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【徳島・香川旅行記】四国のみぎしたで温泉とDMV!今と昔の発明を追う四国旅

こんにちは。

今回は2025年6月の徳島・香川旅の様子をお届けします。

2021年より徳島の南端エリアを走る阿佐海岸鉄道にて世界初の営業運転を開始したDMVこと「Dual Mode Vehicle(デュアル・モード・ビークル)」。鉄道にもバスにもなれるという画期的な交通手段で、営業開始当時はニュースなどでも取り上げられる注目の高さを見せていました。ところが、開業から4年となりその賑わいも収束、苦境に立たされつつあるというニュースを目撃。ここいらで乗りに行って、ついでに徳島南部も観光してこよう!と思い立った旅です。

そのついでに、2025年に放送中の大河ドラマで主人公の人格形成に大きない影響を与えた平賀源内は現在の香川県さぬき市出身。せっかくなので、江戸時代の発明家と最新の発明であるDMVを両方見に行こうという行程に仕上げました。

途中トラブルに見舞われた話なども含めて、紹介していきたいと思います。

 

以下目次です。

 

それではスタート!!

旅の行程

1日目は徳島南部の観光。

大阪→(高速バス)→海陽町→阿南

2日目は香川を観光しつつ大阪へと戻ります。

阿南→志度→高松→岡山経由→大阪

 

高速バスで徳島南部の温泉へ!

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旅の始まりは大阪駅。関西から徳島県へは基本的には高速バス利用がメインルート。今回は県庁所在地である徳島市よりも南、徳島県最南部にある海陽町を目指します。

大阪駅周辺に多数ある高速バス乗り場の中で、ヒルトン大阪近くにあるハービス大阪からの出発です。


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大阪駅を出発して阪神高速を通り、淡路島を抜けて大鳴門橋を通り四国へと入ります。四国に近づくにつれて大雨模様。鳴門海峡名物の渦潮は見られませんでしたが、潮流の境目がわかる状態でした。

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徳島県に入り高速を外れると一般道でひたすら南下。大阪からおよそ5時間、徳島県最後の停留所である宍喰へと到着しました。漢字が難しいですが、「ししくい」と読みます。

 

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道の駅宍喰温泉に隣接するホテルリビエラししくい。こちらでは日帰り入浴を楽しむことができます。

宍喰温泉は炭酸水素塩泉のトロトロ温泉。さらに大浴場からは太平洋を望むオーシャンビュー。最高の温泉を楽しむことができます。

 

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風呂上がりに昼食タイム。周辺で獲れる地元のものを使ったメニューが揃う中、選んだのは鰹の酒盗丼。鰹の内蔵の塩辛である酒盗と鰹のたたきが載った豪華な丼をいただきます。その名にふさわしく、酒盗はかなり濃いめの味でご飯が進みすぎてしまいました。

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道の駅の建物に戻ってきたらデザートタイム。徳島の一部地域で飲まれている寒茶のジェラートをいただきます。

甘味が強いお茶らしく、ほうじ茶や抹茶アイスとはまた違う甘さを味わうことができました。

 

バスと鉄道の融合「DMV

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道の駅宍喰温泉からは今回のメインイベントであるDMVが出ています。バスにも鉄道にもなる世紀の大発明。

一部高知県東洋町を経由してバス、鉄道の2つのモードを駆使した上で阿波海南文化村へと繋いでいる立派な公共交通機関となっています。

 

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DMVの車内は完全にバス寄り。事前にネットから予約することもできます。この日は土曜日も大雨ということもあるのかがら空き状態。

途中からちらっと乗車がありましたが、それでも最大3名と落ち着いてしまっているのが現状のようです。


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高知県甲浦駅で陽気な音楽とともにバスから鉄道へモードチェンジを行い、鉄道部分を走行していきます。さっきまで道路を走っていた車輌が、ガタンガタンと線路を走っているのは少し違和感を感じますが、外から見れるわけではないので受け入れてしまう自分がいます。


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JR牟岐線の終点である阿波海南駅にて再びバスモードへと戻り、少し先にあるDMVの終点阿波海南文化村までやってきました。

こちらは複合施設で、ホールや貸会議室、さらには海陽町の博物館までが軒を連ねています。予定の列車の時間までは博物館を見学しながら待っていることにしました。

 

大雨を乗り越えて阿南まで

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そろそろ乗車予定の牟岐線の時間になるということで、大雨の中徒歩で阿波海南駅まで。

阿波海南駅では、DMVのモードチェンジを外から見やすいように見学スペースが用意されています。そこで1本モードチェンジを見学しようなんて思っていたんですが、いくら待ってもDMVはやってこず…

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なんと大雨の影響によりDMVは運転見合わせに。外から見学できなかったのは残念ですが、自分が乗った便が動いてくれたことにまずは感謝。

ここまできて乗れなかったら思い残すことしかありませんからね…気を取り直して、JR牟岐線がやってくるのを待っていたのですが、、、

こない。待っても待っても全然こない。

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え、うそん。まさかの牟岐線も大雨の影響で運転見合わせ。

運転再開は未定。すぐに代替手段を探すも大阪方面の高速バスはすでに最終が出発しており、宿泊先がある阿南までも辿り着くことはできなそう。

なら高知側へ出てしまうかと思っても、室戸岬方面へのDMVも止まっている状態。まさに八方塞がり。

宍喰までぶらぶら向かって、日帰り入浴したホテルに泊まるかと思いかけていたその時、やってきた牟岐駅へと向かう路線バスに乗車。

なんとか駅員のいる牟岐駅までは辿り着くことができました。

 

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牟岐駅の駅員さんに聞いたところ、もしかしたら動くかもとのこと。しかも牟岐駅には列車がちょうど止まっている状態。

1時間ほど待っていると動くよと伝えに来てくれ、なんとか阿南駅まで辿り着くことができました。

 


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なんとか阿南までやってくることができ、今宵のお宿はスーパーホテル。実は初めて宿泊するホテルチェーンですが、大浴場(天然温泉)に無料朝食と快適そのもの。ちょっとだけご当地グルメも楽しむことができました。

 

平賀源内ゆかりの志度

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1日目の大雨を忘れ去るような良い天気で朝を迎えた2日目。阿南では宿泊のみ、観光はせずに朝から移動を開始していきます。まずは牟岐線に乗車して徳島駅まで、徳島と高松を結んでいる特急うずしおに乗車して2日目最初の目的地志度を目指します。

 

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阿南から乗り継ぎ時間も含めて2時間ほどで志度駅に到着。特急うずしおも停車する駅となっています。元々は後ほど紹介する志度寺門前町として発展、志度町という独立した自治体ではありましたが、平成の大合併により近隣の自治体と合併し現在はさぬき市を形成しています。


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まずは町が形成された由来ともなっている志度寺を参拝。聖徳太子で有名な推古天皇の時代に創建されたと伝わる四国の中でも屈指の歴史を誇るお寺です。存在感の強い五重塔に目が入ってしまいがちではありますが、手前の仁王門や本堂も江戸時代に作られた重要文化財に指定されており、こちらも見所となっていました。


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続いてやってきたのは平賀源内記念館。志度寺から讃岐街道をまっすぐ進むと位置しています。

江戸中期が取り上げられた2025年の大河ドラマでは、主人公に影響を与えるキーとなるポジションで取り上げられました。その平賀源内はここ志度の出身。記念館だけでなく、旧邸もあります。旧邸には薬学に通じた所から薬草の植物園が併設されています。


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志度でお寺や平賀源内ゆかりの地の観光を終えて、JRではなく高松を中心に走る私鉄、ことでん志度線に乗車します。ここ志度駅から観光地である屋島を経由して、高松の中心部である瓦町駅を結んでいます。志度まではJRとことでんどちらでも来ることができ、高松の郊外といっていい程度の距離感となっています。

 

瀬戸大橋の鉄道ルートで帰路

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琴電志度線を琴電屋島駅で下車してやってきたのは、香川県のローカルチェーンおくどさんというお店。いわゆるカフェテリア方式の定食屋さんで、自分の好きなおかずを組み合わせて定食を作ることができます。看板に魚と記載があるようにメインとなるのは焼き魚。出来立てのだし巻きも合わせて、日本を象徴するような定食を昼ごはんとしていただきました。


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再び琴電に乗車、瓦町駅で下車して時間もあるので徒歩で高松駅へと向かいます。高松駅へは大半の区間をアーケードの商店街を歩いて向かうことができます。ということでアーケードをぶらぶら歩いて立ち寄ったのはジェラート屋さん。昼食後にちょうど良い休憩となりました。

 

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JR高松駅にやってきました。以前訪れた際はなかった新しい駅ビルが誕生、四国の玄関口としてふさわしい駅に変貌を遂げておりびっくりしました。新しい駅ビル「ORNE」の屋上にはアンパンマン列車広場が設けられており、新たな見どころが誕生しております。

 

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それでは四国・高松を離れ大阪へと帰路につきます。高松と関西の間は鉄道だけではなく高速バスやフェリーでも結ばれておりますが、今回は鉄道で帰ることに。まずは岡山までの快速マリンライナーで瀬戸大橋を渡り、新幹線に乗り換えて大阪へ。旅を無事に終えることができました。

 

ということで以上、徳島・香川の旅行記でした。

念願のDMVに乗車できたことは大満足なんですが、大雨に巻き込まれてしまいモードチェンジを外から見ることができなかったのは心残りです。乗ってこそではあると思いますが、乗ってしまうと意外と凄さがわからなかったりしますのでね。まあ無事に脱出し、旅程の大幅な変更が生じなかっただけよしとしましょう。

また2日目に訪れた志度。正直観光する機会はほぼない場所だとは思いますが、平賀源内に関連する大河ドラマ放映中に訪れたことで、ポスターなど少しだけ盛り上がりを見せているタイミングで訪れることができてよかったと思います。きっとこの機会がなければ、訪れることはなかったはずです。

2025年の目標に掲げていた、あまり行かない場所に行くということを象徴する旅になったと思います。

 

この記事は2025年6月中旬時点での情報です。

最後までお読みいただきありがとうございました。