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NASA、火星で「古代生命の痕跡」を発見か–微生物の代謝副産物の可能性
2025.09.11 10:47
米航空宇宙局(NASA)は現地時間9月10日、火星探査車「Perseverance」(パーサヴィアランス)が、古代生命の痕跡の可能性がある兆候を発見したと発表した。
Perseveranceは、ジェゼロ・クレーターの西端「ネレトヴァ渓谷」の粘土を豊富に含んだ泥岩の中で、興味深い鉱物を発見した。科学者たちは「ヒョウ柄の斑点」に似たその標本の奇妙な点々模様を調査した結果、鉄とリン酸塩が含まれていると判断した。
筆頭研究者のJoel Hurowitz(ジョエル・フロウィッツ)研究者は、「地球の堆積物でこのような特徴が見られる場合、これらの鉱物は有機物を消費する微生物の代謝の副産物であることが多い」と述べている。
「生物学的起源を持つ可能性のある特徴的な元素、分子、物質、または特徴である『潜在的なバイオシグネチャー』であり、生命の存在有無について結論を出す前に、より多くのデータやさらなる研究が必要だ」と、NASAのLindsay Hayes(リンゼイ・ヘイズ)氏は述べている。
Perseveranceのサンプルチューブの中に火星生命の証拠があるかをさらに確認するには、それらを地球に持ち帰る必要がある。「火星から持ち帰られたサンプルの分析は、地球外の世界での生命誕生前の化学、さらには生物学的化学が起こる可能性にも光を当てる可能性がある」と、今回の論文『News and Views』の著者らは記述している。

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