【ネタバレあり】*ぽかぽか映画日和* ー 秒でその映画にちょっと詳しくなる場所 ー

100%!わたしが観た映画のみです。おもにAmazonプライムビデオで鑑賞しています。 ⚠注意⚠ 映画の内容に関するネタバレ情報が含まれている可能性があります。 映画の感想や考察は、人によって異なります。ご了承ください。

わたしの好きな映画 スライドショー

わたしの好きな映画

映画『ANNA』:KGBとCIAを出し抜く美しき最強スパイの物語

 

映画『ANNA』:KGBとCIAを出し抜く美しき最強スパイの物語

映画 ANNA のポスター

映画『ANNA』(原題: Anna)は、『レオン』『ニキータ』で知られるアクション映画の巨匠リュック・ベッソン監督が贈る、スタイリッシュでスリリングなスパイアクションです。舞台は1990年代のモスクワ。主人公アナ(サッシャ・ルス)は、一見するとパリでスカウトされたばかりの美しき駆け出しモデルですが、その裏の顔は、ソ連の冷酷なKGBが訓練した一流の殺し屋でした。モデルとしての華やかな表の顔を隠れ蓑に、彼女は次々と国家の敵を消していきます。しかし、アメリカCIAの捜査官レナード(キリアン・マーフィ)に弱みを握られたアナは、KGBとCIAの二大組織の間で二重スパイとして危険なゲームに参加させられます。KGB長官暗殺という成功確率ゼロの究極のミッションを前に、アナは「必ず生き抜く」ことを誓います。この過酷な状況下で、彼女が見つけたKGBとCIAの双方を出し抜き、自由を手に入れるための驚くべき道とは一体何なのでしょうか。予測不可能な展開と、息をのむアクション、そしてアナの華麗な変身が見どころの作品です。

 

 

 

 

概要・原題

 

  • 原題: Anna
  • 英題: Anna
  • 公開年: 2019年
  • 上映時間: 119分
  • ジャンル: アクション、スリラー、スパイ
  • 監督: リュック・ベッソン (Luc Besson)
  • プロデューサー: マーク・カントンの他多数
  • 制作国: フランス、アメリカ合衆国
  • 備考: リュック・ベッソンが得意とする「強い女性像」を象徴する作品であり、過去の代表作『ニキータ』や『ルーシー』のエッセンスを感じさせます。

 

あらすじ

 

ソ連崩壊直前のモスクワ。貧しい売り子だったアナは、モデル事務所にスカウトされ、一気にトップモデルへと上り詰めます。しかし、その華やかな生活は、KGBのベテラン工作員オルガ(ヘレン・ミレン)によって仕組まれた偽りのものでした。アナの真の任務は、KGBの指示に従い、邪魔者を暗殺すること。彼女は驚異的な戦闘能力と冷酷さでミッションを遂行しますが、ある暗殺任務中にCIA捜査官レナードと接触し、彼の罠に落ちてしまいます。レナードはアナに、KGBへの忠誠を破棄し、CIAの二重スパイとして働くことを強要。両組織の板挟みになったアナは、スパイの世界から抜け出し、真の自由を手に入れるための脱出計画を密かに練り始めます。KGBの長官暗殺という不可能な指令を受け、アナは美しさと知性を武器に、巨大な組織間の陰謀を掻い潜っていくことになります。

 

キャスト

 

 

主題歌・楽曲

 

  • 特記事項: 音楽は、リュック・ベッソン作品の常連であるエリック・セラが担当しています。1990年代の冷戦終結前後の雰囲気を反映した電子的なサウンドと、緊張感あふれるオーケストラが融合したスコアが特徴です。特に、アナがモデルとしてランウェイを歩くシーンと、激しいアクションシーンとの対比を強調する音楽使いが巧みで、アナの二面性を効果的に表現しています。

 

受賞歴

 

  • 特記事項: 本作は、主にアクションとスリラーのジャンルで国際的に注目されました。特に、新人ながら主演を務めたサッシャ・ルスの身体能力を活かしたアクションシーンの完成度と、リュック・ベッソン特有のスタイリッシュな映像美が高く評価されました。ヘレン・ミレンが演じた冷徹なKGB教官オルガのキャラクターも、作品に深みを与えています。

 

撮影秘話

 

  • 主役のアナを演じたサッシャ・ルスは、元々トップモデルであり、アクション映画の主演はほぼ初めてでしたが、徹底的な訓練を積み、スタントの多くを自らこなしました。彼女のモデルとしての経験が、ランウェイを歩くシーンや、ファッション性の高い衣装でのアクションにリアリティを与えています。
  • リュック・ベッソン監督は、本作で時間軸を何度も遡る複雑な構成を採用しており、観客にアナの二重スパイとしての困難な状況を多角的に理解させるよう工夫しています。これにより、物語のテンポと緊張感が維持されています。
  • モスクワやパリ、ミラノといった国際都市を舞台に、華やかなモデル業界と冷徹なスパイ組織という、対照的な世界観が鮮やかに描かれています。

 

感想

 

『ANNA』は、リュック・ベッソンの真骨頂とも言える、美しく、強く、そして孤独なヒロインの物語です。モデルという表の顔と、冷酷なスパイという裏の顔を持つアナの二面性が、物語に奥深さを与えています。予測不可能なタイムラインの切り替えと、次々と現れる裏切りと駆け引きは、観客を最後まで飽きさせません。特に、サッシャ・ルスが披露するキレのある格闘シーンは圧巻で、アクションファンならずとも興奮すること間違いなしです。KGB、CIA、そしてアナ自身の三つ巴の戦いを通して、彼女が真に求めた「自由」とは何かを考えさせられる作品です。

 

レビュー

 

肯定的な意見

・「リュック・ベッソン監督のスタイルが全開。アクションのキレと映像のスタイリッシュさが際立っており、最高にクールなスパイ映画だ。」

・「ヘレン・ミレンが演じるオルガ教官が圧倒的な存在感。アナとの師弟関係(あるいは敵対関係)の描き方が素晴らしい。」

・「時間軸を操作するストーリーテリングが面白く、何度か裏切りのどんでん返しがあり、予測できない展開が楽しめる。」

否定的な意見

・「過去のベッソン作品(『ニキータ』など)の焼き直しのように感じられ、オリジナリティに欠ける。」

・「主人公アナの動機や感情移入がしづらく、キャラクターの深みが足りない。」

・「ストーリー構成が複雑すぎて、一部の観客には分かりにくいかもしれない。」

 

考察

 

「自由」を求める戦い

アナは、KGBにスカウトされた当初から、自分の人生を生きる「自由」を求めています。モデルとしての成功も、スパイとしての任務も、全ては彼女にとって自由を得るための手段に過ぎません。KGBとCIAの間で二重スパイとして働くことは、一見、より束縛された状態に見えますが、彼女はこの二大組織間の対立を利用して、どちらにも属さない第三の道を切り開こうとします。この映画は、現代社会における個人の自由の獲得と、それが組織や権力との関係においていかに困難であるかを描いています。

 

女性スパイ像の現代化

アナは、従来の男性スパイ映画における女性の役割を超越しています。彼女は単なる美貌や魅力だけでなく、卓越した知性、戦闘スキル、そして冷徹な判断力を兼ね備えています。特に、ヘレン・ミレン演じるオルガとの関係は、女性が女性を訓練し、支配するという構図を作り出しており、スパイという男性優位な世界において、女性同士の複雑な力学を描いている点も興味深い考察対象です。

 

 

※以下、映画のラストに関する重大なネタバレが含まれる可能性があります。
未視聴の方はご注意ください。

 

ラスト

 

アナはKGB長官暗殺ミッションを成功させますが、その裏で、彼女はKGBとCIAの双方を欺く巧妙な計画を実行していました。彼女は、KGBの上司であるヴァシリエフと、CIAの捜査官レナードに対し、自分を解放しなければ互いの組織の秘密を暴露すると脅迫。最終的に、アナは両組織を出し抜き、二重スパイの役割から解放され、真の自由を手に入れます。彼女は、二大組織のトップたちに別れを告げ、誰にも見つからない場所へと姿を消します。ラストシーンでは、彼女の元教官オルガが、後任としてKGBの新しい局長に就任することが示唆され、スパイの世界は続いていくことを示唆しつつ、アナの孤独で華麗な勝利が描かれます。

 

視聴方法 

 

 

DVD&Blu-ray情報

 

 

まとめ

 

『ANNA』は、リュック・ベッソン監督の美学が詰まった、スタイリッシュで予測不能なスパイアクションです。サッシャ・ルス、ルーク・エヴァンスキリアン・マーフィヘレン・ミレンといった豪華キャストが織りなす駆け引きと、主人公アナが求める「自由」への切実な願いが、観客の心をつかみます。華麗な映像と息をのむアクション、そして巧妙に仕掛けられたストーリーのどんでん返しを、ぜひお楽しみください。

 

映画のジャンル

 

アクション、スリラー、スパイ

 

 

 

 

 

- 見放題の新着作品 - 
見放題の新着作品