ワインほどグラスによって印象が変わる美酒はない。ワインはグラスの中で変化し、香りと味わいが複雑に広がる交響曲。グラスは鐘であり楽器。良いワイングラスで飲むことで、優美なシンフォニーが生まれる。ミシュランの料理を使い捨ての紙皿で味わうと魅力が落ちてしまう。ワイングラスは聖杯。心から愉しむためにステキなワイングラスを愛蔵しましょう。
失敗しないワイングラスの選び方
ワイングラスを選ぶポイントは「高さ」「口径」「膨らみ」の3つ。これによってワインとの感応が変わる。
ワイングラスの種類と特徴別の選び方
グラスの種類
特徴
適したワイン
白ワイン
小ぶりで、香りを適度に集める。酸味を引き立て、冷たさを保つ
シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリングなど
ブルゴーニュ型
ボウルが丸く大きく、口径が広い。繊細な香りを集め、酸味を和らげる
ピノ・ノワール、ガメイなどライト、ミディアムボディの赤ワイン
ボルドー型
背が高く、ワインが空気に触れる面積が広く、香りを引き出す
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローなどのフルボディの赤ワイン
スパークリング
細長い形状で、泡立ちを美しく見せる
シャンパーニュ、カヴァ、スプマンテなどの泡
ロゼワイン
白と赤の中間の大きさ。ロゼの酸味、ほろ苦さも味わえ、香りが広がる
ロゼ、オレンジワインなど
デザートワイン
小ぶりで甘みを強調し香りを集める
貴腐ワイン、ポートワインなどのデザートワイン
ワイン漫画『新ソムリエ 瞬のワイン』のセリフがこちら。
グラスはワインの揺りかご。グラスの中で空気に触れ合うことで目覚め、本来の味わいが現れる。小さめのグラスでゆっくり空気に触れさせたほうが良いワイン、大きなグラスで目覚めさせたほうが良いワインがある。
一脚だけ持つなら万能型グラス
ワインごとにグラスを揃えるのも楽しいが、「とりあえず1脚だけ持つなら?」と聞かれたら万能型。どんなシーンでも活躍する、オールラウンダーな一脚。
万能型ワイングラスは、赤・白・ロゼ・スパークリング、どの種類でもバランスよく香りを引き出し、味わいを損なわない。小ぶりなボウルがワインのアロマを閉じ込め、口に含む瞬間に香りが広がる構造になっている。酸味やタンニンのバランスをしっかり感じ取ることができ、ワインの本質をつかみやすい。
白ワインは小ぶりのグラス
白ワインは冷やしてこそ美味しさが引き立つ。赤ワインのグラスよりも空気に触れる面積が狭いデザインが理想的。ビールのようにガブ飲みしないので、すぐに温度が上がらないように、少し小ぶりのグラスが最適。
香りが豊かな白はモンラッシェ型
香り豊かな樽熟成の白ワイン、例えばオークド・シャルドネやモンラッシェ、ムルソーなどは、魅力を最大限に引き出すために、容量の大きいモンラッシェ型のグラスがベスト。小ぶりのグラスでは、ワインの香りが十分に広がらず、複雑な味わいや香りの深さが感じにくい。大きなグラスに注いだワインは、空気に触れる面積が広がり、香りがふわっと広がって、樽熟成のワインの魅力を存分に楽しむことができる。
一般的な赤ワインは容量の大きいグラス
赤ワインは香りが強く、グラスの中に閉じ込めるために、底が広く容量も大きいグラスを選ぶ。タンニンや酸味を一気に感じないよう、飲み口は少し狭くなっているものがいい。芳醇な香りがグラスの中でゆっくりと広がり、深く感じることができる。特に繊細な赤ワインには、大きめの赤ワイングラスがぴったり。逆に香りが弱い赤ワインを大きめのグラスに注ぐと、香りがボケてしまうことがあるため、白ワイングラスのような小ぶりなグラスを選んだほうが、香りがしっかりと感じられる。
ボルドーの赤ワインは高身長グラス
ボルドーの赤ワインを飲むときには、高身長のワイングラスが最適。ボルドーの赤ワインは香りが非常に強いため、容量が大きいほうが香りが優しく広がり、柔らかく立ち込める。ボルドーワインの強いタンニンを空気に触れさせ、縦にストレートに流し込むことで、渋味をやわらげる効果もある。鼻までの距離が短いグラスでは、香りのクセが強すぎて圧倒されてしまうこともあるので注意。
繊細な赤ワインはブルゴーニュ型
ピノ・ノワールなどタンニンが穏やかで、繊細な果実味の赤ワインはブルゴーニュ型のワイングラスがおすすめ。大きく膨らんだボウル(丸みのある膨らんだ形状)と狭くすぼまった飲み口の形が、複雑な香りをしっかりと閉じ込め、飲む瞬間に豊かに広がらせる役割を果たす。ボウルが大きいことでワインが空気に触れる面積が広がり、エレガントな果実味と繊細なニュアンスがより際立つ。飲み口が狭いため、ワインが舌の中央に流れ込み、酸と甘みのバランスが取れた滑らかな味わいを楽しめる。
スパークリングは泡が際立つ縦長
スパークリングワインを楽しむときには、縦に長いフルートグラスが最適。泡がグラスの中で優雅に立ち上がり、炭酸をしっかりと感じることができ、喉越しが良い。泡が滝を逆流するかのように美しく舞い上がり、見た目でも楽しませてくれる。さらに、フルートグラスは酸を抑える効果もあるため、酸味の強い赤ワインをまろやかにしたいときにも活躍。もしフルートグラスでも酸味が強くてすっぱいと感じるなら、白ワイングラスに替えることで、酸味が和らぎ、よりバランスの取れた味わいを楽しめる。
ロゼやオレンジは白と赤の中間
ロゼワインやオレンジワインには、白ワインと赤ワインの中間のような形状のグラスが最適。ロゼワインの口中を引き締めるキュッとした酸味、余韻に複雑さをもたらすホロ苦みさも同時に味わえる。ワインと空気が触れる空間が適度に確保されているため、個性を引き出しながらも、香りが豊かに広がる。この形状は、ワインの味わいをより繊細に感じさせ、飲むたびにその魅力が深く伝わってくる。
デザートワインのグラスは小ぶり
デザートワインは極上の甘さを楽しむため、30mlから60mlほどの少量を注ぐのが理想的。容量が大きいグラスだとバランスが悪く不格好になる。グラスも小ぶりのものを選ぶとバランスが取れる。さらに、デザートと一緒に楽しむことが多いので、グラスの見た目も重要。華やかでスウィートなデザインのグラスを選べば、甘いひとときがさらに魅力的に。Sweet Emotionを感じながら、ワインと共に贅沢な時間を味わえる。
初心者におすすめのオシャレなワイングラス
5000円以上するリーデルなど人気ブランドはハードルが高いという方へ。初心者におすすめの安いワイングラスを紹介。白、赤、ロゼ、スパークリングワインにぴったりのワイングラスを1000円台、2000円台、3000円台から厳選。安い価格帯から始め、ワイングラスの沼にハマったらリーデルへとステップアップしてみよう。
万能型ワイングラス(木村硝子)
高さ:168mm
容量:340ml
製造:マシンメイド
材質:カリクリスタル
梱包:専用の箱つき
生産国:スロバキア
最も売れ筋で大人気の万能型ワイングラス。入荷待ちになることも多い逸品。日本の木村硝子が販売し、スロバキア製のため製造はおそらくRONA。軽くて薄い作りながらも、デザインがオシャレで、どんなシーンにもぴったり。
右がRONAの白ワイングラス
カリクリスタルガラスは、軽さと強さを兼ね備え、扱いやすさが魅力。小ぶりなサイズなので洗いやすく、日常使いにぴったり。ふっくらとした形状が、赤ワインの豊かな香りをグラス内にしっかりと閉じ込め、その香りを楽しむことができる。
ロゼやスパークリングワインを注いでも、その美しいデザインが際立ち、どんな料理にもオシャレに合わせられる。ワインを飲む楽しさを広げてくれる、ワインライフに欠かせないチャーミングなアイテム。
万能型ワイングラスII(RONA)
メーカー:RONA
高さ:200mm
容量:340ml
製造:マシンメイド
材質:カリクリスタル
梱包:なし
生産国:スロバキア
底が平らなタイプの万能型ワイングラス。参宮橋のレガーロでも使用。カリクリスタルという軽くて強いガラスを使用し、その特性が使い心地を良くしてくれる。リーデルなどの高級クリスタルに比べると透明度は少し落ちるものの、手に取りやすい価格が魅力。シンプルでありながら、洗練されたデザインで、どんなシーンでも使いやすい。
白ワイングラス(RONA)
ロナ RONA スタイリッシュ 白ワイン
左がRONA(1200円)、右が百均
メーカー:RONA
高さ:215mm
容量:340ml
製造:マシンメイド
材質:カリクリスタル
梱包:なし
生産国:スロバキア
スロバキアのメーカーRONA(ロナ)の白ワイングラス。割れにくく、手頃な価格で人気を誇る。1000円台なのに品質が高く、世界中のホテルやレストランで採用されている。スタンダードな「クラシック」シリーズの白ワイングラスは、軽さとスワリングのしやすさが特徴。グラスを回す度にその滑らかさを実感できる。「RONA」のロゴが施されたデザインも、特別な気分を添えてくれる。ワイン愛好者なら、最低でもこのクラスのワイングラスは持っておきたい逸品。しっかりとした作りと使い心地の良さが、日常的なワインライフをより豊かにしてくれる。
赤ワイングラス(ボルドー型)
ショット・ツヴィーゼル・ピュア ボルドー
左がボルドーグラス、右が百均
メーカー:ショット・ツヴィーゼル
高さ:268mm
容量:640ml
製造:マシンメイド
材質:トリタンクリスタル
梱包:なし
生産国:ドイツ
圧倒的にお気に入りの一品。赤ワインが好きな人にぜひ勧めたい。高身長で「バベルの塔」のようなワイングラス。リーデルや他のメーカーのボルドーグラスは、丸みがあって尖塔感が薄れがちだが、しっかりとボルドーグラス本来の意味を持っている。輸入は木村硝子、製造はドイツのツヴィーゼル。割れにくいワイングラスとして有名で、世界中のソムリエコンクールや高級ホテル、さらには飛行機の機内食でも使用されている。高身長で優雅なフォルムを持ち、ボルドーの赤ワインを存分に楽しむために最適。百均のグラスと比較すると、その違いは一目瞭然。ワインを飲む体験が、グラスひとつで格段にアップグレードされる。
赤ワイングラス(ブルゴーニュ型)
イタレッセ・ティブロン
メーカー:イタレッセ
高さ:217mm
容量:500ml
製造:マシンメイド
材質:クリスタリン
梱包:なし
生産国:イタリア
1979年、イタリア北部トリエステで誕生した「italesse」。「ティブロン」はスペイン語で「鮫(サメ)」の意味。ボウルがより大きく開き気味(ワイドリム)、香りを解き放ちやすい設計で、ワインが舌全体に広がるようなアタックを演出する。果実味とボリューム感を広げて味わう「拡散型」の赤ワイングラス。ニューワールドのピノ・ノワールやネッビオーロ、ガメイなどに向いている。『神の雫』では、遠峰一青がシャトー・ラフィット1945年を飲む際に、この形状のワイングラスを使用した。
左がイタレッセ、右は百均のビールグラス
白、赤、ロゼ、スパークリングワインまで、このグラスひとつで存分に楽しむことができる万能型。
飲み口が広く、香りが広がりやすいので、樽熟成したシャルドネにも向き、このグラスが持つ繊細なデザインと機能性は、ワインの真髄を引き出すために作られた一品。
ロゼワイングラス(RONA)
ツル 15oz
メーカー:木村硝子
高さ:256mm
容量:450ml
製造:マシンメイド
材質:カリクリスタル
梱包:なし
生産国:スロべキア
販売は日本の名門・木村硝子店、製造は老舗メーカーのRONA。ハンドメイドの特長「引き脚」を実現したスッキリしたデザインのツル。白鳥や鶴が水辺に佇む凛とした姿を思わせ、海外では「スワン」の名で販売されている。ロゼやオレンジワインの酸味とほろ苦さのバランスを調和させてくれる。450mlと大ぶりなので、樽熟成の白ワイン、ピノ・ノワールなど軽めの赤ワインを飲むにも最適。美しさと機能性を兼ね備えた“名器”と呼ぶにふさわしい一脚。
シャンパングラス(木村硝子 )
メーカー:木村硝子
高さ:217mm
容量:240ml
製造:ハンドメイド
材質:ソーダガラス
梱包:なし
生産国:日本
メイド・イン・ジャパン、ハンドメイドの木村硝子によるフルートグラス「ギャルソン」。軽さが特徴的で、泡を飲むときも軽やかな口当たりが心地よく、喉越しがとても滑らかに感じられる。グラス自体のデザインはシンプルながら、手に取るたびにその美しさと繊細さを感じられ、上質なひとときを提供してくれる。
左がギャルソン、右が200円のグラス
百均のグラスと比べると、木村硝子のフルートグラスは泡の立ち方や味わいにおいて格段に差が出る。百均のグラスでは、どうしても味わいが重たく感じてしまうことがあり、良いフルートグラスで飲むことで、スパークリングワインの繊細な味わいが引き立つ。少しの違いが大きな満足感を生むので、上質なフルートグラスを選んで、贅沢なワインタイムを堪能してほしい。
デザートワイン(ボヘミア)
メーカー:ボヘミア
高さ:210mm
容量:250ml
製造:マシンメイド
材質:クリスタル
梱包:記載なし
生産国:チェコ
ダイソーでも手に入る本物のボヘミアグラス。なんと、300円で購入できる。
「ロマンスグラス」は、花柄の模様が刻印されており、デザートワインにぴったりの美しさ。
ロンバケで木村拓哉が使っていたのも柄入り逆三角形
グラス自体はカリクリスタル製。透明度はクリスタルそのもので、軽さとともに叩いたときに「チーン」と響く美しい金属音が特徴。まるで楽器のように、視覚だけでなく聴覚も楽しませてくれる。
右が百均の三百円
百均のグラスは少しぽっちゃりとした形状、ロマンスグラスはスレンダーでモデルのような美しいフォルム。ワインをさらに引き立ててくれる。デザートワインを飲むなら、今夜ロマンスグラスで。
パーティー気分のクープ型ワイングラス
パーティー会場やホストクラブでよく見かけるシャンパンタワーのグラス、それが「クープ型」。別名「ソーサー型」とも呼ばれるこのグラスは、かつて中世ヨーロッパでスパークリングワインを楽しむために広く使われていた。縦長のフルートグラスではなく、平らな形状は、女性が喉元を見せずに飲むための配慮がなされており、ゲップが出ないように泡が抜けやすくなっている。その歴史を紐解くと、マドラーで泡を抜いてから飲むという風習があり、当時の優雅な飲み方を象徴するグラス。今でも結婚式やパーティーの場では、ゲップを気にせず飲めるようにと、クープ型でスパークリングが提供されることが多い。このグラスは絵画にも登場します。ベラスケスの《バッカスの勝利》では、登場人物がクープ型でワインを楽しんでいる。まるで太古の時代にタイムスリップしたかのような気分を味わえる、歴史的な魅力を秘めたグラス。
旅行用のロブマイヤー ・トラベラー
旅行先や移動中の電車、飛行機でワインを楽しむためにぴったりな携帯ワイングラス。名前の「バレリーナ」は、英国の伝説的なプリマドンナ、マーゴ・フォンティーンがティップ・トゥで立つ美しい姿をイメージして名付けられた。
その名の通り、エレガントで軽やかなデザインが特徴。『神の雫』にも登場し、神咲雫が遠征先に持ち歩くシーンが描かれている。ワイン放浪の旅に出るなら、このバレリーナ型の携帯ワイングラスは間違いなく心を躍らせる逸品。移動中でも、どこでも、素敵なワインの時間を持ち運びながら楽しめる。
リーデルのおすすめワイングラス
「グラス・オブ・グラス」と称されるリーデルは、1756年にモーツァルトが生まれた年にオーストリアで創業された。アマデウスと同郷のメーカーであり、ワインの種類ごとに最適な形状を追求したパイオニア。現在では140種類以上のワイングラスを展開し、ワイン愛好者の間では「ワイングラスといえばリーデル」と言われるほどの名声を誇る。
リーデルのワイングラスは、他のグラスと比べて圧倒的に軽く、持ちやすさや飲みやすさにおいても抜群のバランス。映画『神の雫』でも象徴的に描かれており、オープニングシーンではリーデルのワイングラスにロマネ・コンティのリシェブールが注がれる。
ソムリエの鈴木培稚(ますぢ)さんも、「見た目は変わらないが、リーデルのワイングラスは香りを嗅げば他のワイングラスと違うことがわかる。形状や鼻までの距離が計算され尽くしている」とその性能を絶賛。リーデルのワイングラスでワインを楽しむことで、香りや味わいが一層深まることを実感できる。
万能型ワイングラス
リーデル オヴァチュア
高さ:180mm
容量:340ml
製造:マシンメイド
材質:クリスタルガラス
梱包:専用の箱つき
生産国:ドイツ
リーデルの初心者向け入門グラス。オヴァチュアは、フランス語で「オープニング」の意味。340mlと少し小ぶりなサイズで、赤ワイン、白ワイン、ロゼワインのどれにも対応できる万能型のワイングラス。「リーデルって何がそんなに特別なの?」と感じている方にはぴったりのグラス。価格も1000円台でカジュアルに楽しめるため、初心者でも手が出しやすいのが嬉しいポイント。さらに、高級感のある美しい箱入りで、プレゼントにも最適。ワインをより豊かに楽しむために、まずはオヴァチュアからリーデルの世界を体験してみてほしい。
白ワイングラス
シャルドネ(ヴェリタス)
高さ:225mm
容量:381ml
製造:マシンメイド
材質:クリスタルガラス
梱包:RIEDELロゴ入り箱
生産国:ドイツ
リーデルの最軽量クリスタル製グラス。驚くべき軽さと精緻なデザインで、手に取るだけで違いがわかる。ハンドメイドと見間違えるほど細く繊細なステム(脚)で、手に持った瞬間に違いを実感する。
ワインを並々と注いでも、軽さのためストレスなく持つことができ、空気のように軽快に飲める。背が高く、足が長いモデルや俳優がより魅力的に見えるように、このグラスで白ワインを注げば、ワインが3倍増しで美しく、魅力的に見える。リーデルの技術が生み出す軽やかで美しいグラスは、まさにワインを楽しむための最高の道具。
左がリーデル、右がRONA
リーデルのほうが10センチ背が高く脚が細い。軽さも抜群で、持ちやすさと飲みやすさが際立っている。適度なすぼまりによって、ワインの持つ様々な味わいの要素をバランスよく楽しめる。しっかりとした酸味と豊かなミネラル分をもった白ワインに最適。
ワインの香りがしっかりと伝わり、その力強さを感じることができるのも大きな魅力。RONAのワイングラスも非常に秀逸だが、香りはやや落ち着き気味で、ワインの味が少し濾過されるような感覚を与える。
容量が381mlと万能型グラスより大きいため、赤ワインの香りを十分に広げてくれる。繊細な風味を感じやすくしてくれ、ワインの複雑な香りをしっかりとキャッチし、ワインをより深く楽しむための絶妙なバランスを提供してくれる。
シュピゲラウ ディフィニション ホワイトワイン(シュピゲラウ)
メーカー:シュピゲラウ
高さ:228mm
容量:435ml
製造:マシンメイド
材質:カリクリスタル
生産国:ドイツ
リーデルのグループ・ブランドであるシュピゲラウ(SPIEGELAU)の白ワイングラス。ドイツのバイエルン地方に1521年に誕生し、現在の親会社であるリーデルよりも200年以上も歴史がある。食器洗浄機に10,000回かけても傷つかない耐衝撃性と軽さを誇り、世界中の五つ星ホテルやレストランで愛用されている。
フォルムはボルドーグラスのように端正で力強い。その存在感は白ワイン専用に研ぎ澄まされ、細く長いステムを通じ、白ワインの魂が手のひらに伝わる。
ソーヴィニヨン・ブランの爽やかな柑橘、シュナン・ブランのふくよかさ、ゲヴェルツトラミネールの妖艶なスパイス感。それらをただ閉じ込めるのではなく、絵画の筆致をなぞるように、輪郭を際立たせながら一枚のアートに仕立て上げてくれる。
RONAのグラスと比べると違いは歴然。香りや味わいの表現力は同等。しかし、軽さの次元が違う。持った瞬間、グラスがワインと一体化し、ワインそのものを直接抱きしめているような錯覚に陥る。シュピゲラウは間違いなく、白ワインに愛される運命を持っている。
モンラッシェ型・樽熟成シャルドネ(パフォーマンス )
高さ:245mm
容量:727ml
製造:マシンメイド
材質:クリスタルガラス
梱包:RIEDELロゴ入り箱
生産国:ドイツ
香りが豊かな樽熟成の白ワイン(オークド・シャルドネ、モンラッシェ、ムルソーなど)は容量の大きいモンラッシェ型で飲む。小ぶりのグラスでは香りが広がりにくく、ワインの複雑性が伝わりにくい。大ぶりなので香りが翼を広げたように広がる。
大ぶりのグラスに注がれた瞬間、シャルドネの豊かな香りがふわりと花開く。小ぶりなグラスでは閉じこもりがちなアロマも、ふくよかに広がり、果実の厚みや樽熟成由来のバニラ香、バターのようなニュアンスまでしっかりと感じ取れる。シャルドネの力強さと奥行きを引き出すには、モンラッシェ型のグラスが最適。まろやかさを重視するなら小ぶりも悪くないが、本当の表情に出会いたいなら、オークド・シャルドネグラスで。ワインの魅力を最大限に引き出してくれる。
リーデル リースリング (スーパー・レジェーロ)
高さ:252mm
容量:400ml
製造:マシンメイド
材質:クリスタルガラス
梱包:RIEDELロゴ入り箱
生産国:ドイツ
美しさと機能性の究極形。リースリングを愛するすべての人に贈る一脚。
2023年に生まれたワイングラス。ハンドメイドグラスを機械で精密に再現したスーパー・レジェーロのシリーズ。もはやワインの魅力を最大限に引き出す芸術作品の領域。
すらりと伸びる高身長のボウルに、驚くほど繊細でしなやかなステム。舞台に立つバレリーナのような佇まいで、手に取った瞬間、羽を実感する。手に伝わるのは、重力ではなく無重力。
このワイングラスの可能性は、リースリング一つの品種にとどまらない。グリューナー・フェルトリーナー、赤ワインのサンジョヴェーゼ、ジンファンデル、モンテプルチアーノのスパイス感も、この一脚で立体的に広がる。ロゼワインにも理想的で、一本で何役もこなす、賢い相棒。
口当たりの滑らかさやワインのアロマの立ち上がりが格段に違う一脚。日常の一杯を、高級レストランで味わうような体験へと導く。
赤ワイングラス
ワインウイングス・ シラー
高さ:250mm
容量:865ml
製造:マシンメイド
材質:クリスタルガラス
梱包:RIEDELロゴ入り箱
生産国:ドイツ
リーデルの最高傑作のひとつ。大容量にして驚異の軽さ。従来の卵形のグラスとは一線を画した飛行機の翼をイメージ。底が平らで幅広い形状が、ワインの蒸発量を増やし、アロマを豊かに引き出す。
シラーズにおいては、土の香りや香ばしさ、その後ろに隠れた控えめなタンニンがバランスよく調和される形状。濃厚な葡萄品種であるカベルネ・ソーヴィニヨンやカルメネールにもぴったりで、ワインの本来の力強さを感じつつも、まろやかな余韻が広がる絶妙な味わいを楽しむことができる。
箱の大きさ、開けたときに目にするグラスの圧倒的な存在感に思わず息を呑む。ワインボトル一本分が丸々入る容量。デキャンタージュの器としても十分に使えるほど。手に取ると、その軽さに驚かされる。叩いてみると、響きが一味違う。音色はまるでチベットの鐘のように澄み切って耳に心地よく響く。ただの道具ではなく、まるで一つのアート作品のように、ワインを楽しむ瞬間を特別なものに変えてくれる。
右が200円の赤ワイングラス
同じ湯でも大浴場だと温泉の気持ちよさが違うように、百均で最も大きいグラスと比べると違いは一目瞭然。香りの広がりがまるで別物。シラーズを注げば、フルーティーさが3倍増しになり、同じワインとは思えないほどの美味しさが広がる。馬子にも衣装というように、千円前後のワインでも高級ワインのような印象を与えることができる。誇張ではなくワインに翼が生える。
ブルゴーニュ・グラン・クリュ(スーパーレジェーロ)
高さ:276mm
容量:1022ml
製造:マシンメイド
材質:クリスタルガラス
梱包:RIEDELロゴ入り箱
生産国:ドイツ
マシンメイドのワイングラスの最高峰。もはや液体を受けるための容器という概念を軽々と飛び越えた、ワインを解放する劇場。容量は、驚愕の1リットル超え。ワイン一瓶が注げるボリューム。それなのに、手に取れば羽のように軽い。むしろ、一般的な小ぶりのグラスより軽い。
圧倒的な空間が生むのは、香りの劇的な変化。ワインが空気を抱き、香りが舞い上がる。多少良い赤ワイングラスであっても、ブラインドで飲めば、同じ銘柄とは思えないほど表情が変わる。葡萄畑の真ん中で果実を手に取ったときのような、生きた香り。優れた映画は大きなスクリーンで観たほうがいいように、ワインもスケール感が重要。
ピノ・ノワールやネッビオーロのように繊細なニュアンスをもつ品種に特に適している。モンラッシェのような樽香と厚みをともなう白ワインにも、このグラスは圧倒的な存在感を与えてくれる。
このグラスを一度知ってしまえば、もう戻れない。手の中で妖しく輝くその曲線は、ファム・ファタル――運命を狂わせる魔性の器。ワインを「飲む」から、「感じる」へ。次の一本を、最高のかたちで迎えるなら、このグラスしかない。
ロゼワイングラス(ヴェローチェ)
高さ:247mm
容量:347ml
製造:マシンメイド
材質:クリスタルガラス
梱包:RIEDELロゴ入り箱
生産国:ドイツ
リーデルの名器。脚が長く顔(器)が小さいスーパーモデル。しなやかに伸びる脚、優美なフォルム、驚くほどの軽さ。リーデルのヴェローチェは、ロゼワインの魅力を最大限に引き出し、酸味とほろ苦さのバランスを美しく調律する。ワイングラスにおいて、脚の長さがどれだけ重要かを教えてくれる逸品。
ロゼやオレンジワインのために設計されたが、その万能性は計算され尽くされている。白、赤、スパークリング、デザートワインまでも、この一脚で見事に受け止める。洗練の美学、ヴェローチェ。指先に乗せた瞬間、もう他のグラスには戻れない。
シャンパン・グラス(ヴィノム)
左がリーデル、右が木村硝子
高さ:218mm
容量:230ml
製造:マシンメイド
材質:クリスタルガラス
梱包:RIEDELロゴ入り箱
生産国:ドイツ
泡が舞い、香りが咲くフルートグラス。リーデルのヴィノム・シリーズは世界中のレストランやワインバーでも愛用される。漫画『ソムリエール』で主人公の樹カナがフランス留学時代に働いていた店でも使っていた。
飲み口は、すぼまることなく、あえて膨らみをもたせたデザイン。空気との接触面を巧みに操り、香りをたっぷりと抱きしめる。複雑なアロマが幾重にも広がり、深く、豊かに響く。唇に触れた瞬間、薄く磨かれた縁が、ワインの流れを静かに導く。記念日やお祝いでシャンパーニュを開けるとき、祝杯をあげるなら、このグラスしかない。
リーデル・オー ・シャンパーニュ
高さ:122mm
容量:264ml
製造:マシンメイド
材質:クリスタルガラス
梱包:RIEDELロゴ入り箱
生産国:ドイツ
脚(ステム)の長さが際立つリーデルにおいて、ステムレスのシリーズ「リーデル・オー」のシャンパーニュグラス。優雅に立ち上る泡を美しく演出し、豊かな香りをしっかりと蓄えるための広めの空間が確保されている。洗いやすさと省スペースでの収納も兼ね備えているため、日常的に使いやすく実用性も抜群。美しいデザインと機能性を兼ね備えたこのグラスで、シャンパーニュの贅沢なひとときを心ゆくまで楽しんでほしい。
フルートグラスに比べると泡立ちは少し落ち着くものの、その分、シャンパーニュに限らず、クレマンやカヴァ、プロセッコなど、さまざまなスパークリングワインを楽しむのにぴったりなグラス。軽やかな口当たりと広めのボウルが、スパークリングワインの香りと味わいを引き立ててくれるので、気軽に優雅なひとときを味わえる。日々の乾杯を特別なものにしてくれるグラス。
デザートワイングラス(ヴィノム)
高さ:183mm
容量:156ml
製造:マシンメイド
材質:クリスタルガラス
梱包:RIEDELロゴ入り箱
生産国:ドイツ
チューリップ型で、“気まぐれな午後の陽だまり”をグラスに閉じ込めたような美しさ。リーデルのブランデーグラスは、贅沢を知る者の秘密兵器。リーデルの極限まで美を追求した脚の長さ。「小顔で脚長のモデル」の佇まいで、所有者の誇りをくすぐる。
156mlの小型容量によりアルコール感が抑えられ、デザートワインのアロマの劇場を余すことなく演出してくれる。口当たりがシルキーになり、舌の上で柔らかくほどける。ソーテルヌ、トカイ、アイスワイン、どれを注いでも、その魅力を最大限に引き出してくれる。
旅行用ワイングラス(ボヤージュ)
高さ:160mm
容量:459ml
製造:マシンメイド
材質:クリスタルガラス
梱包:RIEDELロゴ入り箱
生産国:ドイツ
ビール会社との共同開発による「ボヤージュ」は、形状がビールグラスをベースにしているため、ビールを飲むときの絶対的パートナー。
白ワイン、赤ワイン、ロゼワインはもちろん、スパークリングワインにもぴったり。旅行先や帰郷の際に持っていきたくなる、旅のパートナーとして最適なワイングラス。
軽量で丈夫、どんなワインでも楽しめる万能さが魅力。外出先でもワインをしっかり味わえる、そんな贅沢な瞬間を提供してくれる。
外出用の白ワイングラス
オー・トゥー・ゴー・ホワイトワイン
高さ:106mm
容量:375ml
製造:マシンメイド
材質:クリスタルガラス
梱包:RIEDELロゴ入り箱
生産国:ドイツ
ステム(脚)がないワイングラス。フランスやイタリアでは一般的なスタイルで、ボウル部分を持って飲むことが多い。特にお寿司屋さんで日本酒や白ワインを頼んだ際には、このタイプのグラスで出てくることがよくある。
縦長のボウル形状が、みずみずしくフルーティな香りや、さわやかなのど越しをもたらす。
踊り子号でスパークリング
外出用としても非常に便利で、コンパクトなサイズ感とオシャレな箱がセットになっているので、持ち運びも簡単。洗練されたデザインが、どんなシチュエーションでもワインを楽しめる。
外でワインを飲むけれど、きちんとしたグラスで飲みたいときにぴったりなのがこのステムレスワイングラス。リーデルの公式では、リースリングを飲むときにおすすめされている。ワインの楽しみを格上げしてくれるアイテム。
価格も2,000円未満で手が出しやすく、コストパフォーマンスも抜群。日本ワインやグビグビ飲むスパークリングにもおすすめ。ステムがないので、洗うときも折れる心配がなく、取り扱いがとても楽。外出先では、どんなシーンでも映えること間違いなし。
外出用の赤ワイングラス
SLリーデル・ステムレスウイングス・トゥー・フライ
高さ:121mm
容量:675ml
製造:マシンメイド
材質:クリスタルガラス
梱包:RIEDELロゴ入り箱
生産国:ドイツ
2020年に発売されたリーデルの最高傑作、ワインウイングスのステム(脚)をなくしたワインタンブラー。フルボディで渋みの強い赤ワインに対し、ゆるやかなすぼまりの大きなボウルが複雑で芳醇な香りを解きほぐす。ワインが舌上で横に広がり、厚みのあるボディを感じつつ強い渋みをやわらげる。
白ワイングラス用のリーデル・オー・トゥー・ゴーより300ml大きいカベルネ・ソーヴィニヨン向け。手にがっしりホールドし、力強さを感じ、香りが大きく広がる。名前の トゥー・フライのとおり、旅の空で使いたいワイングラス。
草津温泉の湯畑の前で乾杯。カベルネ・ソーヴィニヨンの香りが湯けむりに溶ける。
ワイン以外のお酒におすすめのワイングラス
日本酒グラス
リーデル・エクストリーム・純米
高さ:200mm
容量:495ml
製造:マシンメイド
材質:クリスタルガラス
生産国:ドイツ
日本酒の専門家と8年の歳月をかけ、辿り着いたのは、横にふくらむダイヤモンド形状のボウル、吉野杉のように頼もしい太い脚、あえて広めに設計した飲み口。
ひと口含むと、米の甘やかな“うまみ”がふわりと開き、質感は絹のようにやわらかく、クリーミーに舌の上で長くとどまる。アルコールの角が丸くなり、吟醸香は果実のようにみずみずしく、酒そのものが一段階、上質に磨かれたかのよう。
横長・大容量のボウルが香りを大きく抱え、温度の変化もゆるやかに
広い口径が味を舌全体にすばやく届け、余韻をふくらませる
辛口は丸みを、フルーティーなタイプは果実味をいっそう引き出す設計
この一脚で日本酒の表情が見違える。今夜の一合を“特別な一杯”に変えてくれる、日本酒好きのための決定版。晩酌の食卓に、このグラスを。
リーデル リースリング (スーパー・レジェーロ)
高さ:252mm
容量:400ml
製造:マシンメイド
材質:クリスタルガラス
梱包:RIEDELロゴ入り箱
生産国:ドイツ
美しさと機能性の結晶。吟醸酒・大吟醸の魅力を余すことなく解き放つ一脚。
縦長の卵型が香りを一点に集め、グラスを傾けた瞬間に立ちのぼるのは、完熟果実のように澄んだ吟醸香。口に入れば、磨き込まれた日本酒の透明感がすっと通り、芯のある旨みと伸びやかな余韻が層を成して広がる。冷やでも常温でも、味の境目がくっきりと見えてくる。
外観は凛として端正。すらりと伸びるステムは驚くほど繊細でしなやかで、手に取ると重さではなく“無重力”を感じる。
同じリーデルでも、ヴィノムの大吟醸グラスより、このスーパー・レジェーロの軽さと細さが一歩前に出る。液面の揺らぎが最小限になり、香りの立ち上がりと舌上の流れが一段とクリアになる。結果として、酒のポテンシャルがもう一段開く。
大吟醸を愛する人の常用グラスは、これでいい。いや、これがいい。
百均のワイングラスとの違い
百均は便利で赤ワイングラス(300円)、白ワイングラス、ビールグラス(ロゼ用)、スパークリンググラス(フルートグラス)など、多様な形状が売っている。割れても100円だから買い直しやすい。たまにしかワインを飲まず、いいワインを買わない人であれば百均で十分、というより百均がベストマッチ。
美しさは味に影響する
左がRONA(1200円)、右が百均
ワインが好きで飲む頻度も高く、より美味しく飲みたいワインラヴァーは最低でも1000円台のワイングラスを一つ所有してほしい。檜の浴槽とコンクリートの浴槽で温泉を楽しみが異なるように、グラスの品質がワインの味わいに与える影響は絶大。良いワイングラスには以下のような素晴らしい特徴がある。
ワインが美しく見える
香りが立つ
甘さを感じられる
良いワイングラスの特徴のひとつは、叩いたときの音の違いに出る。高品質なグラスは透明感があり、まるで高級楽器のように澄んだ音が響く。良いワイングラスは「鐘」のような音色を奏で、百均のグラスはまるで木魚を叩いたように響かない。音だけでなく、使い比べてみると、ワインがより美しく見え、実際に味わうと少し美味しく感じるという違いを実感できる。
百均。左から赤、白、ロゼ、泡
見た目の違いも、ワインの印象に大きな影響を与える。「身長の高さ」「グラスの薄さ」「軽さ」「スタイリッシュさ」といった視覚的な要素であり、身長が高い人がカッコよく見えるように、グラスもそのデザインや形状によってワインが美しく見える。
良いグラスに注がれたワインは、見た目、香り、味わい、そして音に至るまで、ワインの体験全体を変えてくれるような力を持っている。
おすすめ百均ワイングラス
容量:270ml
原産国:日本
材質:ソーダガラス
商品サイズ:7.2cm×7.2cm×19.6cm
ダイソーで売っているチューリップ型のワイングラス(200円)。メイド・イン・ジャパンのチューリップ型のワイングラス。用途は赤ワイン用に作られているが、容量、形状ともに白ワイン、ロゼワイン、スパークリングワイン、デザートワインにも合う。コレひとつあるだけでワインライフが豊かで華やかになる。まずは、百均のワイングラスから始めたい方におすすめ。
香りが変わる
左が百均、右がリーデルのワイングラス
高級なワイングラスは、ガラスが薄く、光を通す透過率が良い。その透明度の高さがワインをより美しく見せてくれる。反対に、百均のグラスは屈折が大きいため、ワインの色が歪んで見えることがある。リーデルのグラスはワインの色をそのまま伝え、さらに輝きを加えてワインの美しさを引き立てる。グラス自体が透明で、ワイン本来の色がくっきりと見えることで、視覚的な満足感が増す。
香りについても、グラスの形状や容量が重要。高級なワイングラスは高さがあり、容量が大きいため、ワインの香りがグラスの中で広がり、より豊かに、深く感じられる。また、グラスが薄いほど、舌にワインが触れる面積が増え、甘さをより感じやすくなる。薄いガラスのグラスはワインを優しく舌に届け、甘さを引き立て、ワインの味わいをさらに豊かにする。
おすすめワイングラス・クロス
漫画『新ソムリエ 瞬のワイン』第14話「裏切りのワイン」では、瞬の先輩にワイングラスの磨き方を叩き込まれたエピソードが出てくる。「磨いたグラスの先にまだ見ぬお客様の顔を思い浮かべる。グラスを磨き抜くことでお客様に話しかける。この店はいつでも最高のサービスであなたを迎えます。曇りのないグラスはお客様の期待を裏切らないぞという店の情熱」
リーデル クリスタル クロス
シャルドネのように力強く分厚いクロスは、特にリーデルのワイングラスを拭くときに非常に役立つ。クロスの素材がしっかりしているため、ワイングラスの繊細な部分を傷つけず、効果的に拭き取ることができる。スパークリングワインのグラスを拭く際には、泡立ちを良くするために特にしっかりと拭くことが大切になる。泡がきれいに立ち上がるためには、グラスの表面が油分や水滴で汚れていないことが重要で、このクロスで丁寧に拭くことで、きれいな泡立ちが実現する。高品質なワイングラスを長く美しく保つために、しっかりとしたクロスで拭きたい。
LONNEA グラスクロス
ワインレッドの心。ワインに対する愛情と、グラスを大切に扱う気持ちの表れの色。百均のグラスであっても、丁寧に磨くことで肌触りが良くなり、手に取ったときにその感触が一層気持ちよくなる。グラスがピカピカに磨かれていると、ワインを注ぐ際の楽しみも一層深まるというもの。大切なワイングラスだからこそ、手間を惜しまずに磨いて、いつでも美しい状態で使いたい。
ワイングラスの種類や豆知識
ワイングラスの大きや形状によって、香りの立ち方と広がり方、口に入る量が変わって速さ、広がりが変わる。複雑な味や香りのワインであるほど、活かすも殺すもグラス次第。個性がハッキリしたボルドーワインは花。開かせるには適切な花瓶が重要になる。
ワイングラスの歴史
19世紀イタリアのワイングラス
ワインは紀元前からあるが、当時はお椀のような器で飲まれていた。ガラス製のワイングラスが登場したのは、14世紀の中世ヨーロッパ。イタリアが起源とされ、ガラス細工が進化したことで、ワインをより美しく、香りや味を楽しむためのグラスが作られるようになった。その後、ワイングラスの技術が発展し、高級グラスが生まれるようになる。特に17世紀から18世紀には、豪華なクリスタルガラスが使われるようになり、ワイングラスは単なる飲み物を入れる器ではなく、社会的なステータスを示すアイテムとしても重要になっていく。現代のワイングラスは、ワインの種類や特徴に合わせた形状を持つようになり、より洗練されたデザインと機能性を兼ね備えたものが多い。
バッカスの勝利,ディエゴ・ベラスケス, 1628〜1629年
ベラスケス《バッカスの勝利》でも農夫たちがお椀のグラスで飲み、左上の精霊サテュロスが高貴なグラスで飲んでいる。様々な形によって香りや味わいの違いを愉しむようになったのは1950年代にRIEDEL(リーデル)が様々な形のワイングラスを出してから。
ワイングラスの部位の名称
画像引用:cocos
・飲み口「リム」
・真ん中部分「ボウル」
・脚「ステム」
・底「プレート)」
ワインを飲むとき外国ではボウルの部分を鷲掴みにすることが多い。日本では脚の部分に当たるステムを持って飲む。『神の雫』で遠峰一青はプレートを持つ。これが最もカッコよく真似している。ワインを注ぐ量はグラスの1/3以下の部分、もしくはボウルの最も膨らんでいる部分まで注ぐと美しい。
ワイングラスへの注ぎ方
VIDEO
ふくらみのトップのところまで注ぐ
注ぎ終わりに瓶をクルッと回すとこぼれない
若いワインは高い位置から空気を含ませるように注ぐ
熟成が進んだワインは空気に触れないようグラスに近づけて注ぐ
価格帯ごとのおすすめワイン