2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧
あれから3年も経つのかあ、と思いつつ、遅ればせながら、又 𠮷先生の火花を拝読した。 290万部とか売れたんなら、どこが、そんなに、と勉強のつも りで読んでみた。 漢字が多いなあ、と思ったが、テーマがお笑いなので、硬いイ メージが欲しかったのだろう。…
7月1日(日)にべべさんによる、日本のまつりとヲシテ- 葵祭り、那智祭り など-と題して、講演会を行います。 べべさんは広島を離れていましたが、このたび、また広島 に帰ってこられました。久々の、古民家ギャラリーうした での講演ということになります…
色キチ小説である。村上龍氏が「しょっぱいドライブ」で元気を奪う といっていたが、この短編集で、その意味が分かってしまった。 元気の出ない「エロ」といったらいいのか。 ただスケベな文章でエロい。エロいことは悪いことではないし、文学 としても描く…
「ダンス」なんとしても踊りたくないのか、踊れないのか? 踊らない女の辿る運命。 「二人の場合」結婚する相手はみんなスポーツマンタイプだという。いやいや不細工 もでもちゃんといますよ。ハゲだっているでしょう。スポーツマンタイプなばっかり なわけ…
波のように打ち寄せる苦痛が それはタバコのヤニのように肺を病ませる 何者かの企みで僕は打ちのめされそうだ いろいろな色に染め上げられてしまうのだ ああ、僕はこんなに苦痛に嘆いているのに 君はそれを知らないふり 瞬く間にそれは不断の大河となるだろう
文庫版だが、まずいいと思ったのが、字が大きいということだ。 文庫だと特に字が小さくていらだつということがよくあるのだ。 藤野女史の作品は初めて拝読したが、本領はホラーだという。 三歳児が果たしてマニキュアを剥がしたのをママハハの目に入れるか …
カバーに少女が小さなヤギをあやしているような写真がある。 モデルは土屋アンナ、写真は蜷川実花とある。圧倒的にダサ いと感じるのはボクだけだろうか?。 この小説は夏海というテテなし子の女性の数奇な半生を描いている。 で、この人をボクは姐御と呼ん…
パンツの中のサインが新しいファッションの山と川 苦しめたのはこっちの方……情勢は劣勢 ヤツはビビっているが N・Yの扉が開くとシャワーを浴びてるヤツの 背後にカノジョが忍び寄る 激しい雨が意味不明な言葉の羅列に戸惑っている 私の中に入ってくるヤツの…
河出文庫 2008年5月 やはり創作とはわかっていても、実際、と思ってしまう。 まどかのようにふらっと知りもしないような男のところに素泊まり して、やっちゃう女っているのかな、と。ちょっと話しに即して 都合がよくしちゃったのかな、と。 ボクの知…
雨が羽根を失った天使のタップダンスのような音を立てて降り続ける この音はボクの頭ン中で次第に大きくなっていくかのように 君の心と繋がっていると思っていたのは、偽り 全くのでたらめさ…… 傘なんかいらない……濡れたって平気 今は六月……でも、もし、ボク…
理論社 2004年4月 実は絵本とは知らないでアマゾンで買ったんだけど(どんだけ いい加減な買い方しとんねん)、長崎女史のゆるぅぅぅいパンダ の絵とリアリズムとはかけ離れた、童話の世界がくり広げられる。 第1話のポテトサラダのはみでたサンドイッ…
ボクが失ってしまったもの それは当然の成り行きのように ボクが取り戻せないものが 不意にボクを立ち止まらせる 見たいもの、見たくないもの 生きる理由……生きる希望? わかり合えない二人 海の上を飛び交う海鳥の……羽音…… ボクに必要なもの……ボクに欠けて…
部屋中に伸びたコード 十八色のコードが足に絡まる ボクは異常な科学者……非凡にして天才 自分の愛を分析している サイケデリックな色の夢に踏み込んだ 君の足にも絡まるコード ボクは異常な科学者……英知と数字で 世界中の愛をこの奇妙なポケットの中に 詰め…
煙は四角く切り取られた 紫の街の通りの角でボクはうずくまり フェイクじゃないモノホンの街なのか疑わしくて 酒場に飾ってあるポスターの裏やなんかに、ボクの 部屋のTVの下に真実を探した 雨粒さえフェイクのような気がしたし 街行く娘の声もウソっぽい こ…
生きているものたちが動きだす朝 柔らかな太陽の光の中で、森の動物たちの 鼓動さえも、ボクは自然とひとつになる なくなっても平気なものは買わずにおこう シャワーの飛沫の音に、透明な風が香る 突然の静寂を破る彼女の叫び声 紛れ込むボクのコテージでの…
昔のボクらみたいに、まだご陽気で ボクらを取り巻いていたいろんな色……ブルー、オレンヂ、ピーチ 影が君に呟く……ボクのリアルを取り返せ! 君はボクを置き去りにした……どこにもない言葉を探す とかいって……それって意味不明だぜ……! 取り返せないリアルを求…
文藝春秋 2010年 「女中」のタキの目から見た小さいおうちで起きた戦中のできごと を歴史の視点からではなく、生活の目から見て描かれている。 まるで、「タキ」という人がいたように思えてくる。 中島京子女史とご関係だったのか、とか想像してしまう。…
耳たぶに抽象のピアスをつけて ボクの声を聴く、君の志は破壊された 恋の数ほどいい女になるというけど、君は 大した恋をしていない、それどころか、ボクを 崖から突き落として殺した ドレスを着て、シャンパンを飲んでみるが、それ ほどそれが大切なことな…
慰めの言葉はいらない……彼女は強い娘 軽く肩が触れ合うだけで……すべて忘れられるよ 忘れそうな川の名前……その川に流した 彼女の名前……ヘッドライトに 照らし出された彼女の後ろ姿 すべて見通せそうな長い影 ブラインド越しに閉じられる彼女の瞳 ストーミーな…
中公文庫 2011年11月 三姉妹の長女の灯子が主人公で、湖の畔食堂が舞台である。 いっしょに暮らしてはいても、本当のことは話せない、そういう 人間的なことが描かれている。 幼い日にハハの浮気現場をみて、告げ口したことが罪の意識とな って、ずっとくす…
2003年~2004年作品。 「純白」という短編。姉妹関係を描いた作品。「素敵」北上正造がファッション カルチャーセンターに行く話し。「一泊」合コンで知り合った京太と付き合うハ メになった菜摘が一泊、温泉でして、京太にインポのチンコを入れられそうにな…
希木谷 瞬吉から希木﨑 完へ。そして、とうとう、本名でもある 鶴岡 卓哉ヘと生まれ変わったのだった。これが、最終形だ と思う。僕には、覚悟が1ミリも足りていなかったのだ、と気づい た。 というわけで、詩を一編ご紹介します。 頭の中のレモネード 君は…
文藝春秋 2012年~2016年 「給水塔と亀」が川端康成賞を受賞している。 この作品集の中でまともなのは、「給水塔と亀」のみであった。 「アイトール・ベラスコの新しい妻」も見所はある作品のようで あったが。 「地獄」は??で、地獄のことを書い…
角川書店 1971年。 1970年に無明長屋でデビューし、芥川賞を受賞して、その翌年 、この「生きものたち」という短編集が出された。 前半に、「生きものたち」と題した連作の幻想的な無明長夜の手法 を使った作品が並ぶ。 次に「わたしの恋の物語」と…