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スターリンクで南極からの3D点群データと映像のリアルタイム伝送に成功–三機工業やKDDI総研
2025.12.15 19:19
三機工業、KDDI総合研究所、国立極地研究所は12月15日、Starlink衛星の通信回線を利用して、南極の昭和基地と日本の間(約1万4000km)において、3D点群データと映像をリアルタイムに伝送する実証実験に成功したと発表した。3D点群データとは、物体や環境の形状をデジタル的に表現するデータのことで、今回のケースでは設備の立体的な設置状況の把握に使用している。
11月18日に実施した実証では、スマートフォンでの設備の計測・撮影開始から、圧縮、伝送、日本側での受信とモニター表示まで、1秒以内の遅延で途切れなく3D点群データと映像を同期させて伝送できることを確認したという。また、受信した3D点群データは3D-CADで製図できる品質があり、南極での作業を支援できることを確認したとのこと。

さらに、設備の計測・撮影開始からデータの圧縮と伝送までを、3D点群圧縮伝送用ソフトウェアをインストールしたLiDAR搭載のスマートフォン1台で実行できることを確認したという。
今回の成果により、スマートフォンのみで短時間かつ手軽に計測作業ができるほか、リアルタイムな情報共有により日本側からの状況確認や支援を受られるため、隊員の業務効率化や作業負担軽減に繋げられるという。3者は今後も、極地・遠隔地など通信環境が不十分な地域での人手がかかる作業のDXを目指して、実用化に向けた取り組みを進めるとしている。
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KDDI総合研究所プレスリリース


