暗闇のほとりで

読んでいる本についてつらつら書いています

2026-01-01から1年間の記事一覧

雑記 - 西澤保彦『方舟は冬の国へ』

西澤保彦『方舟は冬の国へ』を読み終えた。 作中で言及されているように、荒唐無稽な道具立てに、懐疑と推論から錯綜していく現実、どういう結末を--破綻か、昇華を迎えるのだろうか…と思いながら読み進めての、最終話、最後の2節で全部持っていかれた。 終…

雑記 - むんこ「花丸町の花むすび」3、4巻

むんこ「花丸町の花むすび」3、4巻を読み終えた。 3巻で中心的に、衛との縁結びまで描かれたこともあるけど、完結巻となる4巻にて、コマにちゃんと姿はあるのに、花子の影が限りなく薄かったのが引っかかった。 彗から見る、兄の衛と花子との子、結の家族と…

雑記 - 村上春樹『若い読者のための短編小説案内』

村上春樹『若い読者のための短編小説案内』を読み終えた。 村上春樹が講師、伝道師の立場になって、日本の、第三の新人に属する作家を中心に、短編小説とその作家の出発と傾向等から描かれているものを、受講者との質疑応答を挿みながら読み解いていく、その…