< フルーツポンチ以外にも懐かしい給食メニューっていっぱいありますよね >
コロナ禍の中で夜8時までだったら営業してもイイよお、っとかになってすぐぐらいの頃、いつもの居酒屋さんのカウンターに、いつもは見かけない3人のご婦人が店のママさんとなにやら盛り上がっておりました。
ちょっと前までママさんが小学校のPTA活動をしていたらしいんですが、その時のママ友さんたちなんだそうです。
隣りに座ったんで、そんな軽い紹介を受けましたけれど、まあ、とくに4人の話には入っていきませんでした。
ただ、話の内容がちょろちょろと耳には届いてきます。なにせ隣りですからね。
「だからね、うちのコなんておとなしいから、むしろ怖いんだって」
「うちのもそう言ってた。当番になるのがプレッシャーなんだって」
「へええ、今はそんなになってんだ」
って言うのは店のママさん。ママさんの子どもたちはもう小学校を卒業しております。
他のママさんたちはその時の妹弟たちが今まさに小学生。
「むかしはおかずがけっこう余ったりしてさあ、お代わりするコがいて、みんなお腹いっぱい食べてたよね」
ママさんが私のチェイサーを継ぎ足しながら説明してくれます。
「給食の話なんだけどね、今ね、給食の時間が殺伐としてんだって。おかずが少なくって子どもたちがみんなニコッとしてないっていうのよ」
「そうなんですよ。うちのコなんて給食が楽しみで学校行っているようなもんなのに、それが殺伐としちゃってたら楽しくないでしょ。可哀想で」
殺伐。。。ですかあ。。。
「コロナから給食の時間もみんなで黒板に向かって1人で食べるようになってるから、余計ね、楽しい時間じゃなくなってるのよねえ」
「なにせ給食のボリュームが少ないから、配膳する時、当番のコに対する視線が殺気立って来るのね」
「給食費を上げてね、充分な予算で子どもたちが給食を楽しめるようにしようって言ってるのにさあ」
「給食費をわざと払わない親御さんもいるしね、値上げなんてあり得ないっていう意見の方が強い感じよね」
「なんでも値上がりしている中で、給食費だけ安いままでいられるわけないし、ボリュームが少ない給食で子どもたちの成長に影響ないのかって、なんで心配しないのかしら」
学校給食に対する不安、不満が次々に出てきていたんですが、なんでまた2025年の梅雨時にこの出来事を思い出したのかって言いますとですね、福岡市の給食のネットニュースです。
新聞記事はリンクがあっさり消されっちゃったりするんでURLは繋ぎませんが、こういうタイトルの記事でした。
※ ※ ※ ※ ※
「から揚げ1個」給食 基準の1食600キロカロリーはクリア 福岡市教委は有識者を集め対応を検討へ
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この記事で「殺伐とした給食」っていうのを思いだしたわけなんですけど、これ、福岡県に限ったことじゃないでしょうね。東京でもとっくにそうなってた。
給食の時間が「殺伐」としちゃっているのは、特別なことじゃなくって、日本中どこの小学校でも同じってことなのかもしれないです。
1食600キロカロリー。
そりゃね、給食を提供している側としては「カロリーは足りているんです」って言うしかないでしょうけど、子どもたちはマシンじゃないんですからね、笑顔のない食事は心を育てないでしょ。
さすがにね、カロリーが足りているっていわれても、皿にから揚げが1個だけ乗っけられていて、わ~い、おいしそうだなんて、子どもたちのだれも思わないんじゃないでしょうか。
なんでそんな情けない殺伐とした給食になってしまったのか。
こういう解説意見が出されています。
戦後、本格的な学校給食が始まって1975年ごろまでは、子どもたちに栄養、エネルギーを摂取させることが給食の目的としてあげられていたんだけれども、1976年以降は子どもたちの肥満対策がメインになってエネルギー量を減らす方向に変化していった。
食育だとかを盛んにぶち上げている教育委員会ですけど、自治体ごとの判断に丸投げして、我関せず、っていう状態になっちゃっているんじゃないでしょうか。
それ以外の問題に対しても、教育委員会ってなにかと思考停止状態を感じちゃいますけどね。時代に合っていない。機能不全。
給食のおかずに1個だけのから揚げを選んだのは、おかず作りの手間、もちろんコストの問題もあるんでしょうけれど、600キロの摂取カロリーをクリアすることだけがその理由のように思えますね。から揚げはカロリー高いです。
給食のメニューを考える現場はごはんも含めて諸物価の高騰を受けて、もうどうしようもない状況になっているのかもしれないですね。栄養管理士さんたちの工夫のしようもなくなってきているレベルの物価高。
あともう1つ、今回のから揚げ1個給食が出された経緯として考えられるのは2025年の2月に合意された「小学校給食費の無償化」っていうのが関係していたりするんじゃないかって気もします。
無償化の実施は2026年の4月からってことで、あと1年、今の予算でなんとかクリアすれば、給食はやっと新たな段階を迎えられる。今の時点でパンクしている給食の予算について騒ぐのはやめておいて、カロリーをキープして乗り切ろう。
そんな気分が現場にあったりとか。っていうのは考え過ぎってもんでしょうか。
政府が給食の無償化に向けてどの程度の予算を目論んでいるのか分かりませんけれども、米価の値段にも見直しが入るんでしょうし、予算ありき、摂取カロリーありきで無償化を推し進めちゃうとすると、学校給食の現場に笑顔を取り戻すことは難しいんじゃないでしょうか。
中学校への給食無償化も速やかに、ってことらしいですけど、小学生より成長スピードが断然速いですからね、考慮しなければいけない問題はさらに大きくなりそうです。
健康な日本人を育てていこうっていうのが本来の食育だったはずでしょうから、文部科学省、農林水産省の大臣さん、真剣に考えて取り組んでいただきたいです。
学校給食専門の部署を新設してもイイんじゃないでしょうか。
とかね、半世紀以上前に学校給食生活を終えていたオヤジといたしましては、居酒屋でのPTAのお母さん方とともに心配しておるのでありますよ。
ほとんどの日本人は給食を経験して育って来ていると思うんですが、大好きだった給食のメニューはなんでしたか? 懐かしいですよね。記憶の彼方であるにしてもなんかありますよね。好きだった給食メニュー。
ここ数年の子どもたちへの調査結果では「あげパン」「カレーライス」「フルーツポンチ」っていうメニューが人気上位を占めているらしいです。
フルーツポンチ。懐かしいですねえ。個人的には給食以外で食べたことが数回しかないメニューです。
米飯給食が始まったのが1976年だそうですから、それ以前と以後の世代では好きだったメニューにかなり違いがあるんでしょうね。
っていいますか、1976年を境にして、そもそもの給食メニューが大きく変わっているでしょう。
1976年以前に「カレーライス」なんてあり得ませんもん。あげパンはありました。
農林水産省「ふるさと給食自慢」を見てみますと、世代ごとの給食の特徴が紹介されています。
昭和中期から後期:
ソフトめん、牛乳、あげパン、カレーライス。
平成から令和:
ナンカレー、から揚げ、牛乳。
地域によっても違ってくるんでしょうけれど、そういえば小学校1年生の時は脱脂粉乳をアルミのカップで飲んでいたような気がします。
すぐにビンの牛乳になって、テトラパックの時代もあったですねえ。
最近の給食カレーはナンだったりするんですね。ふううん。
ところで、給食メニューで話題になった「たこぺったん」って知ってます?
東京都大田区の小学校給食メニュー「たこぺったん」

「たこ焼きをアレンジした、かき揚げのようなもの」ってことなんですけど、大人気だそうです。
1995年ごろ、給食でたこ焼きを食べたいっていう声を聞いて、大田区の栄養士さんが開発。調理しやすくって栄養バランスもイイっていうのが特徴で、子どもたちにも大好評らしいんですね。
で、大田区では「1番2んきの9食の日」ってことで、1月29日を「たこぺったんの日」に制定。
区立志茂田小学校とイトーヨーカドー大森店が共同でアレンジ開発した「たこぺったん」が定番商品としてイトーヨーカドー大森店で売りだされているみたいです。
たしか2024年の暮れぐらいの話題だったと思うんですけど、2025年、健在なんでしょうか。その後の広がりとかは聞こえてきませんね。
でもあれです、給食メニューの、こういう拡散っていいますか、運動って、日本全国の栄養士さんたち、積極的に展開して欲しい気がします。
材料に縛られることもあるでしょうから、その土地だけのブームになるのかもですけど、それこそローカルのチカラってもんになるんじゃないでしょうかねえ。
ちなみに大田区って給食に関してかなりアクティビティの高い地域みたいで、ずっと人気の給食メニューである「あげパン」なんですけど、コッペパンを揚げたアレ。
なんと1952年に大田区の調理師、篠原常吉さんが考案したものなんだそうです。
学校給食コンクールで優勝して全国に広まった!
2006年からは全国学校給食甲子園なんてのも開催されているようなんです。
日本のオトナたちも、やるべきことは盛んにやっているって捉えてイイんでしょうね。
たこぺったんもあげパンに続いて全国制覇する日が来るのかもですよお~。
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