映画『22ジャンプストリート』:大学潜入で友情崩壊の危機!?爆笑必至の痛快バディ・アクション第2弾

高校での潜入捜査を見事に成功させ(2度目の高校卒業を果たし)、正式なコンビとなったシュミット(ジョナ・ヒル)とジェンコ(チャニング・テイタム)。しかし、麻薬組織のボス「ゴースト」を取り逃がすという失態を演じてしまい、二人は再び潜入捜査官としてジャンプ・ストリートへ送り返されます。今度の拠点は、教会の向かいにあるベトナム人キリスト教会の跡地「22番地」。そして新たな任務は、地元の大学に潜入し、女子大生が死亡する原因となった新型麻薬「WHYPHY(ワイファイ)」の供給元を突き止めることでした。女子寮やアメフト部に入り込み捜査を開始する二人ですが、ジェンコはアメフト部のスター選手と意気投合し、シュミットは女子大生と恋に落ちるなど、またしてもミッションそっちのけでキャンパスライフを満喫し始めます。環境の変化は二人の関係にも微妙なズレを生じさせ、最強のバディに解散の危機が訪れます。
概要・原題
- 原題: 22 Jump Street
- 公開年: 2014年(日本劇場未公開)
- 上映時間: 112分
- ジャンル: アクション、コメディ、犯罪
- 監督: フィル・ロード、クリストファー・ミラー
- 脚本: マイケル・バコール、オーレン・ウジエル、ロドニー・ロスマン
- 製作: ジョナ・ヒル、チャニング・テイタム、ニール・H・モリッツ
- 製作国: アメリカ合衆国
あらすじ
高校での潜入捜査を終えたシュミットとジェンコは、女子大生が謎の合成麻薬「WHYPHY」を使用して死亡した事件を捜査するため、MC州立大学へ潜入します。前回の反省を活かし、今回はジェンコがスポーツマン枠でアメフト部に、シュミットが演劇・アート系のクラスに潜り込みます。しかし、ジェンコはアメフト部のキャプテンであるズークと魂レベルで意気投合し、シュミットを差し置いて「真の相棒」のような関係を築き始めます。一方、シュミットは美術専攻の女子学生マヤと恋仲になりますが、彼女のルームメイトであるメルセデスからは激しく嫌われます。捜査が進むにつれ、二人の興味と居場所は完全に分かれてしまい、ジェンコは警察を辞めてアメフトの道へ進むことすら考え始めます。すれ違う二人の心。しかし、春休みのビーチで麻薬取引が行われるという情報を掴んだ彼らは、バディとしての絆を取り戻し、事件を解決するために最後の作戦に挑みます。
キャスト
- シュミット: ジョナ・ヒル
- ジェンコ: チャニング・テイタム
- ゴースト: ピーター・ストーメア
- ズーク: ワイアット・ラッセル
- マヤ: アンバー・スティーヴンス・ウェスト
- メルセデス: ジリアン・ベル
- ディクソン警部: アイス・キューブ
主題歌・楽曲
- 音楽: マーク・マザーズボー
- 特記事項: 大学のパーティーシーンや春休みのビーチシーンなどで、EDMやヒップホップのヒット曲が多数使用され、底抜けに明るいパーティー・ムービーとしての側面を盛り上げています。
受賞歴
- ティーン・チョイス・アワード:夏の映画スター賞(チャニング・テイタム)受賞
- MTVムービー・アワード:最優秀コメディ演技賞(チャニング・テイタム)受賞
撮影秘話
- 本作は「続編は一作目と同じことを予算を増やしてやるものだ」という自虐的なメタ発言が随所に散りばめられています。これは、監督たちが安易な続編作りに対する皮肉と、それでも面白いものを作るという自信を込めた演出です。
- エンドロールで流れる「23ジャンプストリート」から始まる架空の続編ポスターや映像の数々は、スタッフが本気で悪ふざけをして作り上げたもので、本編以上に手が込んでいると言われるほどの名シーンです。
- ディクソン警部役のアイス・キューブの出演シーンは、彼のスケジュールがタイトだったため、非常に短期間で集中的に撮影されましたが、その圧倒的な存在感で作品を引き締めています。
感想
前作の成功にあぐらをかくことなく、さらにパワーアップしたおバカさとアクション、そして「続編あるある」を逆手に取ったメタ的な笑いが満載の傑作です。特にシュミットとジェンコの関係性が、まるで倦怠期のカップルのように描かれているのが秀逸で、二人がカウンセリングを受けるシーンなどは爆笑必至です。チャニング・テイタムの身体能力を活かしたアクションも見応えがあり、ただのコメディ映画として片付けるには惜しいほどの完成度を誇ります。何も考えずに笑ってスカッとしたい時に最適な映画です。
レビュー
肯定的な意見
・「前作を超えたかもしれない。メタ発言の数々が映画ファンのツボを押さえてくる。」
・「シュミットとジェンコのブロマンス(男同士の熱い友情)が最高。二人の愛の物語としても楽しめる。」
・「エンドロールまで手抜きなし。最後まで席を立たずに見てほしい。」
否定的な意見
・「基本的には前作と同じパターンの繰り返しなので、新鮮味には欠ける。」
・「下ネタやドラッグネタがさらに過激になっているので、苦手な人は注意が必要。」
・「ストーリーよりもギャグ重視なので、物語の整合性を気にする人には向かない。」
考察
「続編」という構造への自己言及
この映画は、ハリウッドにおける続編制作のあり方を強烈に風刺しています。「予算が増えたから派手にやれ」「前と同じことをすればいい」という劇中のセリフは、製作者自身の自戒であり、観客へのウィンクでもあります。しかし、それを単なる自虐で終わらせず、その構造を利用してさらに面白いエンターテイメントを作り上げている点が、フィル・ロード&クリストファー・ミラー監督の真骨頂と言えるでしょう。
変化する関係性と変わらぬ絆
大学という新しい環境で、シュミットとジェンコはそれぞれの居場所を見つけ、一時的に離れ離れになります。これは、誰もが経験する成長に伴う友人関係の変化のメタファーです。しかし、最終的に彼らは互いの違いを認め合い、補い合うことこそが最強のバディであるという結論に達します。変化を恐れず、それでも変わらぬ絆を大切にするというメッセージが、バカバカしい騒動の中に隠されています。
※以下、映画のラストに関する重大なネタバレが含まれます。
未視聴の方はご注意ください。
ラスト
春休みのメキシコのビーチで、シュミットとジェンコは麻薬組織の取引現場に突入します。黒幕は、シュミットが敵対していたメルセデスと、その父親であり冒頭で逃したゴーストでした。メルセデスはディクソン警部の娘(シュミットの恋人マヤ)を人質に取りますが、シュミットとジェンコは協力して彼女を奪還し、メルセデスをノックアウトします。ゴーストはヘリコプターで逃走を図りますが、二人は決死のジャンプでヘリにしがみつき、ジェンコが機転を利かせて手榴弾を投げ込みます。ゴーストは爆発と共に海に散り、事件は解決します。二人は互いに最高の相棒であることを再確認し、熱い握手(と少しロマンティックな雰囲気)を交わします。そしてエンドロールでは、二人が医学部、料理学校、ダンススクールなど、ありとあらゆる学校に潜入する架空の続編映像が延々と流れ、シリーズが永遠に続くかのようなジョークで幕を閉じます。
視聴方法
DVD&Blu-ray情報
日本国内でもDVDおよびBlu-rayが発売されています。特にエンドロールで流れた架空の続編のフルバージョンや、大量の未公開シーン、NG集などが収録されており、本編以上に楽しめるコンテンツが満載です。
まとめ
映画『22ジャンプストリート』は、前作の面白さをそのままに、スケールと笑いを倍増させた最高の続編です。ジョナ・ヒルとチャニング・テイタムのコンビネーションはもはや芸術の域に達しており、バディムービーの歴史に残る一作と言えます。頭を空っぽにして楽しめる、極上のコメディ体験をぜひ味わってください。
映画のジャンル
アクション、コメディ、犯罪、青春、バディムービー
- 22ジャンプストリート
- 22 Jump Street
- ジョナ・ヒル
- チャニング・テイタム
- フィル・ロード&クリストファー・ミラー
- メタフィクション
- 大学潜入
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