあったとは! コンビが良き良きゆる怖考察ミステリ!

 

※全力ネタバレです。

 

 

【3つのポイント】
①仲良し度はさらにアップ
②各話の簡易感想
③人物造形が切ない

 

【①仲良し度はさらにアップ】
シーズン3でも、前置きなしで動画→江尻くんと鬼頭っちのゆる漫才&解説のパターンは崩さず。

今回の新キャラは、江尻くんの先輩監督の郷田さんです。
開始早々、名言がありました。

 

郷田さん:「幽霊って単独だと怖いけど、人間と一緒だと怖くない」

 

からの、

 

鬼頭:「☺️」

 

( ・ω・)<怖くない幽霊代表の鬼頭っちきたーーーー✨

まだまだ死んでます。なんともう3年目です。早。
そんな自称新米ユーレイな鬼頭っち、暇で仕方ないそうです。

思いました。

( ・ω・)<もしや幽霊が現れるのって暇つぶしである可能性……?
(※斬新かつ情緒もへったくれもない解釈)

さてこのコンビ、仲良し度はだいぶアップしました。

現代っ子な江尻くんは基本塩対応のままですが、鬼頭っちが「さすが元助監督☺️」と褒めたら「ありがとうございます🙂」と元気よく返します。尊いですね。

第3話でも、(映画で大活躍した)マスムラが出演する番組を、

 

江尻:「見ますかぁ?」
鬼頭:「見る!」

 

というやりとり。江尻くんが口のわりには表情がニコニコしてます。尊いですね。

ちなみに鬼頭っち(遺影)のお供えがちょこちょこ変わってました。 エモいですよね!
そんな二人が臨むのは、これまでにない『謎』でした。

 

【②各話の簡易感想】
ざっくりきまーす。


①はいしんのかお

アイドルのライブ配信動画。
アイドル本人の自宅だという場所で、推しと信者による雑談とコメントと投げ銭が交わされる中、背後に人影、異音、謎の声などの現象が起こり、最後には……

アイドルのルミ様のキャラ造形が絶妙〜。(拍手)
最初は彼女も正座して真っ当に『お仕事』しようとしていたのが、時間が経つにつれ……というが地味に巧の技。
緊張感は長く持たない。『暇』と『退屈』は現代の敵。


②しごとちゅうし
成人向け映画 文芸エロス作品の撮影現場を映した動画。
(つまり日活ロマンポルノ……?)
ハラスメント告発を恐れ、保身のために動く監督。そして密室から姿を消す男優。
女優は「撮影をやめた方がいい」と意味深に語る。

最初に思った感想→江尻くん、よく鏡に映った免許証の裏側まで見えたな???

観察力っつーかシンプルに視力がすごい。
あの監督はクソでしょうし関わりたくはないけれど、それでも撮影中止は可哀想な気もする。

そんな観客の心を代弁するのかのような、メイクさんのビミョーに戸惑っている(「いいのかコレ」的な)表情。配慮が細かーい。
ラストは、「人間はこれくらい図太く生きてもいいのかもしれない」と思いました。


③あなたのいえへ
性格が悪いキャラとして売り始めたマスムラのロケ動画。
「一般人宅に突撃して、一番高価ものを借りる」という企画であるが、常より7分もカットされていた。

初回放送の実況中。
借りてきた書画を抱えるマスムラの背後を目にしながら、「マスムラ後ろ――! ずっと見てる! あと窓!!!」とタイムラインで大騒ぎしました。
(ちなみに車は気づけなかった)

冒頭の元データに「音ノイズ消し」など指示が入っていて、本当にこういう形なのかな、とちょっとワクワク。
しかし内容はすごく重いです。詳しくは次項で。


④だいだんえん
1話冒頭に出てきた映画監督・郷田さんが撮ったドラマのバクステ動画。
朗らかに流れる現場の風景、「愛してるよ」の掛け声……最後に流れたのは、郷田さんの訃報だった。

 

鬼頭:「会えるうちに会っといた方がいいよね」

 

告別式から帰ってきた江尻くん。帰りを待っていた鬼頭っち。
江尻くんの記憶力がすごい。
『雇い主』からのメールの文面が「お忙しいかとは思いますが〜」と丁寧なのが不気味。
郷田さんの密かな計画もすごいですが……「なんで全員捕まえないんだよ警察!!」と怒りました。

最後まで観ると、「そこつながってんの!?」と驚くったら。
各話のタイトルにも仕掛けがあった。凝ってる〜。


【③人物造形が切ない】

第3話がめちゃくちゃガツンと来ました。
真相はわかりやすかったのですが、その裏にある人物造形がとにかくすごかった。

家主を装った『男』と、そしてマスムラの描き方が。

本物の家主を殺し、その妻を拘束した『男』。
そこに番組ロケ中のマスムラがやってきて、番組出演を交渉してくる。
普通なら、殺人を犯した後の現場に他人を引き入れるはずがない。

けれど『男』は、彼らを招き入れた。

5万円の出演料に目が眩んで。大胆にも殺した人間を装って。

怖かったです。
いくらかのお金(※金額は関係ない)で身を滅ぼしかねない選択をする男の、その浅はかさが。
けれどそんな人間だからこそ、こんな『日雇いバイト』に応募したわけで。

( ・ω・)<人物描写が……すごい……

そしてマスムラ。
なんか妙ちきりんなキャラ変をしていました。
『実は性格が悪い!』とか『サイコパス』とか。
いや確かに、 熱烈ファン(ストーカー)に拉致られたのにまーだ活動を辞めないあたりそこそこサイコがパスってんな と思いましたけども。

しかし、彼はロケ中に通行人に気を遣える常識人です。
しかも相手への出演料はマスムラのポケットマネーです。なんでやねん。

 

マスムラ:「僕も今大事な時期なんで」
    :「あ、ここカットしておいてください」
    :「がんばります」
    :「ガンガンいじってください」

 

そうマスムラはスタッフさんに笑いかけました。

……なんとも言えない気持ちになりました。

なんだこれ。
悲しいような悔しいような、応援する身としてはなんかやだ。「サイコパスw」っていじられるの。
(でもマスムラが望んだことであり決めたことなんだよなぁ)

ああもう報われてほしい。
マスムラだけでなく、この曖昧で不安定でどんどん『常識』や『空気』が変わる世界で頑張っている皆、全員報われてほしいです。

加えて、あの真相です。

郷田さんの最期はつらかった。
頬に風を感じて逡巡する間、彼の頭の中には何があったんだろう。
飛び降りる寸前、一瞬だけ笑ったように見えた。
次の瞬間に止まる音楽。

こんな短い時間で、あんな短い出番の人物の『背景』に想像の余地を与えて、切なくさせる。

すげードラマです、ほんとに。

 

【まとめ:江尻くんって実は】
エピローグ、警察に推理を電話しようにもうまく話せない江尻くん。
それを横で「落ち着いて」と宥める鬼頭っち。

映画の塚原さんの時といい、普段冷静なのに動揺しやすい。
そんな江尻くんを見て、思いました。

鬼頭っち。
もうちょっとだけ、江尻くんのそばにいてあげてください。

 

🥲

 

2026年も新作の予定があるとのこと。
楽しみに待っています!!! 心から!!!

 

【おまけ:シンパシーを感じた】
第4話、ドラマの原作小説を読んだ後。

鬼頭っちが落涙しながら、

 

鬼頭:「原作が最高!!」
  :「小説の話もっとしようよ!!」



私やん😗

 

今年の感想記事は以上になります。
1年間、お付き合いくださりありがとうございました!

 

次回、ホラー映画の感想記事は、1月12日。
1978年制作、イタリア・アメリカ合作のゾンビ映画の金字塔、
『ゾンビ(ディレクターズ・カット版)』の話をします。


今週12月31日水曜日には、
2025年のご挨拶と、おまけで関西万博・イタリア館に6時間ならんだ話。

そして来週2026年1月5日には、新年のご挨拶と、おまけで2026年の手帳の話をします。

 

 

鳥谷綾斗

映画/ナイトメア・ビフォア・クリスマス

メリークリスマス🌲

( ・ω・)<鳥谷です。

今年はホリデーシーズンを楽しもうと思い、ぬいにツリーになってもらったり、季節フードを楽しむなどしました。

ご機嫌なやつらを紹介します。

 

クリスマスフード

 

🇩🇪数年前から大好きな、ドイツのカロリー爆弾・シュトーレン
🇮🇹漫画で読んで憧れていた、イタリアのでっかい日持ちパン・パネトーネ!
🇧🇪冬はスパイス甘味の季節、ベルギーの素朴クッキー・スペキュロス!

カスカード、カルディ、無印良品に大感謝です(*ᴗˬᴗ)⁾⁾

特にパネトーネは、去年と今年が個人的に イタリアに想いを馳せる 年だったので、頂けてよかったです。

理由はこちら。

word-world.hatenablog.com

 

ジョジョの奇妙な冒険 紅い遺言』収録、
〈リゾット・ネエロは観察する〉は、ホリデーシーズンのお話です✂️

何気にあちらのクリスマスな小ネタ(?)を忍ばせていますので、
聖夜の静けさの中、あったかい飲み物と一緒にでも楽しんでいただけると嬉しいです!

 

🎃🎅

 

( ・ω・)<前置きが長くて申し訳ない。


ツタヤで借りた映画です。
1993年制作、アメリカ・ディズニーのファンタジー映画です。

 

 

 


www.youtube.com

 

 

【あらすじ】
恐怖と驚きが支配するハロウィンタウン。
カボチャ大王のジャックは、ハロウィン祭を「毎年同じことの繰り返しだ」と虚しさを募らせていた。
そんな彼が迷い込んだのは、クリスマスタウン。
クリスマスに魅せられた彼は、ある計画を思いつく。

 

【ひとこと感想】
怖くて可愛い、愛おしいお化けたちのスクリーム・クリスマス!

※全力ネタバレです。

 

 

【3つのポイント】
①大好きな曲からはじまる
②可愛くてブキミ
③ジャック・スケリントンという男

 

【①大好きな曲からはじまる】
去年は 『サイレント・ナイト』 (SFブラックコント)、
一昨年は 『ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者』 (まじやばホームアローン)、
その前は 『グレムリン』 (ギズモ一生好き)と、
毎年クリスマスホラーを楽しんできました。

今年は『テリファー』のクリスマス版か、もしくは真面目に『暗闇にベルが鳴る』を考えていたのですが。
最近どーにも情緒がペッショペショなので、ここは一発、景気の良い作品に。

そこで、曲は知ってるしぬいぐるみもあるのに、きちんと鑑賞したことない本作を観てみようと思ったのです。

こちらがうちにいるぬいです。

ジャックとゼロのぬいぐるみ



 

そしていざ観賞してみると。

( ・⌓・)<思ったよりジャック細長いな!?

四つん這いになったらほぼアシナガグモやん……とカルチャーショックを受けつつ、

 

〝This is Halloween
 怖くなけりゃ楽しくない
 私たちのこの町では怖いことが普通のこと〟

 

大好きな曲と共に始まった世界は、ポップでキュート、そしてグロくてキモかったです。
(※褒めてます)

 

【②可愛くてブキミ】
ベッドや階段に潜むお化け、虫、コウモリも好きですが、特筆すべきはヒロインのサリー。

ジャックにほのかな想いを抱く、ツギハギドールな彼女。

可憐で控えめなレディですが、マッドサイエンティストの博士に束縛されるのを厭って、平気で毒を盛ります。(好き)

軟禁されても高い塔から飛び降りて、四肢がバラバラになってもセルフで縫い合わせるサリー。(まじ好き)

果ては好きな男がサンタクロースを拉致っても見捨てず、
挙げ句の果てにブギーの親分に殺されそうになるサンタを単身救助に向かう、恋する乙女はガッツの塊を地で突っ走るヒロインです。

なので、サリーに感情移入しまくりでした。

サンタに成り代わろうとするジャックに、

 

サリー:「Goodbye, Jack」

 

と、うつむく彼女。
好きな人は(なんか新しいものに目覚めて暴走し、犯罪行為すらやらかす)変わってしまうし、
町中が盛り上がっているけど一人だけ不安が拭えず、疎外感すら覚える。

こういうのはつらい…… ( •᷄ὤ•᷅)

そんな彼女の気持ちも露知らず、当のジャックは絶好調です。あんにゃろう。

 

【③ジャック・スケリントンという男】
ジャックの悩みから物語は始まります。

皆が自分を称えるけれど、満たされない。
悲鳴を聞くのも飽きた。すべてを手に入れた王特有の虚しさです。

 

ジャック:「見知らぬものと出会いたい」
     「誰一人わかってくれない」
     「捨て去りたい〜♪」

 

そう歌い上げるジャックに、

うっすらコイツぶん殴りたいな???

と、偽らざる本音が出てきました。
いやこれは持たざる者の嫉妬もあるのですが、それはそれとして『足る』を知りなさいよジャック。
自分がどれほど恵まれた場所にいるか、まず自覚してから「ここではないどこか」を夢見なさいよジャック。

(だがしかし、欲深くなきゃ物語は始まらないわけで云々)

(合間に出る幽霊犬のゼロの可愛さで癒されました)

クリスマスに魅了されたジャックは、サンタを拉致って、プレゼント置き配の任務を奪います。

しかし『恐怖の達人』『光の悪魔』である彼は、生首をプレゼントしたり、ツリーに蛇、リースに目玉(動く)をつけたり、町を混乱と恐怖の渦に叩き込みます。

とうとう軍隊まで登場して、撃ち落とされるジャック。
(ゼロが骨を拾ってくるの可愛かった)

そうして彼は悟ります。自分は間違っていたのだと。
良かれと思ったやったのに、クリスマスが取りやめになってしまった。

( ・⌓・)<ジャック……反省したんだな……

と私もしんみりになった、数秒後。

 

ジャック:「喜んでほしかったのに、失敗しただけ!」

 

( ・ω・)<え?

 

ジャック:「僕は精一杯頑張った。素晴らしい体験をした」
     「僕はカボチャの王さまだ!」

 

( ゚д゚)<このキング精神が鋼だーーーー!!

すごい。沼より深く後悔して反省して立ち直った。
しかも自分一人で。しかも5分くらいで!

 

……見習いたい〜……

(これもまた偽らざる本音です)

そんな感じで一皮剥けたジャックは、ブギーの親分に囚われたサリーとサンタさんを助けに行きます。

 

……。

ブギー親分の中身の虫が蠢くのと、サリーの手首が拘束解くのだけやっぱグロいな?

 

【まとめ:行きて帰りし物語だった】

 

行きて帰りし物語 #とは
主人公が異世界を冒険し、自己発見や新たな視点を得て、その経験を元の世界に持ち帰り、両方の世界に影響を与えるという物語構造。


ジャックはクリスマスを知ったからこそ、自身の日常であるハロウィンと向き直ることができた。
新たな恐怖を期待してくれとばかりに振る舞うカボチャの王さまは、それはもう誇らしげです。
そしてサリーの有難みも知りました。
(サンタさんの「まず彼女に相談しろ!」が『それな』過ぎた)

「末長くお幸せに!」とでもいうように、夜空の一等星になるゼロが素敵です。

やはり犬は最高です🐕🐾
(犬派ホラー好きらしい〆!)

 

 

次回は12月29日月曜日、
2025年制作、日本のみんなが大好きな動画考察ホラー、
『この動画は再生できません3』の話をします。

( ・ω・)<今年を締めくくるにふさわしい!

 

 

鳥谷綾斗

映画/死体語り

こんにちホラー。

( ・ω・)<鳥谷です。

こないだ、クリスマスっぽくツリーを準備しました。

 

サメぬいツリー

 

うちにはツリーがないので、サメぬいのからあげにツリーになってもらいました。

 

ミャクミャクさまツリー

 

ミャクミャクさまもお似合いです。
キャンドゥのぬい着ぐるみ最高!

――と、はしゃぐ中で観たホラーは、
(本来なら家族で楽しむ)ホリデーシーズンに、まっっったく似つかわしくなかった です。


( •᷄ὤ•᷅)<どうなんだそれ。

 

💍

 

CATVで観た映画です。
2018年制作、ブラジルのド陰湿&ド迷惑夫婦ゲンカホラーです。

 

 

 


www.youtube.com

 

 

【あらすじ】
法医学研究所で働くステニオは、死者と会話ができるという能力を持っていた。
ある日、顔馴染みの遺体が運ばれる。
彼の口から、妻・オデッテが、友人であるジェイミと不倫関係にあると教えられる。
怒りに燃えたステニオは、恐るべき計画を実行する。

 

【ひとこと感想】
子どもを巻き込むな! クズとゲスの夫婦による泥沼デスマッチホラー!

 

※全力ネタバレです。
※全体的に辛辣です。

 

【3つのポイント】
①「思ってたのんと違った」
②「ド陰湿すぎるやろ」
③「いいから夫婦で地獄で殴り合え!」

 

【①「思ってたのんと違った」】

あらすじを目にしたトリ:「死者の声を聞く法医学者か。きっと死者の未練を解消させたり、主人公が家族を守るホラーなんだろうな…(´ ω` )」

実際に鑑賞したトリ:「クズとゲスによる夫婦デスマッチやないかい( ˙-˙ )」

ここまでド真逆の感想が出ることある? ってくらいに真逆でした。

だって古今東西、『死者と会話系』言うたら、切なくあたたかいヒューマンホラーを想起するやないですか。
いえ、冒頭はその片鱗がありました。死者の「家族を呼んでくれ」という願いを叶えてました。

けれど主人公・ステニオが帰宅した途端、雲行きが怪しく。


〜ステニオ一家の関係性〜

・妻オデッテ=冷え切っている。いちいち嫌味ったらしい。
・息子エドソン=なんか距離がある。
・娘シサ=そこそこ仲が良し。

結論=ピリピリ&ギスギス。


いやいやきっと物語が進むにつれて和解するんだろう――と思いきや。

なんと、オデッテがステニオの友人・ジェイミと不倫関係にあることが発覚。
(※死者がチクりました)

しかもジェイミの妻は昏睡状態、娘のララが献身的に支えているという胸糞要素つきです。

ブチギレたステニオは、地元のギャングのご遺体から得た情報を利用することに。
その地元のギャングことジョナスは、組織内の密告者によって命を落としました。

その密告者をジェイミだとギャングのリーダー(ジョナスの兄)に嘘をつき、ジェイミを殺させるよう仕向けたのです。

 

【②「ド陰湿すぎるやろ」】

それは職業と人間の倫理的にやったらあかんやろ。

ってなもんですが、元からこの職場、倫理観がやばかった。
(ご遺体を雑に扱ったり。都市伝説の『壁に耳あり』を彷彿させるようなクソ感)

結果、ジェイミだけでなくオデッテも殺されました。
(オデッテも殺される流れがちゃんとしてたなぁ)

死体となったオデッテに、ステニオは、

 

ステニオ:「君の死は誤算だった」
    :「俺は君を許す」

 

と、高らかに勝利宣言。
薬指に指輪をはめて、これみよがしにキッスをし、挙句にオデッテの裸体を晒したままで解剖室を出ていきました。

( ・ω・)<ド陰湿〜〜〜〜

本気でドン引きしました。
いや確かに不倫は悪ですが、ステニオにも多少モラ夫の気配もありましたし、何も殺さんでも。
何よりオデッテは、夫に「私の死体を息子に見せないで」と頼んだのです。

不倫はすれどちゃんと『母親』だったのに。(※1)

ところが、ここからが本番。
なんと、オデッテたちを殺したギャングたちが死体で発見されました。

外傷はないのに内臓を噛まれている、という明らかに不審な死体が、口を開きます。

 

ギャング:「女が激怒して戻ってきた」

 

悪霊オデッテによる、復讐ターンが始まりました。

 

【③「いいから夫婦で地獄で殴り合え!」】
オデッテの呪いは加速し、日に日に死体を増やします。

まさか夫を過労死させる気かと思いましたが、

深夜の家で 殺意高めのポルターガイスト を起こしたり、
ステニオをご遺体用の保管冷蔵庫に閉じ込めたり、
ステニオが墓を掘り起こしたら後ろからぶん殴って生き埋めにしたり、
バラバラ死体(※他人)の脊柱を盗んだりとやりたい放題。

それだけなら復讐エンタメとして楽しめますが、

最悪なのは、息子エドソンと娘シサを巻き込んでいる点。

ジェイミの娘・ララ(幼い兄妹を世話するめちゃくちゃいい子)も巻き添えにします。

ステニオのエドソンへの誕プレ(ここのエピソードもステニオのモラハラ感がひどかった)を、盗んだ脊柱と取り替える。
ガス漏れするキッチンにシサを誘い出し、オーブンの中に引き込んで焼き殺そうとする。

挙句、

 

オデッテ:「ララを殺せ。さもなくば子どもたちを連れていく」(※意訳)

 

( ・⌓・)<ド傲慢〜〜〜〜

(※1)でそう思ったことを心底後悔。
ゲス中のゲスでした。徹頭徹尾、自分のことしか見えていない。
元はと言えば貴様が悲劇のヒロインヅラして不倫なんぞしたせいだと言うに!

(ていうか余裕で息子に暴力を振るっていた)

もう悪魔でもなんでもいいから夫婦まとめて地獄に落としてくれませんかね、と思うレベルで邪悪でした。

そしてその願いは、結末で叶えられました。

 

【まとめ:親の因果は親が報いろ】
最後まで観ると、巻き添えにされたエドソンとシサ、とりわけララが可哀想でした。

母親が昏睡状態なのに父親はゲス不倫して、さらに殺される。
それでも幼い兄妹を心配して面倒も見たのに、父親の不倫相手の女(オデッテ)に逆恨みされる。
さらにオデッテに体を乗っ取られ、オッサン(ステニオ)相手に薄着で誘惑させられました。
いやオッサンは流されてキッスをするな。状況を考えろ。性欲を抑制しろ。

抵抗するステニオたちに散々殴られて刺されて(「いやそれララの体ぁ!」と叫んだ)、傷だらけなのに、

 

ララ:「シサ、エドソン、大丈夫?」

 

と、自分より小さき者を案ずる、とても良い子なのに。

なんでこんな目に遭うんだ!(怒り💢)

夫婦二人で地獄で殺し合え……と自分は思いますが、そんなクズとゲスでも、兄妹にとっては親なんですよね。
そこがまた悲しく、やるせないです。

親の因果は親が報いるべきです。

どんなに自身を不幸だの惨めだのと思っても、親なら子どもを巻き込むな――と、怒りに燃える鑑賞後でした。

その上で、あらすじにツッコミ。

 

〝その秘密はステニオの愛する人たちを危険にさらすことになる。〟

 

いや、愛してないよ。
よしんば愛していたとしても、この夫婦の一番は自分自身やろがい。

(最後まで辛辣)

 

【おまけ:シュールなラストシーン】
責任を取り、子どもたちの前から去ることを決めたステニオ。
家の外には、オデッテが待ち構えていた。

彼のせいで亡くなった死者たちが、町の至るところで睨みつけ、ステニオについてくる。
やがてステニオが走り出すと、死者たちも同様に駆け出す――

( ・ω・)<死者とのマラソン始まった???

地獄行き団体さんご案内です。しっかり反省してこい。

(最後の最後まで辛辣)

 

 

次回は12月15日 12月24日水曜日、
1978年制作、イタリア・アメリカのゾンビ映画の金字塔、
『ゾンビ』の話をします。

……のつもりでしたが、副鼻腔炎になってしまい、
体調不良ですもので、

1993年制作、アメリカ・ディズニーのファンタジー映画、
『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』の話をします。

( ;ω;)<季節に合わせます……

 

 

鳥谷綾斗

映画/REC/レック

こんばんは。本日から12月ですね。

( ・ω・)<鳥谷です。

早くないすか???

大阪府民なので「万博万博」言うてたら年の瀬。かつてない速さです。光陰矢の如しどころじゃない。

さて。
ラスト1ヶ月はどんなホラー映画の話をしようか、悩みました。

2025年はやはり万博のイメージが強いので。
ちょっくら色んな国のホラーにしよう! と思いました。
(来週はブラジルです)

ちなみに『映画の日』ともかけてます😘

 

📹

 

ツタヤで借りた映画です。
2007年制作、スペインの何が何でも撮り続ける系感染パニックホラーです。

 

 

REC/レック

REC/レック

  • マニュエラ・ヴェラスコ
Amazon

 

 


www.youtube.com

 

 

【あらすじ】
スペインの深夜番組、『眠らぬ街』のリポーター・アンヘラとカメラマン・パブロ。
消防士の密着取材の撮影中に、「アパートに閉じ込められた人がいる」と通報を受け、現場に同行した。
アパート内は、未知の感染症によって住人が凶暴化していた。取材班は外から閉じ込められ、内部の様子を記録し続ける。

 

【ひとこと感想】
暗闇鑑賞推奨、体験型アトラクションホラー。

 

※全力ネタバレです。

 

 

【3つのポイント】
①撮り続ける理由を知った
②「女児は助かってほしいな…」→!?
③最上階に『いる』モノ

 

【①撮り続ける理由を知った】
こちらは、『POV(主観映像)』ホラーです。

手持ちのカメラで撮った映像を使った映画、小説でいう一人称視点ですね。

『POV』演出にはつきものの指摘(ツッコミ)があります。

→撮影してる場合か。

(お化け襲って来とるやないかい的な意味で)


リアリティを重視して選んだ撮影方法が、逆にリアリティを損なってしまう。

なかなか悩ましい問題で、昨今は監視カメラなどの映像を混ぜるのだそうです。
(そう考えたら、同時期に制作された 『パラノーマル・アクティビティ』 はうまいことやったなぁ)

本作の場合、

・ドキュメンタリー番組の撮影である。
・ジャーナリストとして真実を大衆に伝える使命がある。

というのが動機ですが、自分は「他にもある」と感じました。

というのも、アンヘラたちの状況はめちゃくちゃ理不尽なのです。
普通の住人の救出劇かと思いきや、血まみれで薄着姿の老女が奇声をあげ、大の男に噛みつくのです。
パニックになり外に出ようとしたら、そこは国家権力によって封鎖され、しかも詳細は一切話さない。
最初は「撮った? 全部撮って」と撮れ高素材キターーとウキウキしていたアンヘラも、一気に焦ります。

(この、観察者から当事者になる瞬間もまた恐怖)
(自分は安全圏にいて関係ないと思っていたのに的な)

あまりに一方的な、こちらの都合など一切考慮しない要求。

命にすら関わるのに、事情も話さず、「外に出るな」「窓から離れろ」と命令してくる〝外〟に対して、せめてもの抵抗が撮影だった――のかなと思いました。

 

アンヘラ:「録画は絶対続けるの」

 

そんな決意を嘲笑うかのように、次々と恐怖が襲ってきます。

 

【②「女児は助かってほしいな…」→!?】

「さすがPOV。臨場感と没入感が段違いだぜ」

と思った、深夜、暗い部屋、一人きり。
口ぶりは偉そうですが本気で怖かったです。

老女が男性の首の食らいつき、力づくで引っ張り出される血管。
「ヒィーーーーーー」と叫びながら、吹抜け階段から落ちてくる人体。
手当てがまた生々しく、顔面の傷口に吸い込まれる注射器の長い針。
治療中だと閉め切られた部屋に、パブロがカメラを構えながら覗く。

派遣された防疫の検査官は、なぜ噛まれた人間に手錠をかけるのか――そして発生する、人間の凶暴化。

そんな中、幼女ジェニフルだけが癒しでした。

この子だけはせめて助かってほしい……と祈った数分後、
アパートが封鎖された理由が、ジェニフルの飼い犬にあったことが判明。

飼い犬は熱が出た後、獣医も他の動物も襲った。それで未知の感染症と判断された。

それを聞いたジェニフルの母親は、疑惑の目を向けてくる人々に言います。

 

ジェニフルの母親:「ただの扁桃炎よ……」

 

次の瞬間、庇護対象であった幼い少女は、自分を抱く母親の首に――

(´・ω・)<oh……

とっくに感染していた。この後の母親の狂乱がきつい。

その後はもうド修羅場です。

一階に逃げろ、一階に下りてはいけない、奴らが突破してくる、ガラスくらいなら簡単に割る力を持ったナニカが。

どうにか脱出するため、アンヘラたちは鍵を探します。
つまり、凶暴なナニカがうろつくアパート内を探索するのです。カメラだけを持って。

そんな装備で大丈夫かどころじゃねぇ)

 

【③最上階に『いる』モノ】
下水から逃げようとしましたが、ナニカに追い立てられ、アンヘラとパブロは最上階へ。
(途中で音が途切れたりノイズになるのがまた怖い)

そこは空室のはずの部屋。ところでこのアパート、一室がめっちゃ広いですね。

部屋中に実験器具。壁には古い写真や新聞記事。タイトルは『取り憑かれた少女の恐怖』。
古びたレコーダーからは、「突然変異した酵素」「少女を封じ込める」と謎の言葉。

ここからはノンストップです。恐怖のオラオラドライブです。(?)

停電し、暗視機能が映し出すのは、レコーダーが言っていた『少女』。

( ・⌓・)<パンツいっちょのクリーチャーだ……

驚きのあまり身も蓋もない表現をしましたが、その存在は禍々しいことこの上ない。

姿形もですが、この少女は部屋の家主にずっと監禁されていたのです。
家主が去った後も、ずっとこの部屋にいた。誰にも気づかれることなく。
平和だった頃から、朝も昼も夜もアパートの住人が幸せに笑っている間も、最上階にずーーーーっと 『いた』 のです。

……そんな存在に、ただの人間が敵うはずもなく。
何もかも、暗闇に引きずり込まれました。

 

アンヘラ:「すべて録画するのよ 絶対にね!」

 

【まとめ:『動』のモキュメンタリーホラー】

『パラノーマル・アクティビティ』 が『静』のモキュホラなら、本作は『動』。

ひらすら走り回り、視点が揺れ、騒ぎ、原因を明かすよりも勢いを重視し、観客の脳髄に恐怖を叩きつける作品でした。

また、カメラで撮り続ける理由にも追加が。

停電しても、カメラを使えば見える。

あと、倒したはずの『凶暴なナニカ』が映っていないと不安になる(一瞬後には襲ってくるかもしれない。予感で恐怖を煽るテクニックですね!)ので、ずっとカメラを構えていてほしいと思いました。

うーん、力技で「何がなんでも撮影し続ける理由」を納得させられてしまった🤔

いや、それでも。
クライマックス、パブロは相手をカメラでぶん殴っても良かった気がする。

(まだまだ根深いこの問題――!)

(あと100回くらい「パブロ」って聞いた。←パニクったアンヘラが一生叫ぶから)

 

【おまけ:一番怖かったシーン】
階段の手すりにつながれたジェニフルの母親(感染済み)が、ふと目を離した隙に立ち上がっていたシーン。

しかもその横を通って、階段まで駆け抜けなくてはいけない。

こんなゲーム、どっかであったような……この映画をモデルにしたお化け屋敷があったらさぞ怖いだろうな、と慄きました。

 

 

次回は12月8日月曜日、
2018年制作、ブラジルのホラーサスペンス、
『死体語り』の話をします。

 

 

鳥谷綾斗

映画/ファイナル・デッドブラッド

実に4週間ぶりです。

( ・ω・)<鳥谷です。

少し間が空いてしまって申し訳ないです。
身内が入院し、毎日ジタバタバタバタしています。

改めて、自由にキーボードが打てるのは得難く有難いことなのだなぁと実感しました。

年末に向けて、亀の速度でも歩いて参りますので、またお付き合いくださいますと嬉しいです。

そんななか鑑賞した、『ファイナル・デッドブラッド』。

最高でした。
(要はこの話をしたい)

 

🪙

 

ゲオで借りた映画です。
2025年制作、アメリカのピタゴラスイッチ系運命ホラーシリーズの第6作です。

 

 

ファイナル・デッドブラッド

ファイナル・デッドブラッド

  • ケイトリン・サンタ・フアナ
Amazon

 

 


www.youtube.com

 

 

【あらすじ】
1968年、高層ビルのスカイビューで、アイリスは恋人からプロポーズを受けた。
しかしその直後、スカイビューが崩壊し、大勢の人々が惨死する――そんな悪夢を、2020年代の大学生・ステファニーは見た。
それはかつて祖母であるアイリスが見た、『予知夢』だった。

 

【ひとこと感想】
シリーズへの愛(リスペクトと読む)が満載、メロい男がいても全員死亡が運命のホラー。

 

※全力ネタバレです。

 

 

【3つのポイント】
①冒頭からかっ飛ばし(音が怖い)
②予測VS死神
③過去最高にキャラが好き

 

 

【①冒頭からかっ飛ばし(音が怖い)】

( ・ω・)<『SAW X』 といい、最近の続編は〝良すぎる〟な……

と感涙する現在です。
かつてあった、「名作の続編はアカン」の風潮はほぼ消えたといっても過言ではないでしょう。(例外はある)

愛(リスペクトと読む)があふれている。
ファンとしてこんな嬉しいことはないです。

つまり、当作品は『偶然が最悪な形で重なって「そうはならんやろ」が連続で起こる死のピタゴラスイッチホラー』として、

冒頭からだいぶかっ飛ばしていました。


舞台は高層ビル・スカイビュー。
150メートルの最上階には、プロポーズするにうってつけのレストラン。

 

エレベーターの案内係:「なんと! 予定より5ヶ月早く完成しました」
アイリス:「それっていいこと?」

 

不安しかねーな、このエノキみたいな建物。

レストランでは歌手たちが 「♪私は空からまっさかさま〜♪」 と楽しげに歌います。ガラス張りの床の上で踊る歌詞じゃねえ。

とにかく、『音がもたらす予感』が死ぬほど怖かったです。

エレベーターのワイヤーやドームを支える土台が軋む音、外の強風の音、何かが落ちる音、振動音、人々のステップ音、

「ギッ……ギッ……」――なんて耳につく音なのか。


展望台から投げられたコインは何故か空中で曲がり、ガラスの床にはヒビが入り、客のボルテージは上がり続けてジャンプジャンプジャンプ、弾け飛ぶ鉄骨のボルト――

なるべくして起こった、しかし予想不可能な『大事故』。

……しかし、パニックの最中にもドラマは生まれる。
黒人女性歌手が我が子を物入れに避難させた直後、子の目の前で母親が焼死する。

ポイントが高かったのは、展望台からコインを投げていたクソガキくん(だいたいコイツのせい)です。
ヘイトを溜めてから自業自得でグシャッとクソガキくんを潰すの、コントロールがまじで上手い。

最後まで残っていたアイリスも落下し、串刺しにされたところで、悪夢は覚めました。

この悪夢を見ていたのがステフ。
本来なら命を落としていたアイリスの、存在しないはずの孫です。

そう。
今回は、予知夢で命拾いをした人物の子孫が、死神に狙われる話なのです。

 

【②予測VS死神】
原題は『Final Destination:Bloodlines』。
ブラッドラインとは『血脈』。タイトルうまいなぁ。

ステフが予知夢を見るようになったのは、アイリスが余命わずかになったからっていうのも「なるほどなー」と思いました。

死神、あるいは運命からは逃れられない。このシリーズの原則です。
けれど運命に立ち向かうのが人間というもの。
アイリスは運命と戦い続け、「どんな方法で命を奪ってくるか」を予測し続け、孫まで血脈をつなぎました。

( ・⌓・)<って、これはかなりの偉業では……?

ノルマでもあるのか、逃した標的は短期間でガンガン狩っていく死神から半世紀以上逃げた。スゲーなアイリス。

そしてアイリスは孫のステフに託します。
自分の家族を守ってほしいと言い残し、

 

アイリス:「見ればわかる。下がって」

 

屋根から落ちた風向計が消化器で射出、頭部を貫通し、ステフの眼前で惨死。

彼女は自分の命を使って、死神の存在証明をしたのです。
ステフがアイリスの残した分析予測ノートを検める間も、死神は勤勉に働きます。〝存在しないはずの家族〟を滅そうとします。

 


www.youtube.com

 

これはすごかった。氷に混じるガラス片が本当に身近で起こりそうで、ドキドキしっぱなしでした。
結局『飲む』ではなく『踏む』の方だったのですが、その瞬間は「痛ァ!」と叫びました。

ステフはアイリスの遺志を継ぎ、『死ぬ順番』があると気づいて(アイリスが死んだから『死』が始まったってのがまた巧妙)、高精度の予測を立てます。

最初は死神の存在に懐疑的だった親族も、警戒するようになり。

かくして、
予測を武器に家族チーム戦VS死神の構図が成立したのです。

 

【③過去最高にキャラが好き】
ありそうでなかったチーム戦。
(今まではだいたい3人くらい)

しかも家族なので、ヒューマンドラマ要素にグッと来ました。

特にメロいのがステフの従兄・エリック。オススメです。(?)

ピアス&タトゥー屋で働く、一見するとアウトローですが、父親とのツーショをスマホの待受にする、父親を悼んで腕に『DAD』とタトゥーを入れる(のちにハート型の焼印も入る)、弟妹も大事にするという家族大好きっ子青年です。

一度狙われますが、生き残ります。(これにもウラがあるのが巧い)

しかもエリック、シリーズ名物・ 『減速を忘れた車』 に狙われても死にませんでした。

妹ジュリアの『背景ピタゴラスイッチ』(めっちゃ素早くてよかった)のあと。
次の標的は自分だと怯え、亀の世話を頼む弟ボビーに、エリックは力強く語りかけます。

 

エリック:「絶対に死なせない。死なせるけど」

 


こんなんメロつくっきゃないわ〜〜〜〜。

( ・ω・)<生命力の強いオトコは良いものだ。

(まあ死ぬんですけど。FDだから)

(そしてしかしエリック、ものすんごいアホです)

(心根はいいんだが方法がな……アレルギーを利用するのはまさに『ナッツ作戦』だよ……あと自販機をボコすのはどうかと思うよ……)

(ってか、どんなトコにピアス入れてんだよ……MRIもびっくりだよ……)

病院でいとこ全員を亡くし、ステフと弟チャーリーと母ダーリーンだけになった。
ダーリーンはアイリスの家に立て篭もり、死なないことで子どもたちを守る、防波堤になると告げます。

しかし、

 

ダーリーン:「私は生き続ける」

 

そう言った直後に息子の前で母親は潰されました。死神も本気です。
それでも姉弟は諦めず、抗い続け、悪夢の一夜を乗り切ります。

春を迎え、逃れられたと思いきや――許されなかった。結局ステフとチャーリーの姉弟は、『順番』に組み込まれた。

たった1枚のコインによって。

死神は常に隣にいる。運命と共に。

逃れられない。いつかは、誰もが。

 

【まとめ:〝IN MEMORY OF TONY TODO〟】

……このシリーズだから分かっちゃあいましたが、悲しかったです。

普通にみんな好きだったので……6作目にして初めての感想ですなぁ。
ですが、ラスト1分まで演出たっぷりで愛を感じました。

そしてこの作品は、
シリーズ通しての重要人物、JBことブラッドワースを演じたトニー・トッド氏の遺作です。

トニー・トッド氏といえば、『キャンディマン』。
 初代 であり、 次作 にも登場していました。

弱い立場の人々の願いから生まれた殺人鬼・キャンディマンは、私の中でとても印象深い存在です。
自作に出てくる殺人鬼のモデルにもしました。

『我輩はサイコである』 という作品の、動物ファーストなサイコパス殺人鬼です)

(『新戸』という名前ももじりました。トニー→戸新(とにい)→ひっくり返して読みを変えて『あらと』)

JBがステフたちの前から去る際に告げた言葉は、トッド氏のアドリブだそうです。
自身のファン、映画の鑑賞者、そしてこの世に残るすべての人々に向けられた言葉です。

助言を求めるステフたちに、JBは「どのみち君たちも私も全員死ぬ」、「残された時間を楽しむのさ。君たちもそうしたまえ」と言います。

 

JB:「Life is precious(命は貴重だ)
   一瞬一瞬を楽しんで過ごせ。死は予測不能だ。
   ……Good Luck(幸運を祈る)」

 

最後の微笑と、心から慈しむような視線。忘れられません。

トニー・トッド氏を偲んで。
どうぞ安らかに。

 

 

次回は12月1日月曜日、
2007年制作、スペインの何が何でも撮り続ける系感染パニックホラー、
REC/レック』の話をします。

( ・ω・)<12月来ちまった……

 

 

鳥谷綾斗