起承転「結」 人は精神のみにて生きるにあらず 251221

整骨院の壁一面、鏡。
鏡の前で、足踏みをする。
情けない自らの姿が、鏡にうつる。
同時撮影される。
そのあと、画像チェック。
左足が大きく外を向いている。
左に傾いた「逆さハの字」である。
これが膝痛、そして腰痛の原因だとのこと。
身体まで左に傾いているとは。
「真っ直ぐ歩く」ことを指導される。
両足を平行にして歩く。
できない。
何度もやり直すが、内股で歩いている感じがして気持ちが悪い。
意識せずに真っ直ぐ歩けるようになるまで、
意識して歩くしかない。

股関節も硬い。
実は最近、靴下を履くことが困難になっている。
股関節周囲の筋肉をほぐしてもらう。
猫背歩行も、膝・腰を痛めている。
頭の重さが、膝や腰にいびつにかかる。
顎を引く、胸を開いて歩くことを指導された。
ギックリ腰の痛みの治療は、
連続4日の通院でほぼ治った。
これからは、
「正しい姿勢で歩く、股関節を柔軟にする」ことが目標になる。
これまでの人生、
「身体を動かすこと」に全く無頓着だった。
肉体のことを考えず、精神のみを問題にしていたのである。
青年期の自分は、病弱で青白い顔。
笑ったことがない。
グラウンドを駆け回ることなど想像もできない。
肺結核で倒れ夭逝する、
そんな哲学青年、文学青年を憧れていた。
藤村操の「巌頭の感」。
「万有の真相は唯一言にして悉す。
曰く『不可解』。
我この恨を抱いて煩悶終に死を決するに至る」
そして人生七十年。
ここにきて真理を悟る。
「人は精神のみにて生きるにあらず」
身体を動かすこと、
鍛錬することの大切さをようやく理解したのである。
これから、七十の手習いが始まる。
「寝たきり人生百年」とならないために。
これが今年の「起承転結」である。
よくぞギックリ腰になった。
感謝である。
「人間万事塞翁が馬」だ。