古民家ギャラリーうした+古本カフェ便り

読書ブログなど、自分の興味のあることを書いていきたい。

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

長っ尻に見る、田舎者じみた感じ:ひなびたごちそう 島田雅彦

ポプラ文庫 2010年 島田氏のお作品を読んだのは、初めてだが、 文章は頭の上に蓋をされたような圧迫感の ある文章だが、読んでいるうちに気にならなく なった。 初級編、中級編、上級編、応用編で構成され ていて、結婚当初は奥さんが料理をされてい た…

穢い話はいい加減にして欲しい:ロバに耳打ち 中島らも

双葉文庫 2003年 ぼくはなにを隠そうらもフリークで、らも 作品の初見の出ものがあれば、その都度買って 未だにちまちまと読んで楽しんでいる。 この本は2003年なので、晩年の本だが、 この頃はけっこう盛んに本を出していた ようである。 どこかで…

ルイ子の人間愛:自分をさがして旅に生きてます   吉田ルイ子

講談社文庫 1983年 結局、このルイ子さんは愛をさがし、愛について 描いているのだと思う。女性がセックスが好き、 とはなかなか言えなかっただろう70年代に、 女性のセックスについて語るというのは勇気の いることだったろう。 アメリカの女性の悩み…

スカスカなスカした本:あの娘(こ)は石ころ 中島らも

双葉文庫 1999年 らもさんは生前、楽器ヲタクだったらしく、 世界中の弾けもしない謎の楽器を集めていて、 それらについて、短い文を寄せている。 楽器好きが最後にはどうなるかと言うと、 自分で作ってしまうわけですね。らも氏 も庭にできたひょうたん…

段ボールハウスの現実:ゼロから始める都市型狩猟生活   坂口恭平

角川文庫 2010年 ぼくは基本、完読しないとその本について 何かを書いたりしないのだが、この本は そのひどさ故、半分ほどしか読まなかった。 まず、段ボールハウスというのについては、 コンクリの上で段ボールで家らしきものを 作るのだが、寝返りも打…

熱き男の夢:パワー☆オブ☆ドリーム 前田日明

角川文庫 昭和63年 併読で白洲正子を読んでいたのだが(挫折)、その 一万倍おもしろかった。 ゴロツキ同然の高校生時代に田中先生と出会い、 空手に目覚めてゆく。相当、若いころは苦労さ れたようだ。毎日、チキンラーメンを食ってい たらしい。ご飯に塩…

アジア的コンフュージョン:パソコン購入! 概観+アジアの誘惑 下川裕治

買ってしまいましたね、パソコン。その 動作の早いこと。こんなことなら、もっと 早く買っていれば、膨大な時間が節約でき たのに、と悔やまれる。 それはそうと、このブログも十年を迎え、 存続しようか、やめてしまおうか、と逡巡 しておりますが、まあ、…

宇宙への冒険、SF好きの古典:発狂した宇宙 フレドリック・ブラウン

稲葉明雄・訳 ハヤカワ文庫 1977年 SF好きにとって必読書を今更ながら古本で 読みました。多元宇宙ものの決定版であり、 ブラウン氏のベストとも言われる本書。 SF好きなら夢中で読むこと間違いなしだ。 なにせ、SFヲタクの妄想する異世界に飛んじ ゃう…

博物学の奥深き世界:目玉と脳の大冒険 荒俣宏

ちくま文庫 1987年 古本市で絶版のこの本を見つけたとき、喜び 勇んで買い求めた。この本は究極の知に対する 冒険である。人間の知るということに対する 希求に答えるべく博物学と言うものがあると したら、それを行って来た人間の営みが詰ま っている。…