ラリック✕ダンス
2024年

箱根に来たら、ラリック美術館!
毎回絶対に行く、ルネ・ラリック大好き人間。美しいガラス工芸だけでなく、女性や自然をモチーフにした繊細なジュエリー、室内装飾と幅広いデザインの数々に魅了され続けている。ここは建物内装自体も美しく、総ガラス張りの部屋からは西洋風の庭も見える。その庭には池というよりも湿度が高そうで沼という方が似合うような水辺の自然風景も見えて、雨の日は特に雰囲気がよい。
今回の企画展示は最後の部屋でダンスをテーマに、多くはバレエに関連した展示。この部屋は後から展示室にしたようで(以前にはなかった部屋だと記憶)内装が他の部屋と全く違う。他の部屋がラリックの世界観の中で統一された美しい設えなのに対し、壁紙から何から事務室のような素っ気なさなので、もう少し整えてほしいところ。元々はオフィス空間だったのを拡張したのかもしれない。
と言っても、この企画展が目当てでもなく、他の展示で十二分に満足できるので問題ない。特に優美な作りのジュエリー群が唯一無二で美しい。単眼鏡を持ってきたので、繊細な細工や煌めきを増大させる極小のダイヤを隙間に埋め込んでいる箇所など細かい部分も堪能できた。
常設展示も多いが、所々展示が変わるのでそれらも楽しめる、今回はそれまで男性が吸うものだったタバコ周りのグッズを女性向けにデザインしたタバコポーチやガラスの灰皿など見たことがないものが展示されていて興味深かった。