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ブルーオリジン、宇宙体験飛行「NS-37」の乗客6人を発表–車椅子利用者も搭乗
2025.12.04 16:30
米Blue Origin(ブルーオリジン)は米国時間12月3日、次回の宇宙体験飛行「NS-37」の乗客6人を発表した。そのうちの1人は車椅子を使用する。
NS-37で搭乗するMichi Benthaus氏は欧州宇宙機関(ESA)に務めるエンジニア。マウンテンバイクによる事故で車椅子を使用している彼女は、2022年には無重力フライトを体験し、2024年にはポーランドで模擬宇宙飛行士ミッションを完了している。
NS-37に搭乗する他の5人の乗客は、投資家のJoey Hyde(ジョーイ・ハイド)氏、起業家のNeal Milch(ニール・ミルチ)氏、鉱山技師で起業家であるAdonis Pouroulis(アドニス・ポウロウリス)氏、自称宇宙オタクのJason Stansell(ジェイソン・スタンセル)氏、米Space Exploration Technologies(SpaceX、スペースX)に2002~2021年にエンジニアとして務めていたHans Koenigsmann(ハンス・ケーニグスマン)氏。同氏は、SpaceXの最後の10年間に同社の製造・飛行信頼性担当バイスプレジデントを務め、宇宙ミッションの安全性と成功に最終的な責任を負っていたという。

(打ち上げ日はまだ明らかになっていない)NS-37はNew Shepardにとって通算16回目であり、2025年としては7回目の宇宙体験飛行となる。同ロケットはこれまでに86人を宇宙に運び、地上へと帰還させた。そのうち6人はリピーターであるため、New Shepardで宇宙を体験したのは80人。
Blue Originが提供する宇宙体験飛行は、「New Shepard」(ニューシェパード)ロケットによる準軌道(サブオービタル)飛行(弾道飛行ともいう)で宇宙を体験する。乗客は約5分間の無重力状態を体験できる。
打ち上げてから着陸するまでの時間は約10分。第1段(ブースター)はエンジンを噴射して地上に着陸。乗客が搭乗したカプセルはパラシュートとエアスラスターで地上に戻ってくる。
全長約18mのNew Shepardは、高度100km(カーマン・ライン)に到達できるロケット。ロケットとカプセルは再使用が可能だ。Blue Originは1席あたりの料金を公開していない。



