目次
はじめに
皆さんこんにちは、卯月ユウトです。
今回取り上げるのは、『アルプス席の母』で2025年本屋大賞にノミネートされた早見和真さんのヒット作『店長がバカすぎて』です。
感想
主人公の谷原京子・28歳は書店の武蔵野書店吉祥寺店に勤める契約社員。超多忙なのに、薄給で店長は人を苛立たせる天才……。
まず、この本の印象としてはタイトルの通り「店長がバカすぎる!」ということ。書店で見かけるたび、ずいぶん思い切ったタイトルだと思っていたのですが、読み終えてからはこれ以上ないタイトルだな、と。
人の名前を覚えられずスタッフをフルネームにさん付けで呼ぶ、朝礼では少し前の自己啓発本の内容を自信満々で披露する……etc……。常にボケとツッコミが繰り広げられるような物語でした。
終始気になったのは京子の感情の起伏。店長のバカさ加減で印象が薄まっていますけど、京子のような人と一緒に過ごすのが大変だったりするのかもしれないなあなんて思いました。意外と鈍感でバカに思えるシーンというのもありましたし。
それから、書店の現状・厳しさに関する記述も印象的でした。
以前当ブログでも取り上げました、小島俊一さんの『2028年 街から書店が消える日』で問題視されていた書店の課題が、『店長がバカすぎて』ではわかりやすく書かれていました。本書に書店員さんからの共感の声が多いことや、2020年の本屋大賞にノミネートされたことにも納得です。
いろんな人が書店の現状を知るきっかけになればいいな、なんていうのはかつて書店員になりたいなと思っていた私の戯言です。
小島さんの書籍についての記事は以下になります。
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さいごに
ここまで、早見和真さんの『店長がバカすぎて』の感想を書いてきました。
タイトル通りバカすぎる店長で最初は腹立たしさも覚えましたが、最終的にはなぜか憎めないなと。続編もあるようなので、そちらも気になります。
それでは、また。
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