「老人のための残酷物語」所収。 講談社文庫
2003年
地獄に送るか、天国に行ってもらうか、を決める
と云う閻魔大王をモチーフにした短編。もはやこ
れは、スラップスティック(ドタバタ喜劇)と云
っていいのではないか。筒井康隆氏をも彷彿とさ
せる。いや、別に笑えもしないし、なんかグロい
関係性、つまり、嫁と旦那と云う、腐れ縁的な話
もあり、まあ、笑えない。別におもしろくもない
し。ただ、粛々と読んで、そうで御座いますか、
と妙に納得して、次の短編にかかっていく。何が
問題かと問われれば、特にそれもよく解らない。
死体をバラバラにされ、それを手術し、生き返っ
たのを復元する、と云う滅茶苦茶なところが、
なんと云おうか、すでに、この短編をぶっ壊して
しまっている、と云えるんではないか。などと、
私などは思って仕舞うんでございますが。
(読了日 2025年12・8(月)20:20)
(やっぱり、退屈でも天国がいい鶴岡くん)