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映画『ゾンビーバー』:かわいい大工さんが大変身!湖畔パニックコメディ

 

映画『ゾンビーバー』:汚染された湖畔で発生する抱腹絶倒クリーチャーパニックコメディ

映画 ゾンビーバーのポスター

ママロネック医療廃棄物処理施設のトラック運転手ルークとジョセフが、よそ見運転でシカを轢き、その衝撃で積み荷の汚染タンクが湖に流出。この汚染により、湖に生息するはずだった可愛らしいビーバーたちが、人間を襲う恐ろしいクリーチャー、ゾンビーバーへと変貌してしまいます。時を同じくして、湖畔の別荘には、失恋で荒れるジェンと、仲良しのメアリー、ゾーイの女子大生3人組が、男子禁制のキャンプを楽しもうとやって来ていました。しかし、すぐに彼氏や元彼たちが乱入し、騒ぎの中、凶暴化したゾンビーバーと遭遇します。友情、恋愛、そして命をかけたサバイバルを描く、徹底的に馬鹿馬鹿しいクリーチャーホラーコメディです。

 

 

 

 

概要・原題

 

  • 原題: Zombeavers
  • 公開年: 2014年
  • 上映時間: 77分
  • ジャンル: ホラーコメディ、クリーチャーパニック、B級映画スプラッター
  • 監督: ジョーダン・ルービン
  • 脚本: アル・カプラン、ジョン・カプラン、ジョーダン・ルービン
  • 主な出演者: レイチェル・メルヴィン、コートニー・パーム、レックス・リン
  • 備考: タイトルと内容のインパクトから、公開当時カルト的な人気を博しました。

 

あらすじ

 

医療廃棄物処理施設のトラックが起こした事故により、汚染物質のタンクが湖に流出し、ビーバーたちがゾンビ化します。湖畔の別荘に来たメアリー、ゾーイ、ジェンの3人は、ジェンの彼氏サムの浮気が原因で友情に亀裂が入りかけていました。ゾーイが湖を満喫中にゾンビーバーの巣を発見しますが、近所のスミスに熊から助けられ、事なきを得ます。夜、彼氏たちが到着し、騒ぎの中でジェンがシャワー室でゾンビーバーに遭遇し、パニックに。トミーがバットで叩き潰しますが、翌朝、死体は消えてしまいます。バックが湖で足首を喰いちぎられ、ゾンビーバーの凶暴性と感染のリスクが明らかになります。ケータイは圏外、電話線は切断され、孤立した彼らは脱出を試みますが、倒木で道が塞がれ、トミーは木に押し潰されて死亡。別荘に戻ったバックはゾンビーバー化し、スミスを襲います。残されたメアリーとサムはシャワー室に立て籠もりますが、ゾンビーバー化したジェンが現れ、火災も発生。最終的に、メアリーとゾーイが車で脱出を図ります。

 

キャスト

 

  • レイチェル・メルヴィン(メアリー役)
  • コートニー・パーム(ゾーイ役)
  • ジェイク・ウィアリー(トミー役)
  • ピーター・ギルロイ(サム役)
  • レックス・リン(スミス役)

 

主題歌・楽曲

 

本作の音楽は、映画全体のコミカルで軽快なトーンを維持しつつ、クリーチャーホラーとしての緊迫感を出すように工夫されています。特にゾンビーバーの登場シーンや、主人公たちがパニックに陥る場面では、B級ホラーらしいチープさと、盛り上げ役としてのサウンドが効果的に使用されています。映画のトーンに合わせた皮肉めいた楽曲が、作品のユニークさを際立たせています。

 

受賞歴

 

 

撮影秘話

 

この映画の最大の魅力であるゾンビーバーは、CGではなくあえてアニマトロニクス機械仕掛けの操り人形)とパペットを使用して制作されました。これにより、昔ながらのクリーチャー映画のような、愛嬌と怖さを兼ね備えた独特な質感が生まれています。制作チームは、限られた予算の中でいかに面白おかしいパニックを描くかに焦点を当てており、現場では常に笑いが絶えなかったといわれています。ゾンビーバーの着ぐるみのような造形も、この映画の魅力の一つです。

 

感想

 

『ゾンビーバー』は、そのバカバカしいタイトル通り、真面目さに欠けた徹底的なB級ホラーコメディとして完成されています。お色気と下品なユーモア、そして容赦ないゴア描写が融合し、観客を笑いの渦に巻き込みます。アニマトロニクスで表現されたゾンビーバーは、怖さよりも愛嬌があり、この作品独特の魅力を放っています。若者たちの軽薄さや、その裏にある友情の亀裂といったテーマが、クリーチャーパニックによって極限状態に追い込まれる様は、痛快なエンターテイメントとして楽しめます。

 

レビュー

 

肯定的な意見

ゾンビーバーというアイデアに完全に降参。潔いほどのB級感が素晴らしく、笑いながら見られる。

友情や恋愛のもつれといった日常的なドラマと、非日常的なクリーチャーパニックの組み合わせが新鮮。

アニマトロニクスによるクリーチャーが個性的で、憎めない可愛さがある。

否定的な意見

過激な描写や下品なユーモアが苦手な人には向かない。

ストーリーや演技に真面目さを求める人には、ただの馬鹿げた映画に映るかもしれない。

タイトルの面白さほどの衝撃はなかったという声もある。

 

考察

 

環境汚染へのブラックな風刺

映画は、トラック運転手のよそ見という些細なミスと、医療廃棄物の投棄という社会的な問題を結びつけることで始まります。ビーバーのゾンビ化は、人間が引き起こした環境汚染に対する自然からの皮肉な「報復」として機能していると解釈できます。この作品は、深刻なテーマを扱いながらも、それを徹底的に馬鹿馬鹿しいクリーチャーパニックに昇華させることで、B級映画らしいブラックユーモアを際立たせています。

 

人間関係の崩壊と変異

湖畔の別荘という閉鎖空間は、友情や恋愛関係における内なる不満や嫉妬が表面化する場となります。ゾンビーバーの感染は、単に肉体を破壊するだけでなく、人間の理性を奪い、本能的な衝動に従わせる「変異」を引き起こします。これは、若者たちの不安定な人間関係や感情の爆発を、クリーチャー化という形で具現化したメタファーとも解釈できます。特に、サムとメアリーが危険な状況下でセックスに走る描写は、極限状態における人間の理性の崩壊を示しています。

 

伝統的なホラーへのオマージュと脱構築

本作は、隔離された小屋で若者たちが襲われるというホラー映画の古典的な設定を忠実に踏襲しながらも、その「脅威」を可愛らしいビーバーにすることで、ジャンルを脱構築しています。また、ゾンビーバーだけでなく、ゾンビーバー化した熊や、ラストに登場するゾンビ化した蜂など、次々と予期せぬクリーチャーを登場させることで、観客の予想を裏切り続ける、予測不能な面白さを生み出しています。

 

 

※以下、映画のラストに関する重大なネタバレが含まれます。
未視聴の方はご注意ください。

 

ラスト

 

火事になった別荘から、壁を突き破って突っ込んできたゾーイ運転の車に乗り込み、メアリーは脱出します。二人はゾンビーバー化した熊を振り切り、倒木で塞がれた地点まで車を走らせます。その途中、車の屋根に張り付いていたゾンビーバー化したジェンを急ブレーキで振り落とし、ゾーイが轢き殺します。倒木地点で車を降りたメアリーは、ゾーイに対し「あなたも噛まれているでしょ」と銃を向けますが、実は噛まれて変異していたのはメアリー自身でした。変異したメアリーをゾーイが銃で叩き潰し、ゾーイは一人、ケガした脚を引きずりながら街を目指して歩き出します。街が見え、トラックに手を振りますが、そのトラックの運転手は、物語の冒頭で事故を起こしたよそ見運転のジョセフでした。ジョセフはまたもゾーイに気付かず轢き殺してしまい、ゾーイはトラックの下でゾンビーバーに噛みつかれて死亡します。そして、最後に、ゾンビーバーに集っていたゾンビ化した蜂が巣に戻るカットが挿入され、感染の脅威がさらに広がる可能性を示唆して物語は幕を閉じます。

 

視聴方法

 

映画『ゾンビーバー』は、以下のサービスで配信されています。最新の配信状況は各サービスでご確認ください。

 

DVD&Blu-ray情報

 

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まとめ

 

『ゾンビーバー』は、「ゾンビ+ビーバー」という前代未聞のアイデアを具現化した、ホラーコメディの傑作です。徹底したB級路線と、アニマトロニクスによるクリーチャー描写が、この映画の魅力を最大限に引き出しています。最終的に生存者はゼロに等しく、感染の脅威が新たな形態(ゾンビ化した蜂)へと姿を変えて広がっていくという、ブラックユーモアに満ちた結末は、この作品の独自性を確立しています。何も考えずに笑いたい時、あるいは刺激的な作品を見たい時にぴったりの映画です。

 

映画のジャンル

 

ホラーコメディ、クリーチャーパニック、B級映画スプラッター、パニックコメディ

  • ゾンビーバー
  • Zombeavers
  • クリーチャーパニック
  • 湖畔の惨劇
  • カルト映画
  • レイチェル・メルヴィン
  • ジョーダン・ルービン
  • 汚染

 

 

 

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