AIエージェントの2025年を振り返る|MCP・A2Aとは何かを初心者向けにやさしく解説してみた

この画像はエントリの内容ををNano Banana Proのインフォグラフィックスとなります

なぜ今さら"規格"の話が大事なのか

2025年はAIエージェントの年になるって予想がいろいろ出ていましたよね。2026年1月現在の振り返ってみると、少なくともAIエージェントの年になり得る条件はだいぶ整ってきたという印象でしょうか。

その核にあるのが エージェント周辺の標準化(プロトコル整備) です。

  • MCP … エージェントが 外部ツール/データ にアクセスするための標準化
  • A2A … エージェント同士が 安全に協調 するための標準化

この2つによって、チャットで便利から一段進んで、業務としての"自動化" を設計しやすくなります。ここが私の技術的な興味で一番ワクワクするポイントですね😊

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AI活用の第一歩|ファインチューニング・LoRA・RAGの違いを説明できるようにする

ファインチューニング / LoRA / RAG は何が違うの?

AIや大規模言語モデルLLM)の話をしていると、次のような質問がありますよね。

  • ファインチューニング(Fine-Tuning
  • LoRA
  • RAG

最近AIを勉強はじめた方と話をしていると、この3つの違いについて質問されることが多いのです。ただ、違いを明確にして説明してと言われると、自分は結構困ります🥲(そんな即応的な回答は私には無理)

結局、どの機能もモデルを賢くする方法になるのですが、実は「変えている場所」が違います。 今回はこの3つを「何を変える技術なのか」という視点で整理してみました。


まず結論から

簡単にいうと、次のような違いがあります。

方法 何を変える?
ファインチューニング モデルそのもの
LoRA モデルの考え方・振る舞い
RAG モデルが参照する情報

「どれが機能上か」という考えではなく、変える部分の役割が違うと考えるのが良さそうです。

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【開発者目線】2025年のIBM AI動向振り返り:エージェントの時代が来た感じがする

これまで、OpenAI、Anthropic、Googleといったメジャーどころの生成AIモデルやサービスの動向を追ってきましたが、IBM関連の技術も追っているため、2025年のIBMのAI戦略と技術動向についてもまとめてみようと思います。

IBMのAI関連サービスは「watsonx」というブランド名で統一されていますが、如何せん日本語の情報が少なく、エンジニア視点での解説記事もあまり見かけないため、私自身の理解を深める意味も込めて整理してみた次第です。

はじめに

2025年のIBMは、生成AIの活用フェーズが「チャット」から「エージェント(実行)」へ明確にシフトした1年になっていたように感じます。

私は現在、大学院ではAIの研究を中心に開発をしていますが、その他でも個人でも開発をしています。そしてIBM Championとしてコミュニティ活動をしています。今年はどうなるかわかりませんけどね🤔そうした多角的な視点でIBMの今年の動きを見てみると、企業としては「LLM単体の性能競争」から「AIエージェントを組み立て、動かすための道具箱(ツールチェーン)の整備」に方向を変えたといえるでしょう。

この記事では、2025年にリリースされた主要な機能やサービスについて、ビジネス的な話は抜きにして、我々エンジニアにとって何が便利になったのかという視点でまとめています。

合っているかは自分の英語能力に依存しますので、もし間違いがあれば教えてください🙇

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【3社比較の最終回】2025年Google AI総まとめ|OpenAI・Anthropicとの違いは「全方位展開」?

OpenAI、Anthropicと振り返ってきたこのシリーズ、最後はGoogleです。

参考

uepon.hatenadiary.com

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正直なところ、今年のGoogleを一言で表現するのは難しいと感じています。モデルの進化、エージェント機能、企業向けプラットフォーム、開発者向けツール……あらゆる方向に手を広げながら、しかもそれぞれがちゃんと形になっている。「全部やってやる!」という姿勢がGoogleらしいと感じます😊

私自身、メインで使っているのはClaudeではありますが、研究ではGeminiも併用しています(APIの価格の面ではClaudeではちょっと高すぎて🥲)。特にGoogle AI Studioで簡単に検証ができるというのは、「ちょっと試したい」ときの選択肢としては助かっています。

ただ、今年のGoogleは発表が多すぎて、正直追いきれていない部分もありますが、年末ということもあるので2025年のGoogle AIを振り返ってみたいと思います。

キーワードを一つ挙げるなら、「全方位展開」でしょうか。Geminiモデルは2.5系から3系へと世代交代を果たし、エージェント機能にも本格参入。企業向けプラットフォームを整備しながら、開発者向けツールも着実に拡充してきました。

OpenAIが「選択肢の拡大」Anthropicが「深さの追求」であるならば、Googleは「タッチポイントの拡大」といえるかもしれません。あらゆるタッチポイントに展開し、AIを浸透させていく。そんな戦略が見えた1年だったように思います。

こちらも抜けがあればコメントなどで教えてください🙇

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Anthropicの2025年、地味に見えて実は凄かった?1年分のリリースを振り返る

前回の記事ではOpenAIの2025年を振り返りましたが、今回はAnthropic編です。

参考 uepon.hatenadiary.com

正直なところ、Anthropicに対しては「OpenAIほどリリースが派手じゃないよね」という印象を持っていた方も多いのではないでしょうか。私自身もそう感じていました。ほぼ毎月のように新発表があるOpenAIと比べると、どうしても地味に見えてしまう。

ですが、私の使用のメインは今年1年はAnthropicClaude)は不動の地位にあり、OpenAIはサブ的なポジションでした。来年もClaudeが中心になるのかなと思いますが、まだまだ情報を追いきれていません。特にClaude Code周りやエージェント開発基盤については、まだ理解が浅い部分もあります。そこで改めて2025年のAnthropicのリリースを振り返ってみました。

2025年はClaude 4ファミリーの登場、Claude CodeのGA、エージェント開発基盤の整備など、派手さはないものの、エンジニアが実務で使う上で意味のあるアップデートが着実に行われていたように感じます。

また、キーワードを一つとりあげるなら、「AIを働かせる」でしょうか。単発の質問応答ではなく、ある程度の時間をかけてタスクを遂行させる…そのための基盤を整えていた1年だったのかもしれません。

OpenAIが「選択肢の拡大」なら、Anthropicは「深さの追求」。そんな対比も見えてきます。 というわけで、2025年のAnthropicのリリースを整理してみました。「結局、今年Anthropicは何を出したの🤔」という方の参考になれば幸いです。

こちらも抜けがあればコメントなどで教えてください🙇

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