Hao life

中国時代劇、華流史劇好きのブログ

「天地に問う~Under the Microscope~」ネタバレ感想

久しぶりに「これは当たり!」と思えるドラマに出会いました。
やっぱり私は、惚れた腫れたの恋愛ものより、骨太な史劇のほうが心に刺さるんだなと再確認。
中華ドラマって、序盤はゆるっと始まるのに、終盤になると一気に畳みかけてくる“スロースターター型”が多いんですよね。今回もまさにその王道で、ラストの伏線回収は圧巻のひと言。
特に、絹糸税の件から程仁清が馬文才を見事に追い詰める流れは痛快そのもの。思わず前のめりで見てしまいました。
そして何より、この作品は群像劇としての完成度が高い。
登場人物ひとりひとりがしっかりキャラ立ちしていて、人間味があって、全員が魅力的。
中でも姉御肌の豊宝玉お姉さんは本当に素敵。好き…いや、憧れ。
方知県の存在感も絶妙で、猫ちゃんのかわいさは言うまでもなし。
ラストの帥家黙の回想(妄想?)シーンも温かくて、両親が彼を丸ごと受け入れている感じが胸にしみました。
ほんのり添えられた恋愛要素もハッピーエンドで、民の重税も緩和され、他県にしわ寄せもなく、まさに大団円。美しく幕を閉じてくれて拍手したくなる結末でした。

 

「花轎喜事」ネタバレ感想

とてもご都合主義だったけど、ドラマの雰囲気がゆるっとふわっとな感じなんでまあ受け入れれば、それなりに楽しめます。

でも結婚式に新婦の両親が不在なのは話の都合上仕方ないとはいえ、どうにも気になりました。

衣装と髪型がかわいらしかった。

「琅琊榜<弐>~風雲来る長林軍~」ネタバレ感想

前作は傑作で、続編はイマイチというのを聞いていたので、ずっと視聴しなかったのだけど、私的にもやっぱりイマイチでした。

続編にする必然性もないし、特にキャラクターたちの魅力を全然感じなかった。特に悪役たちが、猜疑心が強すぎのただの小物。長林軍が具体的に何かをした訳でもないのに、荀氏は怯えすぎでは?

濮陽瓔も蕭元啓もこれっぽっちも同情できない。皆中途半端な志しか持ってなくて無能。蕭元啓がラスボスなんてしょぼ過ぎで、お前は忍者か?っていう戦闘演出も笑う。

結局主人公は朝廷を去るけど、岳将軍が頼りになりそうだから一応大団円かな。

 

 

「長安二十四時」」ネタバレ感想

映画のようなクオリティで見ごたえありました。渋いおじ様方が大勢でてくる。ハードなサスペンス物語で黒幕は誰なのか後半まで気になりまくりでした。

主人公の役者さんの良さは私にはわからなかったので、思い入れのあるキャラができななかったのは残念です。

それでもストーリーにぐいぐい引き込まれていって、面白かった。

「度華年 The Princess Royal」ネタバレ感想

今まで観たタイムリープものの中では、これが一番おもしろかった。
私が宮廷陰謀劇が好きというのもあるけれど、「二人でタイムリープ」という設定がとても新鮮でした。

「これはもしかして蘇容卿も…?」と思ったら、やっぱりそうでしたね。
そして気になったのが上官雅。「だからあんな所で死ぬのよ」といったセリフから、彼女もタイムリープしているのでは?という匂わせを感じました。

二度目の人生では、裴文宣が長公主思いのスーパーダーリンに変身。
こんなの惚れちゃいますよね。なんて少女マンガ展開!大好きです。
ジャン・リンホーの高身長とスマートさには今回は完全にやられました。ちょっと赤い唇が気になったけど。

長公主と裴文宣のイチャイチャ具合はほどよくて、後半、自分に素直になった李容がどんどんメロメロになっていくのも良い。
この二人のカップルは本当に好感が持てました。

蘇容華はとても人柄が良く、蘇容卿との兄弟仲も抜群。
政治には興味なさそうでボンクラに見えるけれど、実はかなりできる男なのでは?と思わせる魅力がありました。
雅とうまくいって、本当に良かった。

終盤で、ようやく過去の詳細が裴文宣・蘇容卿それぞれの視点で語られる。
同じ体験でも、置かれている状況によって“見え方”はまったく違う。
人の心を推し量ることも難しいし、歴史を変えることは本当に大変だと痛感しました。

それでも、二度目の人生を彼らがこれから幸せに生きていけるよう願っています。
ところで……子どもは出産したの??そこが最後の最後まで気になった。

「神隠し」ネタバレ感想

「千古の愛」の続編ということなんだけど、今シリーズでは前作の主人公・白玦は“劫”のせいで死んでいる。
上古は息子を知人に託して何しているのかという感じで、前作が実はアンハッピーエンドだったのがかなり不満。
月弥の復活があるって聞いたけど、出てこなかったよね?
おそらく人間界での修行パートがカットされているように感じる。
とはいえ、カットされていても話はちゃんと通じるし、間延びしないから結果的には良しとしますが。

それでもこのシリーズ、なぜかハマってしまうんですよね。
最初は「CGだらけでチープだな」と思ったのに、見ているうちに全然気にならなくなる。
衣装はかわいいし、キャラクターそれぞれの“概念”を表すデザインも華やかで素敵でした。

ただ、世界観がちょっとわかりづらい。
主神たるもの、やはり“全世界を守る”のが宿命でしょ?
「愛する者を救えなくて世界が救えるか?」なんて、数多くの物語で使い古されたセリフを吐く古晋だけど、最後まで主神としての威厳は感じられなかった。
恋愛ものだから阿音が優先されるのは定石なんでしょうけど、もう少し何か“見せ場”が欲しかった。

古晋はただひたすら千年を阿音の復活のためだけに捧げていて、その愛はとても献身的で包容力が大きい。
恋愛としては感動的なんだけど、主神としてはどうなんだろうっていう。
庶民ならそういう部分は関係ないから純粋に感動できるんだけどね。
でも「阿音を捨ててなかった」って言ってたけど、阿音より大澤山を取ってなかったっけ??

そして2番手の狐王。
気のいい奴なんだけど、おバカすぎて上に立つ資質は感じられない。
でも鷹王と結ばれて良かったと思う。

このシリーズでは毎回“凶悪な悪女”が登場しますが、今回はちょっと違う。
天帝代理の彼を愛し、失ったことで魔に落ちるという流れで、少しは同情できる。
生まれつきの劣等感がもとで負の感情に支配されるあたり、人間(仙人だけど)らしいなと思いました。

チャオ・ルースーの演技も印象的。
阿音のときは無邪気で幼く演じていたのに、鳳隠ではクールで品格のある女性に変化していて、演技力の幅を見せてくれました。
ただ、白髪のカツラは似合わなかった…。
ディラバもそうだったけど、なぜか男性陣は似合うのに女子はイマイチなんですよね😅

そして今回の見どころは、やっぱり魔王と修言。
最初から“魔”というよりは“穏やかな存在”という印象で、「全然悪っぽくないな」と思っていたら、まさか最後に古晋を救うとは。
“相剋”という言葉が出てきたけれど、全ては祖神が世の理をそう設計したからこそ。
魔も必要だし、魔も変化できる。

恋愛の物語だと思っていたのに、最後はいきなり壮大な哲学テーマをぶっこんできた。
魔王と修言の“知己”ぶり、最高でした!

 

「華の出陣~麗将・阿麦の仇討~」ネタバレ感想

全然期待していなかったせいか割と面白く観れました。コミカルよりシリアスなドラマの方が好きだからかもしれません。

ヒロインの阿麦の男装は今まで観てきた中華ドラマの中で1番良かった。見た目はすぐ女子ってバレそうなんだけど、チャン・ティエンアイの凛々しい感じが良く颯爽とした男装女子でした。

彼女は元帥にまで上り詰めるんだけど、そこはかなり雑な展開で彼女の強さは全然伝わってこない。ムッテポウに敵に突っ込んでいくだけで軍規も守らないし、女子とバレても周りはいつの間にか好意的だし、こうしないと話がうまく転がらないとはいえあまりにもご都合主義でした。

ラストは安易にハッピーエンドにならなくて良かった。商易之は全編を通して成長もしない(母に成長したわねと言われていたが、どこが?とツッコミいれてた)し、明君というのも理解できなかった。なんか主人公の相手役にしては、魅力不足すぎました。阿麦は彼のどこが良かったのか?いっそ常鈺青と結ばれてくれた方が納得できたとさえ思う。

陳起ももう少し掘り下げてくれないと、彼の死がひびいてこないのが残念でした。