アワアワしていて神様仏様からの意図を受け取れない場面でも、必要な時にはちゃんと導いていただけるのだなぁとありがたかったことがありました。
次男が外出先から電話をかけてきて、「バイク壊れた、今から歩いて帰る、家から◯◯kmあるから帰宅はだいぶ遅くなるけど心配せんといて、バイトも休むわ」と。ややこしい事になりました。バイクは次男のものではなく、友達からの借りものだったからです。
この友達は、まだ若いのにバイクの神様ですかというほど知識と技術と経験に優れ、次男バイクのレストアも手がけてくれているので、今回壊れたバイクの修理なども朝飯前なのですが…
困ったのは「本人所有でないバイクは基本的に盗品を疑われる=出先のお店では修理してもらえない&レッカー移動等もめちゃくちゃややこしい」ためです。実際、次男もダメ元で付近のお店を探して持っていったところ、やはり断られたとの事でした。
私もあれこれ策を考えながら次男と連絡を取っていたのですが、本人はもうすでに10kmほどバイクを押して歩いているというので、「今どのへん?」と聞くと「住吉大社の近く」と言います。ああ、これはここで待たせておきなさいということだと、なぜかそれだけはわかりました。
次男には住吉さんの駐車場で待たせてもらうように伝え、私たちはレンタカーで軽トラか軽バンを借りて迎えに行こう、となりました。ラダー(バイクを車に積む時に使うスロープ的なもの)がないため、低床の軽バンの方がいいのですが、これを所有していてなおかつすぐ貸してもらえるお店がほとんどない中、探しまくってようやく1軒見つかりました。ただしレンタル可能時間がかなり遅く、これでは次男を相当待たせることになってしまいます。とはいえ軽バンがないと何も始まりません。
ベストな状況ではないけどもう予約しよう、と決めてスマホを操作するうち、「PayPay決済は会員登録が必要です」と予約できずに会員登録のページへ飛ばされます。ではクレカで…と操作するのですが、またもや会員登録に飛ばされ、リロード中になぜか画面が固まって動かなくなりました。(この時点で何かちょっとおかしいと感じつつも、まだ気づかない私)
この予約が取れないと困る…と焦っていたところに次男からの連絡があり、軽バン確保が遅くなるかもしれない旨を伝えると「悪いんやけど、それなら◯ちゃん(私の母)の軽バンが空いてたら借りてくれん?その方が早いと思う。わがまま言うてごめんやで」と。
…そうなのです。私は、自分の母が軽バンを持っていたことを完全に失念していたのでした…どんだけパニクっていたんでしょうか笑
そこから母に電話をかけると、「ちょうど今帰宅したところやからいつでも使いー!」と言ってもらえました。タイミングが神がかりすぎていて恐ろしい。車は古いMT車なので、父(養父です)が運転を買って出てくれました。
自宅を出る少し前に、くだんの次男の友達が、ちょうど次男バイクのレストア作業のため来てくれました。彼もすでに次男の事情を知っていて、気をつけて行ってきてくださいーと笑顔で送り出してくれました。母の車と自分の車、2台で住吉大社に向かい、無事に駐車場にて次男と合流。壊れたバイクの積み込みは、ラダーがなかったので大人4人の力技で持ち上げてどうにかやり遂げました…腰痛とか言ってる場合ではありませんでした笑
内心は、せっかくの住吉大社だからお参りしたい…ちょっとごあいさつだけでもしたい…と思いつつ、後のことを考えるとのんびりできる状況ではありません。仕方なくあきらめて自分の車に向かったところ、かわいい茶トラの猫ちゃんがすぐそばに座っていました。何だか「お前の気持ちはわかっているから、また今度ゆっくり来なさい」と言っていただいたような気がして、胸がいっぱいになりました。

ありがとうございます、と声をかけて写真を撮ろうとするうちにサッサと移動した猫ちゃん。
バイクは住吉大社から友達のピットに搬入し、さらに次男のバイクも自宅からピットへ移動させました。工具や機械の揃っているピットの方がレストアしやすいから、という友達の要望を受けての事でしたが、これでバイク関連の話も一気に進みました。
一通りを終えて、次男は疲れながらもバイトに行き、何とか1日を終えました。私も夫もほぼ1日がつぶれましたが、双方仕事が休みで幸いでした。何より、要所要所で神様方のお助けがなければ、事はスムーズに進まなかったと思います。今回のことでお世話になった父や次男の友達、そして神様方に心から感謝した次第です。
この次男ですが、今のところ信仰心はほぼありません。私の信仰は尊重してくれますが、神社仏閣への興味もありません。ですが不思議に勘が鋭く、ここぞという時やピンチに陥った時、無自覚ながら神様仏様からのお助けを逃さず掴んでいます。
そんな次男も、性格的に彼にしか成し得ない、つらくてきつい役目を背負ったことが何度かありました。私は当時を思い出すだけで泣けてしまうのですが、本人は「いろいろあってホンマにきつかった。でもあれ以降の俺の人生、もうご褒美みたいなもん」と口にします。暗闇の中で、底で、もがいて苦しんだ次男は、神様仏様の助けを自ら望みはしませんでしたが、それでもしっかりと心を救っていただき、導いてもらっています。本人はわかっていなくても、魂がそれを知っていてくれれば幸いです。
私の信仰心はまだまだ未熟でいい加減なのに、神様仏様は家族まるごと助けてくださることを改めて実感した、かたじけない出来事でした。