だれが尊敬できるって、この人ほど尊敬できる人はいないわ。わたしはその靴ひもを結ぶにも値しない。
言うことなすこと、息子のやる気を逆なでするラムジー。やせ型。哲学者。
無神論者のチャールズ・タンズリー。
8人こどもがいるラムジー家。
いさかい、仲間割れ、意見の相違、偏見、そういったものは人間の存在という織り地に、はなから織り込まれているようだ。
人間はただでさえ違うところばかりなのに、わざわざ相違点をほじくりだすなんて、もって生まれた違いだけでじゅうぶんだと思うラムジー夫人。
鈍いイングランド人。冷たいスコットランド人。なんとなく反対のイメージだった(失礼。)。
テニスン。
画家のリリー。
ラムジー夫人に未練たらたらのウィリアム・バンクス。
椅子のはらわた。
「山がそれはきれいなんです。」ホームシックになりがちなスイス人女中のマリー。
さあ、Rにむかってゆけ。
疲れはいつもその場では感じず、後からやってくる。
アヘンたしなむタンズリー。
美の松明を持って歩いているようなラムジー夫人。
最大幸福には奴隷が必要?
カーライル。
女性は結婚しないと、人生のいちばん良いところを逃してしまうと思っているラムジー夫人。
奥さまのおっしゃる「世の習い」は、わたしにだけは当てはまらないのです。現代的なリリー。
人間というのはなんという心の聖域まで入り込むのだろうか?
いまのあの子たちはみな、ささやかな子どもの宝物をあまさず手にしているんだわ…。しあわせなこども時代。
子どもというのは、決して忘れない。だからこそ言うことなすことにいちいち気をつけなくてはいけない。
婚約したポールとミンタ。
イギリス人がコーヒーと呼ぶあの液体。
スコットとバルザック。
いきなり人死にすぎー。
鏡は割れてしまったのだ。
人生の意味とは何か?
靴下の穴は女らしさの崩壊。家が散らかってたり、ベッドメイクしてなかったりすると思ってるバンクス。
早くも家庭崩壊気味のポールとミンタ。
美は人生を不動のまま封じ込めー凍りつかせる。
諸行は無常であり、すべては変わりゆくが、しかしことばは残り、絵も残るのだ。
自分のヴィジョンをつかんだリリー。
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12月なのに20度越えは反則でしょ!



