2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧
「アンナと過ごした4日間」は典型的なネクラ映画でありストーカー映画だ。 映画を支える音楽はよく、映像の雰囲気も悪くない。でもどうもこういう映画の評価はむずかしい。 ポーランドのとある田舎町、数年前のある日、釣りに出かけるが雨に降られた主人公は…
父と母が亡くなってあっという間に2年がたった。 三回忌となる。49日や一周忌とちがって、妹とうちの家族の合計4人で供養した。 本来は母の姉妹とか呼ぶ必要もあるだろうけど、あっさりとした。 坊さんのお経を聞きながら二人が病についたときからのこと…
北海道帯広のばんえい競馬をめぐって語られる人間模様を描いている根岸吉太郎監督の2006年の作品である。東京で事業に失敗した伊勢谷友介が、故郷に戻ってきてばんえい競馬の調教師佐藤浩市を訪ねていきそこで起きる出来事を描く。やさしい目線で描かれてい…
赤井英和が大阪通天閣の新世界エリアで賭け将棋の真剣士に扮する91年の作品である。荒戸源次郎が制作にあたっている。いかにもディープなエリアの中で、こってりした大阪弁でのやり取りはいかにも大阪らしくて好感が持てる。20年くらい前の猥雑な大阪にタイ…
「裸の十九歳」は連続殺人で死刑となった永山則夫をモデルに新藤兼人監督がメガホンをとった70年の作品だ。主演はさきごろ参議院選挙に出馬して話題になった原田大二郎で、新藤監督の長年にわたるパートナー乙羽信子が母親役を演じる。主人公の境遇があまり…
円相場と無策の政府の関係は、つまらない映画よりも面白い 今円相場見ていたら83円台に突入した。経済界からのパッシングがこれほどまでに出ていたのにもかかわらず、何もしないし何もできない。 先週から日本人は逆張りの円売りを大幅に増やした。新聞でも…
75年のイーストウッド作品である。元殺し屋で今は足を洗おうとしているイーストウッドがやむなく黒幕の仕事を請け謎のターゲットを追うというお話である。中盤は西部劇で有名なモニュメントバレー、後半はスイスのアイガー北壁を舞台にした映画である。C…
最近の日経新聞を見ていると、日本の衰退が顕著に見えてくる。 正直この先どうなるのかが気になってくる。 1$85円あたりに相場が定まってきた。一瞬だけ85円あたりをつけて反発するのではなく、寝城を定めてきた印象がある。最近の記事を読んでも、日…
青山真治監督による北九州市を舞台にした人間ドラマである。キネマ旬報の2007年ベストテンで4位に入る作品ということでみた。浅野忠信、宮崎あおい、オダギリジョーをはじめとして近年活躍する若手俳優にベテランを組み合わせた映画である。序盤戦が意…
「マーティ」は1955年のオスカー作品賞である。ロバートアルドリッチ作品で強烈な個性を見せる彼が風采の上がらない独身男を演じてアメリカの大衆から支持を得た映画といわれていた。DVDレンタル化して初めて観た。オスカー作品といわれると少々首をかし…
「ダーティハリー」シリーズの3作目、はみ出し刑事イーストウッドが毎度のごとく上司と市長とケンカしながら異常犯罪者に立ち向かう76年の作品である。当時46歳のイーストウッドの動きは若い刑事と比較すると華麗とは言えないが、サンフランシスコ市内を縦横…
「誰も守ってくれない」は若き友人より「お勧め映画」ということで観た。 殺人を犯した容疑者の家族にスポットをあて、家族をマスコミや興味半分の外野たちから守る刑事との関係を中心に描いていく。序盤戦より飛ばしていく展開にスピード感があり、途中だれ…
8月に入ってからのんびり仕事をしている。 2,3日に飲み会があった後、最初の週後半に休みを取った。 今までは夏休みというと旅行だったが、娘も受験なのでほとんど家で過ごした。 受験勉強の手伝いというか、○つけをやっていた。 最近つくづく思うが、暗記…
村上春樹がエッセイで絶賛したクリントイーストウッドの西部劇がある。 オスカー作品賞「許されざる者」より7年前につくられた85年の西部劇「ペイルライダー」である。基本的な流れはイーストウッドが圧倒的に強い「牧師」を演じ、攻め入られている集落を助…
実に泣ける映画である。心が温まりたまらなくなって泣ける。 大林宣彦監督による昭和の最後63年の作品である。原作は山田太一である。「岸辺のアルバム」「想い出づくり」などのテレビドラマの脚本で当時ナンバーワンの売れっ子だった。風間杜夫が主人公で、…
あまりも有名な太宰治の小説「人間失格」を映画化した作品。 普通に教育を受けた人ならこの本の存在は知っているだろう。中学校の教科書に載っている「走れメロス」と違って、読み切った人は意外に少ない気がする。少年のころの自分も途中で何度も挫折した。…
原作を読んでから映画というよりも、映画で初めて接することの方が多い。 「サヨナライツカ」は以前原作を読んだことがあった。中山美穂の夫でもある辻仁成の作品は芥川賞をもらった「海峡の光」を堪能してからしばらく追いかけていた。この本も読んでいた。…
テロリストにハイジャックされたジャンボ機内に潜入し、乗客の生命とワシントンDC壊滅の危機を回避すべく乗り込んだ男たちの活躍を描いた航空パニック・アクション映画である。単純には救出できず、何度もヤマを作るハラハラどきどきの映画だ。ラスト20分に…
2009年はいろんな意味で当たり年だったサンドラブロック主演の作品。鬼の女性編集者がビザ切れに気がつかず、部下の若い男性との偽装結婚を思いつくというドタバタラブコメディである。アメリカでは3億ドルを超える大ヒットだったそうだ。お気楽にみるのがい…
鈴木京香、堤真一主演の99年の森田芳光監督作品。犯行時に心身喪失状態であった時には責任能力がなく、心神耗弱時には極刑が免れるという刑法39条にスポットを当てる。殺人を犯した堤真一と精神鑑定の助手であった鈴木京香を中心に犯行時の責任能力の問題に…
1975年のオスカー主演男優賞受賞作品で、その年のキネマ旬報外国映画ベストワンとなったロードムービーである。70過ぎた頑固オヤジをニューヨークからカリフォルニアまで自由気ままに旅をさせている。古さを感じさせず、おっとりとした作品である。 主人公ハ…
クレイマークレイマーのロバート・ベントン監督によるアンソニーホプキンスとニコール・キッドマン主演の2003年の作品。人種差別問題で教授を辞した男の恋の物語である アンソニーホプキンスはユダヤ人で初めての古典文学教授だった。しかし、講義中に発した…
今をときめく島田紳助が相棒松本竜介とともに大阪でツッパリを演じた映画である。暴力表現大好きな井筒監督の出世作ともいわれる。昭和56年の作品で、まだ映画づくりが今と比べるとかなり粗いが、井筒監督得意のツッパリ喧嘩シーンのルーツは観ておいてもい…
「Love Letter」(ラヴレター)は、1995年公開された岩井俊二監督の日本映画である。 中山美穂、豊川悦司主演。死んだ元恋人の住所に宛てた恋文からはじまる、雪の小樽と神戸を舞台にした素敵なラブストーリーである。傑作という噂にもかかわらず、DVDレ…
スラム街に生まれ、ホームレスのような生活を送っていた人並み外れて巨漢の黒人青年が、裕福な白人女性サンドラブロックの一家に家族として迎え入れられ、アメフト選手としての才能を開花させていく姿を描く。アメリカンドリームというべきなのであろうか?…
山田洋次監督の現代劇で、吉永小百合と笑福亭鶴瓶が姉弟を演じる家族ドラマ。吉永の娘に蒼井優、思いを寄せる地元の青年を加瀬亮と新旧入り混じった俳優による作品だ。ぐうたら関西人を演じる鶴瓶のうまさが際立つ作品だ。 東急池上線沿いのある街で薬局を営…
「エデンの東」「波止場」のエリアカザン監督の61年の作品である。「俺たちに明日はない」のウォーレン・ベイティと「ウエストサイドストーリー」のナタリーウッドが主演する青春モノである。恋の行き着くところがどこまでなのかを模索している高校生の微妙…
高樹のぶ子の原作を永島敏行、秋吉久美子の共演で描く2004年の作品である。撮影当時50歳だった秋吉久美子がかなり大胆な濡れ場を演じる。この年齢にしてこれだけの魅力を保っていられる秋吉久美子には脱帽である。 テレビの制作会社の社長である永島敏行…