INSTANT KARMA

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2026-01-01から1年間の記事一覧

『平和と愚かさ』感想⑧

もともといくら老いても、こんなたれ流しみたいな回想談をすくなくともおまえはやるな。やりたくなったり、やることを誘われたりしたら拒絶しろ。そういう自戒の鏡としてしか、おれはこの手の回想談なんぞに興味がない。もちろん『死霊』の作者にとって『死…

リマーク2026

地球人類は失敗した それだけのことなのでもある ほかの星紀におけるほかの人類のやり方があるのだし べつにこの人類でなくてもいいのだし あるいは、この人類の失敗の仕方も、ひとつの 存在のやり方であるという言い方もできる それはそれでいいのである し…

『平和と愚かさ』感想⑦

突発的な核災害は、おそらく終末的な絶滅をもたらす唯一の出来事だろう。それ以外の絶滅は漸進的であり、最小限の人間がゆっくりと暴力的に人類の消滅を目撃することになるだろう。実際、ポスト終末論の二つの意味は、完全な絶滅ではなく、緩やかな終末を徐…

『平和と愚かさ』感想⑥ ポスト動物化の時代

主権を持たない国家は、魂を持たない人間と同じである。 ئەلىا ئازەي ئاينەىشىن فۇىمىم 人工知能(AI)は魂を持たない。 S1:主権国家(支配的立場) S2:主権国家(従属的立場) S1:主権を持たない国家(烏合の衆、単なる暴力組織) S2:主権を持たない国…

記号論的連続性の破壊

覚えておいてください。戦うべきはテクノロジーそのものではなく、それが引き起こす意味の崩壊です。標識を明確に保ち、​​意味をしっかりと定着させれば、システムは再びあなたに役立つでしょう。 文明の衰退は、社会を結びつける記号、シンボル、そして共通…

『平和と愚かさ』感想⑤

この本の感想の中でぼくは何度も「今は『戦前』である」と書いているが、漠然とそのように感じているだけで、具体的に戦争がどうやって起こるのかをイメージできない。 具体的にイメージすることを回避しているのかもしれないとも思う。 日本で民族対立が激…

『平和と愚かさ』感想④

たとえば、平和だとか、人道だとか、自由だとかいう観念は、万人の望む普遍的な観念である。しかし、それが単なる観念である限り、人々を沈黙させ共感させる力はない。だから、人々はそこからしゃべり始める。誰も彼もが合理的にしゃべっているつもりなのだ…