株式会社マイナビは、全国の大学1・2年生を対象に実施した、「大学生低学年のキャリア意識調査12月(2028・2029年卒対象)」の結果を発表した。なお、このリリースの結果はすべて2026年に「二十歳のつどい」を迎える大学生を対象としている。有効回答数552名。

 2026年に「二十歳のつどい」を迎える大学生に「二十歳のつどい」への参加意向を尋ねると、77.6%が「参加する」と回答。自由回答で参加理由を聞くと「友人と会うため」が多くみられた。その他、「大人になった実感を得たいため」「義務的なものと思うため」といった、成人になった実感を得るためや慣習として参加するなどの理由が見受けられた。一方で参加しない理由は、「アルバイトがあるため」や「時間やお金がない」といった、スケジュールや費用面の制約が理由にあげられた。

 続いて、「理想のリーダー」について尋ねたところ※1、最も多く選ばれたのは、チームメンバー間の信頼関係を深め、人間関係を重視する「関係重視型リーダー(28.4%)」だった。学生にとって“良好な人間関係の構築”がリーダーの要素において重要であることがうかがえる。一方で、回答割合が最も低かったのは、高い基準を自ら示し、メンバーのパフォーマンス向上を図る「ペースセッター型リーダー(7.5%)」だった。いわゆる、「背中で語る」ように、自身の成果で、メンバーを鼓舞するスタイルは、現在の学生の価値観において必ずしも魅力的とは言えないのかもしれない。

 「自身がリーダーに向いていると思うか」を尋ねたところ、「向いていると思う」※2と回答した学生は20.5%、「向いていないと思う」※3と回答した学生は55.5%と半数以上で、多くの学生が自分を「リーダーに向いていない」と認識していることがわかった。「リーダーシップを発揮した経験」については、「経験がある」と回答した学生は21.4%であった。具体的な経験としては、「部長」や「グループワークのリーダー」など、役割としてリーダーを任された経験が多くあげられたが、それ以外にも「ボランティア」や「アルバイト」で自発的にリーダーシップを発揮した経験も寄せられた。

 また、「リーダーシップ経験がある」学生の方が「リーダーシップ経験がない」学生に比べて、「民主型リーダー」を支持する割合が高かった。一方で、「リーダーシップ経験のない」学生は、「コーチ型リーダー」や「強制型リーダー」を支持する割合が高い傾向にあった。「リーダーシップ経験がある」学生は、チーム全体の合意を得て物事を進めるリーダーを理想とし、「リーダーシップ経験のない」学生は、コーチのようにメンバーの成長を導いたり、明確な指示を行うことで迅速な対応を図るなど、強い推進力をリーダーに求める傾向が見られた。リーダーシップ経験の有無によって、理想とするリーダー像や重視するポイントが異なることが明らかになった。

※1 ダニエル・ゴールマンの6つのリーダーシップスタイルを参照に選択肢を作成
※2 向いていると思う:「とても向いていると思う」と「向いていると思う」の合計
※3 向いていないと思う:「全く向いていないと思う」と「向いていないと思う」の合計

参考:【株式会社マイナビ】「大学生低学年のキャリア意識調査12月(2028・2029年卒対象)<二十歳のつどいについて>」を発表

大学ジャーナルオンライン編集部

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