映画「ヒポクラテスの証言」を映画館で観てきました。
映画『ヒポクラテスの盲点』は新型コロナワクチンの後遺症を医学的見地から検証するドキュメンタリー。監督は大西隼。ブログ読者のpaceolaさんのコメントで観ることにしました。どちらかと言うとコロナワクチンに関しては陰謀説も多く、避けていた話題だった。ワクチン接種後に帯状疱疹などになる人は周囲に割といた気がする。

新型コロナウイルスのmRNAワクチン接種が全国で進められた後、体調不良や後遺症を訴える人々や担当医の証言を中心に構成される。数多くの医師が出演して話を聞いているうちに観る前とまったく違う考えを持つようになる。ワクチンを投与し続けた日本の行政に問題提起がなされる真面目な作品である。
2019年に中国武漢でコロナウィルスが確認された以降、2020年初めに日本で発症が確認される。その後緊急事態宣言やワクチン接種についてのニュース映像が流れる。この映画の主要人物は臨床医師や医学研究者で何度も繰り返したコロナワクチン接種に対する疑問があげられる。
当初はいわゆる反コロナワクチンの人たちの戯言かと観ながら思ったら、徐々にいろんなデータを見せつけられて驚く。反ワクチンの陰謀論とは一線を画すのだ。
日本は1人当たりのワクチン接種回数が世界の中でも突出して多かった。ワクチン接種後の健康被害が報告されても「なぜワクチンを打ち続けたのか?」
死亡例はコロナワクチンとの「因果関係不明」として処理されるケースが多く、遺族や医師が声を上げても「安全性は確立」とメディアが十分に取り上げない。その背後には、行政の責任回避や、科学的懐疑を許さない日本人の同調圧力がある。映画はこの「制度的沈黙」を「盲点」として描き出す。監督はワクチンの有意性を問うよりも「なぜ声を上げる人が排除されるのか」という社会構造の問題を問う。
物語の核となるのは、3回目以降のブースター接種後に死亡率が急増したという統計や、研究者が指摘するコロナワクチン接種との「相関の可能性」である。もともと長年にわたって死亡率は減少して、平均寿命は上がっていたのに急転。統計学に基づくデータで関連性はまだ証明されてはいないが、観て明らかにおかしいとわかる。しかも、コロナワクチンの副作用は脳や心臓をはじめさまざまな臓器に悪い影響を与える研究もある。3回目接種以降のがんの免疫が弱まる。接種後にさまざまなガンで亡くなった人たちが示される。この現状を視覚的に示す。これには驚く。
米国の公聴会映像やFacebookのマーク・ザッカーバーグの発言を引用し、バイデン政権がSNS企業に“ワクチン否定的投稿”の削除を求めていたことを示す。そこから浮かぶのは、民主主義国家における「情報統制」の新しい形だ。アメリカではワクチン投与を経ての検証や公開議論が進む一方、日本では「反ワクチン扱い」されることで議論そのものが抑圧されている現実を対比的に描き出す。映画を観るまで自分も「反ワクチン=悪」のような先入観を持っていた。反省せねばならない。
後半では、ワクチン後遺症に悩む人々にビタミンDなどを用いた治療を試みる医師たちの報告、改善例も紹介する。ビタミンDのサプリメントで明らかに倦怠感が減少する臨床例が提示されて思わず心が安らぐ。確立された治療とはいえないが、昨日食べた夕食にビタミンDの秋刀魚があったなとホッとする。

タイトルの「ヒポクラテスの盲点」は、医学の祖ヒポクラテスの言葉「まず害をなすなかれ」への回帰を意味する。医師中心の出演者はいずれもマジメと見受けられる。今後への警鐘としての研究を進めている。
大西隼監督は淡々と証言とデータを積み重ねた映像を提示してくれて、観ている自分に考え直す余白を与える。一見の価値がある映画だが、コロナワクチンを4回以上接種した人は観ない方が身のためだ。
