古民家ギャラリーうした+古本カフェ便り

読書ブログなど、自分の興味のあることを書いていきたい。

2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧

フィッシングの奥深き世界:日記+「だからロッドを抱えて旅に出る」PT1 残間正之

今は、3:10。昼間は暑くて、なにも できない。カフェもクーラーがないので、 人が来ないし。 文学賞も落ちてしまったしで、ちょっと 落ち込んで、書く気も起きないですが、 次は、ちょっと目線を変えて、応募する のを変えてみようかと思います。 なんだ…

文盲の女性の愛と悲劇:朗読者 ベルンハルト・シュリンク

松永美穂・訳 新潮社 2000年 3部構成になっていて、1部では、36歳と15歳の 情熱的な関係が描かれ、これはそこはかとないエロ 小説なのか、などと思っていると、第2部ではナチズム のアウシュビッツでの女看守の裁判にハンナという女性 が現れ、裁…

人体実験の恐怖:新版 悪魔の飽食 森村誠一

角川文庫 昭和58年 第七三一部隊と称される満州に展開していた 細菌兵器を研究していた施設があって、そこで 行われていた悪行の数々を暴いている。 ぼくは広島に住んでいて、時に原爆のことで 被害者だ、という想いがあったが、これを 読んで、加害者とし…

脳を食べると云う恐怖:サイコキラー 多重人格殺人 和田はつ子

今は2:45。眠れないし、余力もあるので、 書評なんてもんをやってみましょうかね。 角川ホラー文庫 平成8年 これを良書か悪書かといったら、悪書だろう。 悪書ならではの魅力というものもある。 トリビアに満ちていて、飢饉についての考察に 詳しい。 …

比叡山への入山と運命:親鸞(上) 五木寛之

講談社 2010年 9歳で比叡山に入山することを志し、ツブテ の弥七やらの手引きで無事、入山を許され、 数々の修行を果たしていく。 あるくぐつ女と出会い、その女のことを忘れ られず十年経って、ツブテの弥七の手引きで その女と再びめぐり逢い、その女…

老人の読書の困難:最後の読書 津野海太郎

新潮社 2018年 ツノウミ・タロウではなくツノ・カイタロウ と読むらしい。 ちゃんとした賞も獲っておられるし、晶文社 のおえらい人だという。しらんかったわ。 80になられるらしく、本が読めなくなった いや、もう読めない、と読書に関しての老年化 …

SF映画批評の世界:〈映画の見方〉がかわる本 ブレードランナーの未来世紀 町山智浩

新潮社 2006年 第一章 デヴィッド・クローネンバーグ監督「ビデオ ドローム」から口火を切る。支離滅裂、本人の クローネンバーグ監督すら自分でわからない、という 難解な作品をどう料理するのか? 第二章 ジョー・ダンテ監督「グレムリン」この 奇妙で…

天才の自然な創作過程:思い出を切りぬくとき 萩尾望都

河出文庫 2009年 いくら少女漫画を読まないぼくでも望都 さんという大天才漫画家のことは知って いた。 へえ、エッセイなるものを描いていら したのか。古本で見つけて、速攻買っ て読んでみた。その挿し絵にやられた ポーの一族か、読んでみたいぞ いつ…

SFとミステリーの融合:はだかの太陽 アイザック・アシモフ

早川書房 1984年 小尾芙左 ・訳 SFとミステリーの見事な結合。一般に 言ってSFとミステリーというのは相性が 悪いといわれているらしいが、この、はだ かのそれを難なくやり遂げてしまっている。 正直、ハッとする解決にはなっていない感 があり、まあ、…

文學飯を召し上がれ:辻留・料理のこつ 辻嘉一

中央公論社 1980年 冒頭、幸田文氏の一文から始まる。ひとつ目が いわしの辛煮。でも、今ではいわしは手に入れ るのも、大変だし、この本のすべての料理が 気軽にできるようなものではないと思える。 文学メシとぼくは呼んでいるが、くった気に なってみ…

石井好子の料理と苦労話:パリ仕込みお料理ノート 石井好子

文春文庫 1970年 シャンソンの歌手として生前知られた 石井好子さんの料理に関して書いた前半 とシャンソンのプロモーターとしての 苦労話を披露する後半。おそらく、その 当時では聞きなれぬ珍しい料理や、野菜を 紹介した本書。食いしん坊を自認される…