「ここで唐揚げ弁当を食べないでください」
小原晩:著

若いってバカ。若いって恥ずかしい。若いって素晴らしい!
朝まで飲む体力がある。朝まで話す気力がある。
変なことばっかりでも、上手くいかなかったことでも、後で思い出すとなぜかきらきらしているバカ日誌。惚けた書きぶりに笑って読み終える。小原晩。どこから出てきたのか。自身が高校を出て青山の美容室で働き出してからの数年間のエッセイ、あるいは創作か。
あまりに若く社会に出ると何がスタンダードかわからないままにどんどん突き進む。とにかく若いから、突き進むだけの体力がある。悲惨な状況であっても、それもがわからず突き進む。後で思い出せば、いったい何だったんだ?と何もが笑えて、でももう体力なくて知恵が付きすぎて、二度とバカが出来なくなっていることに気付く。
とにかく、若いってバカ。若いって恥ずかしい。若いって素晴らしい!
この前に同じ著者の「これが生活なのかしらん」を本屋で見掛け、謎のスカーフほっかむりをしている表紙に心惹かれて読んでみたら面白かったので、続けてこちらも読んだ。「ここで唐揚げ。。。」の方は自費出版で出していたのが、後になってメジャー商業出版されたとのことで、書いたのはこちらが先。2冊は結構近い頃の話のよう。前作で出てきた人や場所が出てくるので、友人の話の続きを聞くようだった。
私はとても楽しく読んだので複数人におすすめしてみると、 なんかよくわからないという人の方が多くて。どうも人を選ぶようだけど、好きな人は強烈に気に入る系と思う。
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