2025-02-01から1ヶ月間の記事一覧

日本画家の邸宅に上がり込み、すんばらしい雛人形を愛でる京都

ひなまつりスペシャルウィーク:8 永々棟のひなまつり 京都:平野の家わざ永々棟 2023年 京都に滞在していた時に古い雛人形展があることが分かり行ってみる。歩いていくと、普通の民家のようだ。元は日本画家の山下竹斎の邸宅兼アトリエだった数寄屋建築と…

駄々洩れる風格:財閥のお嬢さまが愛でた雛人形たち

ひなまつりスペシャルウィーク:7 三井家のおひなさま 三井記念美術館 2023年 美術館で年代物の貴重な雛人形と雛道具を見たことから、雛人形の魅力に気づかされた。古い雛人形と雛道具は格別の魅力があって、それ以降、美術館で雛人形展が開催される時には…

穢れとか言って脅さないで。自由に祝うし、飾らせて。関係ないね、で飛び越える雛人形の祝祭。

ひなまつりスペシャルウィーク:6 雛人形について残念だと思うことがある。女の子が産まれた家で初節句のために雛人形を準備する両親の疑問に、なんだか違和感のある投げ掛けが重ねられていく。 雛人形は女の子の厄の身代わりだから、ひとりひとつ説。姉妹…

四方八方に広がる雛人形文化。こうなると家も欲しいよね:豪華御殿飾りに泡吹く。

ひなまつりスペシャルウィーク:5 長い歴史のあるひなまつり文化。雛飾りは様々な種類に発展した。 人形自体も大別すると衣装着と呼ばれるものと木目込み人形とがある。 三人官女で見てみよう。 衣装着。頭、胴部分に合わせて着物が着つけられていて、実際…

縮尺無視のなんでもあり。広がる雛道具の世界。

ひなまつりスペシャルウィーク:4 さてと、雛道具。 これが色々あって面白い。まずは定番の雛道具として、食べ物系がある。 祝いの御膳である懸盤膳(かけばんぜん)。対で飾る。ミニチュアサイズの和食器がとても可愛い。これがないとちょっと寂しいと思う…

段飾りに透かし見える人間模様。働くって素敵!今日は最高の宴の日だから。

ひなまつりスペシャルウィーク:3 雛人形・雛道具のモノとしても面白さと共に、雛人形のシステムというか、雛段に集うメンバーの背景部分も興味深い。 じゃーん。 こ、これは、現天皇陛下と皇后陛下の結婚式!雛人形っぽい、と思った人はいただろうか。そも…

攻めたヘアスタイルの五人囃子に痺れる。職人の手仕事が生み出す個性の違いを見逃すな!

ひなまつりスペシャルウィーク:2 古い雛人形の魅力は何か。それは丁寧な作りから醸し出される。 昔のものは木の粉に糊を混ぜたもので顔を大まかに形作った後、一つ一つ職人が顔を掘り出して表情を作る。裏からガラスで作られた眼球を嵌めこみ、瞼部分を切…

プラモ的楽しさがあったとは!別視線で見る雛人形と雛道具

ひなまつりスペシャルウィーク:1 ひ ひなまつりシーズンということで、今週は雛人形について取り上げたい。 ひなまつりは女児の祭りで自分には関係がないと思われる方もいよう。女児の幸せを願ってのお祝いという意味では私も関係がない。だがある時、別の…

わからないよ。わからないけど、笑いさえあれば生きていける。絶対。岸本ワールドへどうぞ。

「わからない」 岸本佐知子:著 ※ネタバレを含みますので、ご注意ください。 私は岸本佐知子ファン。衝撃の初エッセイ「気になる部分」から全てのエッセイ本を読んでいる。彼女は翻訳家なので、岸本翻訳本も何冊か読んでみたが、いつも訳わからん系の難解文…

モードとアートの融合:マリーローランサン

マリーローランサンとモード展 bunkamura ザミュージアム 2023年 マリー・ローランサンは何度か見たことがあるけれど、一気にたくさん見たことはそう言えばなかったかもしれない。パステルカラーでおぼろげな人物、ロマンティックでフェミニン一方方向のイメ…

ウガンダの過酷な現実を無責任にリメイクした「ラストキング・オブ・スコットランド」

「ラストキング・オブ・スコットランド」 70年代にウガンダの大統領となったアミン(フォレスト・ウィテカー)の独裁政権をスコットランド人の若い主治医ニコラス(ジェームズ・マカヴォイ)との絡みで見せていくのだが、ニコラスは架空の人物とのこと。がく…

完璧な夫婦のはずだった。妻失踪で暴かれていく恐ろしい真相の行方。

「ゴーン・ガール」 アホ顔を決めるベン・アフレック。最高の演技です。 妻エミリー(ロザムンド・パイク)が突然に失踪。家具が倒れ、様子がおかしいことからニック(ベン・アフレック)は警察に通報、捜査が進むにつれ、二人が上手くいっていなかったこと…

カトリック教会の闇:真実を暴くスポットライト

「スポットライト 世紀のスクープ」 カトリック教会の神父が教会に集う男児達に性的虐待を行っていた事実。そしてその事実を長年に渡って隠蔽していることをボストン・グローブ紙の取材チーム「スポットライト」が突き詰めていく。ずるずると事実が暴かれ、…

バレンタインデーの恨み辛みを吹き飛ばせ!〇ね!〇ね!ソング♪

今日はバレンタインデー♪ 愛とチョコレートが行き交う平和な日。 と、うきうきムードを醸す世間に反して、〇ね!バレンタイン・デーと歌う人がいた。 www.youtube.com 切ないギターの調べに乗せて、 「そんなに嬉しいか」 「チョコレートなんかが」 と、恨み…

希望を捨てない男の執念の軌跡「ショーシャンクの空に」

「ショーシャンクの空に」 職員による、服役者による暴力が恐ろしいショーシャンク刑務所。その中に、ひょろりと長身のベビーフェイス、アンディ(ティム・ロビンス)が妻とその愛人殺しの【無実の】罪で放り込まれる。 「ここではみんな無実なんだ」いや、…

宝の山、京都智積院:日本美術の真髄を見る。

京都智積院の名宝 サントリー美術館 2023年 ちしゃくいん。宝をものすごく持っている!とにかく、すごいものを多数展示。興奮状態。長谷川等伯、息子久蔵、一派の屏風絵が次々と。出来た時はどれほど色がのって鮮やかだったんだろうか、今目の前でもこの迫力…

どこで弁当食ってんだ!許してくれよ、の唐揚げ弁当に笑う。

「ここで唐揚げ弁当を食べないでください」 小原晩:著 若いってバカ。若いって恥ずかしい。若いって素晴らしい! 朝まで飲む体力がある。朝まで話す気力がある。 変なことばっかりでも、上手くいかなかったことでも、後で思い出すとなぜかきらきらしている…

ブルース・ウィルスとサラ・ジェシカの組み合わせ、結構お似合い。

「スリー・リバーズ」 警察ものサスペンス。 連続殺人事件を追うトーマス刑事(ブルース・ウィルス)。犯人追跡中に車が横転。車内から助けられるも、同乗していた同じく刑事の父親は犯人に撃たれて帰らぬ人となっていた。後に犯人が捕まるが、トーマスはそ…

不思議写真見つかる:エキサイティングな子育てファッション

ウェブで調べものをしていると、時々よくわからない画像を見掛けることがある。 こちら。 赤子が、、、寄生したエイリアンの子供が腹を突っ切ってくるシーンを彷彿させるものの、ママと赤子の穏やかな表情、背後の紅葉がこの不思議衣装とのミスマッチ感を醸…

神に懺悔しても終わらぬ。犯罪の代償を全て刈り取るまで。

「ゴットファーザー PART Ⅲ」 パート1はこちら。 wolf-yo.hatenablog.com パート2はこちら。 wolf-yo.hatenablog.com ド・マフィア映画、第3弾。最終章。 マイケルがぐっと老けている。時代を合わせるため、アル・パチーノは実年齢よりも老けメイクで挑ん…

あの時代はよかった、パパ。逃げ道なしのマフィアライフ:愛と欺瞞の物語

「ゴットファーザー PART Ⅱ」 ゴッドファーザー1については、こちら。 wolf-yo.hatenablog.com ド・マフィア映画。第2弾。 初代ゴットファザーである父ヴィトー・コルレオーネの若い頃をロバート・デ・ニーロが、2代目ゴットファーザーとなった息子マイケ…

何回観ても楽しめる、永遠に楽しめる。それがゴッドファーザーなり。

「ゴッドファーザー」 ド・マフィア映画。第1弾。 盛大なコニーの結婚式。花嫁とダンスするゴッドファーザー。 ゴッドファーザー(マーロン・ブランド)の娘コニー(タリア・シャイア)の結婚式から始まる。屋敷の外ではFBIが停車してあるファミリーの関係…

甲斐荘楠音:妖しい眼差しと幻覚の魅力

甲斐荘楠音の全貌 @京都国立近代美術館 2023年 妖しい眼差しに注目 以前に気になったが、癖のある絵面が後で怖くなりそうで足が遠退いた。初めて実物を見て、その魅力にどっぷりと浸かることに。怖いは怖い絵の数々。と同時に妖しい女達の肖像に引き込まれ…

ふと出会ったカエル達の水中集会:見知らぬ人からユーモアを受ける日

突如として、見知らぬ人のユーモアに出会うことがある。それも、ひっそりと。 こんな所に横道が?等と発見があるので、いつもと違う道を歩いたりする。先日も人の家に行く途中で、たくさんのカエルの銅像に出会った。 水の中に大集合して、こちらに屈託のな…

妻の棺の蓋を開けられずトイレで出会う男ふたり:デンマークのショートムービー

デンマーク/ショートムービー 「ナイト・オブ・フォーチュン」 2024年アカデミー短編映画賞ノミネート 「もしかすると口が少し垂れていて、肌が黄色いかもしれませんが、ご遺体にはよくあることです。」係員が言い忘れないよう、慎重に伝える。 遺体安置所…