デザインとイラストレーションの青春 1900s-1930s
大正イマジュリィの世界
SOMPO美術館
2025年

明治末期から昭和初期まで、当時の印刷物を中心にした展示。
アールデコ、アールヌーボーの影響に日本の表現をミックスした、色使いと構図が洒落ているもの多数。
解説ブックレットの見返し。小林かいち「灰色のカーテン」絵葉書セットの1枚。女性とカーテンを大胆に配したデザイン。

印刷技術が進んだことでカラー化しているのだが、複雑な多色刷りはまだだったようで、厳選された数色のみで配色されているものが多い。しかし、その制限を逆手に取ったその配色が洒落ていた。
配色パターン違いの表紙絵。かなりなミュシャの影響を感じる。

赤地の表紙に日本髪の美女が映る手鏡を大きくポンと配置。手鏡部分は立体的な仕上がりになっているようなので、貼り付けしているのかも。揃いの赤いブックケース付き。文学を愛する人が和装の小脇に抱えていたらと想像すると素敵過ぎる装丁。

驚くのは、色が鮮やかに残っているものが多いこと。大切に保存されていたことが窺える。全面にカラー印刷された膨大な封筒や栞をコレクションして、アルバムに保管していた裕福なお宅のお嬢様のセットは特に多彩な色使いが楽しめて魅了された。
着物も少し。完全アールデコ柄の帯が。おしゃれ。

最終章ではSOMPO美術館が多く所蔵する東郷青児の絵画が並んでいた。
これは室内の表現にアールデコを感じる『窓』。

最後はゴッホ『ひまわり』。やっぱり照明が以前より暗くなっている。こちらの色が本当の色なのだろうか?連れも以前の迫力と感動がなくなっているのだが?何か違うと。初見じゃないから??とも言っているけど、やっぱり照明を暗くしたんじゃとの結論で心を慰める。作品保護の観点かもしれない。もしかして距離をもっと取ったとか?かつての黄色の鮮やかさ、迫るような迫力カムバックはもうないのか。。。謎。
