2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧
僕はコーヒーを淹れる遠くの孤島で人々は逆立ちしたり踊ったりする砂糖をばら撒いたり食べたりする煙草をやたらに吸ったり吐いたりする緊張を解くために深呼吸をしてみる触ったものをじっくりと味わうニンジンの皮を剥いたり茹でたりする音楽に合わせて口ず…
なんでも役に立つというものの今の生活はムダだ まるで意味のない夢みたいにバカらしくて 楽しいだけで実像がないみたいだ 僕には才能もないし努力するボタンを掛け違えてる どこにも行けない、平凡だ まるで九十年代のポップソングみたいだ ひどい手違いで…
新潮文庫 平成15年 我らが弱小ブログも訪問者がのべ十万一千を越えた。 小泉氏とは何ら関係ないが、謝意を述べる、ありがと ぉぉさぁぁぁん、ちょっとふざけすぎた。 で、この不味い! だが、食の探検者、小泉氏の 食べてきた不味いものを描いていく。 その…
ベッドの白黒のシーツに呼び覚まされ僕は陽気な言葉を吐くんだ穴の開いたシャツを着てコーヒーのカフェインの影の中で僕は歩く、歩く、歩く後ろ側でおばさんが醜い子供を負ぶって走る黄緑色のライトの点滅で僕は気絶する意識が飛んで僕は首都高の真ん中で絶…
危険に満ちているその場所で僕はボールを落とす ボールは弾み、僕は堕ちる 僕は歯ブラシを持った手で天を仰ぐ 三角形の頭巾を被ったピエロが僕の周りで踊り 感覚を失った魚たちが押し寄せる 僕は狂ったように踊りだす 我に返ると僕は蝋燭の灯の中心にいてタ…
そのせいなのだ、僕が一歩を踏み出せないでいるのは 怪物のような手で僕をヒョイと摘み ポイと廃棄物と共に放り出されるのだ 僕に行き場などない、生きていく勇気もない 活力も失せてしまった、妖艶な悪魔の誘惑さえ 僕には疎ましいだけなのだ 怪物は僕をも…
太陽が僕を睨みボクは恐ろしさのあまり嘔吐するオレンジの果実に吐瀉物をぶちまけ爪の先から入り込むビロウドの膝掛の温かさを心を鼓舞する音楽に変えるまたしても肌の裏側のたおやかさを信じることができないでいるそしてまた繰り返し同じ恥辱の間違いを犯…
鶴岡たかスケッチ展 -暑かった日々 〝夏〟ーと題し 古民家ギャラリーうしたの古本カフェで2020. 10・6(火)~10・25(日)まで展示いたします。 暑い日々を振り返らせてくれる、牛田の風景を優しいタッチ で、郷愁にみちて描いています。住ん…
幻冬舎文庫 2007年 「爆笑」というコピー通り、爆アゲに笑ってしまった。 同じ世代ということもあり、ツッコミというか、ボケというか ひとネタごとに笑うのを禁じえなかった。まったく、笑わせや がるぜ。 滝ゲロ、滝ゲリの連続に、そんなもんフツー食…
君はさっきからなにか懸命に作っている なに作っているんだろ? 僕の悩みなんかおかまいなしみたいだ 僕の宇宙が急に萎んでゆく 君の宇宙から真っ赤な液体が流れ出すんだ 僕は恐怖と共に雄叫びのような歓喜の悲鳴、ヘンだ 僕の手の届かないどこかで存在する…
いつも着ているオレンジのジャンパー 雨の日でも曇りの日でも ママ、何を言ってるのさ いつも歩いてる街のストリート 雨の日でも曇りの日でも ママ、そりゃないぜ いつも笑ってる学校の先生 雨の日でも曇りの日でも 先生、なんで笑ってるのさ いつも腐ってる…
君は窓辺でギターを掻き鳴らす でも心は空っぽみたいだ 空洞の中には何かがあるみたいだけども 僕からはほど遠くてわかりっこないんだ 僕の心に君の掻き鳴らすギターの音が グサリと突き刺さるんだ 君のその一瞬の輝きが僕の心を どうしようもないくらいに描…
幻冬舎文庫 2002年 クスリに関するトリビアを豊富に扱っている。 実家が薬屋らしく、子供のころからクスリに触れてきた らしい。 批判精神にあふれ、あまりよろしくない健康法などを糾弾 しているのがなんとも心強い。正しいことは正しく存在する んであ…
幻冬舎文庫 2009年 ボクは思うんだけどさア、いつも古本で本読んで いるけど、古本じゃ作家に一銭もいかないんだよ なあ、って。だから、こういう風に書いて、少し でも、返したいって気持ちがあるんだよねえ。 で、この本はマンガである。マンガってい…
中央文庫 1987年 いろいろな本で小泉武夫氏の名前を目にし、 なかなか読む機会がなかったのだが、今日、 奇食珍食を読んでみて、その人間の持つ食欲 の深さに驚いた。 文章も読みやすいし、わかりやすいので、その 食に対する小泉氏の貪欲さにたまげるの…
明日 頭上にはたくさんの腐ったような色をしたオレンヂ オレッちの舌の上には信仰をなくした僧侶達の行列 アイドルスマイルの廃れたスターのポスターの上にペッとね 苦し紛れに手を叩いてみたらなんとかなるさ ヘンなオッサンがオレッちに言うのさ 明日にな…
リミット 僕らには残された時間などないのさ ああ、僕らには生き残るために用意された皿が 血の滴る肉が僕らの大好物なのさ、テヘッ そうさ、こいつを食い尽くさないと ああ、残された時間は後わずか 僕らは食い尽くすのに精一杯なのさ たまにダンスして腹を…
バターナイフ 僕だけが年老いて バターナイフのように油まみれになり まるで時間だけが僕を追い越してゆき 老いだけが手元に残り 未来も過去も僕には何の意味もなくなってゆき 僕には痛む胃と頭と歯だけが残されている
徳間文庫 2000年 20年前に刊行された本で、おもしろいことは おもしろいのだが、背表紙の抱腹絶倒は誇大広 告なのでは、余計に興が冷める。 タイに詳しい方らしくて、貧乏旅行のことが描いて あって、人もよく観察されているし、読んでいて 飽きること…
穴 鮮烈で眩しすぎる欲望の端っこで 僕は蹲り、震えながら眺めてるんだ それはとても強烈で言語を受容しないものだ 僕は怖いくらいな気持ちでじっとしている またもや僕は犯してしまったのだ その緊縛と抱擁で僕は渦中へと誘われる 僕はその真ん中で穴を掘る…
文春文庫 2016年 すべて虚構なのでは、と思えてくる。それを思わ せるのは彼女の自虐であり、反復されるカネじゃ ないよね、の否定である。それをいってはいけない、 ということをいうのが壇蜜であるなあ、と思う、 でも、男の作家だったら、口が裂けて…
洗練された越境地帯で君は 僕の帰りを待ちわびる 君は、戦火の激しい地を想い、心が揺れ動く できるのかできないのか、それとも 僕は覚醒と虚ろの戦争に駆り出されている
講談社文庫 1997年 アジアの生活を政治的側面からではなく、一個の パーソナルな旅人の視点から捉えて書かれた本書 久しぶりに、ぬうおおおう、と吠えてしまった。 いや、それくらいおもしろいはなしがギュっギュ ッとつまっている。多少、断片的という…