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火星衛星探査計画「MMX」への応援メッセージを募集–探査機に搭載、2026年度に打ち上げ予定
2025.11.11 14:45
2026年度の打ち上げが予定されている「火星衛星探査計画(Martian Moons eXploration:MMX)」の応援キャンペーン特設サイト「#グッドラックMMX」が11月10日に開設された。応援メッセージを募集している。
MMXは2026年度に打ち上げられ、2031年度に地球に帰還する計画。火星の衛星フォボスの表面から物質を採取し、地球に持ち帰る。「火星圏でのサンプルリターン」は世界初の挑戦になる。
高さ約5m、全長約9mの機体が、火星を周回する2つの衛星のうち、内側を公転するフォボスに向かう。地形や内部構造、組成、重力などの科学観測を実施、フォボスの表面物質のサンプルを採取、地球に持ち帰ることで火星衛星の起源や太陽系の進化過程を解明することをミッションとしている。
MMXは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)を中心に米航空宇宙局(NASA)や欧州宇宙機関(ESA)、フランス国立宇宙研究センター(CNES)、ドイツ航空宇宙センター(DLR)など世界の宇宙機関が連携する国際的なプロジェクト。2020年の小惑星探査機「はやぶさ2」のサンプルリターン成功にもみられる惑星間往復飛行技術の「火星重力圏」への挑戦でもある。
応援メッセージは特設サイトのメッセージフォームでニックネームを記入した上でMMXへの応援メッセージ、2031年の自分へのメッセージなどを送信すると、送信の記念に搭載証明書が送られる。送信したメッセージはMMX関連サイトで随時公開予定。募集期間は2026年1月18日まで。
特設サイトの公開にあわせて、MMXのプロジェクトチームや研究者、クリエイターから寄せられた応援メッセージも公開されている。応援メッセージは今後も順次公開予定。
- 音楽プロデューサー(「カウボーイビバップ」作曲家) 菅野よう子氏
- 小説家 小川哲氏
- 音楽家 矢野顕子氏
- 音楽家 江崎文武氏
- 宇宙科学研究所(ISAS) 所長 藤本正樹氏
- ISAS 副所長 津田雄一氏(元はやぶさ2プロジェクトマネージャー)
- ISAS 火星衛星探査機プロジェクトチーム プロジェクトマネージャー 川勝康弘氏
- 北海道大学 大学院 理学研究院/JAXA 火星衛星探査機プロジェクトチーム プロジェクト統括科学者 倉本圭氏
- ISAS 火星衛星探査機プロジェクトチーム サブプロジェクトマネージャー 大嶽久志氏
火星という近くて遠い星は、SFというジャンルに大きな影響を与えてきました。ウェルズやバローズ、ブラッドベリ、ハインライン……。火星に生物はいるのか。過去にいたことはあるのか。人々の夢と想像力をかき立てる星へ向かうMMXの挑戦が、新たな物語を生むことを期待しております。(小川哲氏)
火星衛星は私の脳内では、さびれたカジノ街のまわりに荒地があって、ちょっと危険なところです。空気は乾いていて、温度差が激しくて、皮膚がパリパリします。私は猫と一緒に中古のトラックに寝泊まりし、サボテンを切って採取した水であまり美味しくないコーヒーを淹れる予定です。(菅野よう子氏)



