学校法人麻布獣医学園は、運営する麻布大学がキャンパスを置く神奈川県相模原市と、動物愛護センターの設置に向けて基本協定を締結する。
動物愛護センターとは、人と動物の共生の実現をめざし、動物愛護啓発事業の拠点として各自治体に設置されている。近年はいわゆるアニマルシェルターをベースとして、飼い主への指導や苦情対応、動物取扱業の登録・指導監督、動物愛護の啓発や教育、また災害時の動物救護などの機能を集約した施設となっている。
相模原市は、神奈川県内の政令指定都市の中で唯一市内に動物愛護施設を保有しておらず、現在は平塚市にある県の保護施設に依存している。そのため、市は「(仮称)相模原市動物愛護センター」の設置に向けて、基本計画の策定を進めている。
麻布大学は、2008年頃から相模原市と災害時の動物救護や不妊去勢手術など動物愛護分野で協力関係にあった。その縁で、2024年7月に発足した「さがみはら動物愛護と動物福祉の推進研究会」の議論の中で、大学内に動物愛護センターを設置する構想案が浮上し、2025年6月には正式に市と協議を進めることを決定した。市は、現在、年度内の基本計画策定に向けて協議を継続しており、今回の基本協定を締結した。
動物愛護センターが部分的に大学と連携している例は多いが、大学キャンパス内にセンターを置いているところは北海道江別市の酪農学園大学のみ。酪農学園大学では2024年4月に道立動物愛護センターが開所されている。麻布大学に設置されれば、全国で2例目となる。
参考:【麻布大学】動物愛護センターの整備等に関する基本協定を締結します
【神奈川県相模原市】動物愛護センター整備事業(PDF)
