古民家ギャラリーうした+古本カフェ便り

読書ブログなど、自分の興味のあることを書いていきたい。

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

そして、こうなった 我が老後4  佐藤愛子

2001年九月 父・佐藤紅緑をもつ愛子さんが身近なことから TVのこと、政治について、放言する、そこ には必ずユーモアがあり、時に、笑ってしま う。目が白内障手術して、直ぐ酷使したので、 目がシジミみたいになってしまった、という のを読み、バカだな…

パリのカフェをつくった人々    玉村豊男

中公文庫。 その国、フランスにはお国事情により、カフェや ブラッサリーが形成され、繁盛したり、衰退して ゆく。洒落乙な国だから、その戦いは熾烈だろう。 フランスのカフェは衰退の一途らしいので、他人 ごとではありません。うちのカフェはどうなるの …

黒蜥蜴    江戸川乱歩

創元推理文庫。 云わずと知れた江戸川乱歩の代表作。 やはり頭の徹底的にいい人の文章はうまい、ということ に尽きる。映像的に徹し、頭の中では黒蜥蜴の女賊が妖 艶に踊りだす。明智小五郎は機知に富んでいる、それが 小説を読めば自分だけのものとなる、読…

人間そっくり    安倍公房

新潮文庫 昭和42年1月 ロジックとしての展開が瞬く間に 変転してゆくので、読んでいて飽 きが来ない。文學として、読む楽 しさと言うのがあるのは大切なこ とである。文体は凛として存在す る。果たして狂気は狂気を生むの か?というテーゼを生むと思うが …

美味放浪記   檀一雄

中公文庫。 世界には数限りない料理が存在する。日本に始まり 世界へ。例えば高知ではさわち料理を食し、「ニロ ギ」を山のように食し、札幌、函館では太宰と共に 毛ガニを買い、歩きながらしゃぶりつき、食らう。 そこには、しなを作って、グルメでございま…

開口一番         開高健

セックス・ポルノグラフィーを論じ……ゲテモノを どうってことないと言い、日本酒の現状(当時)の 甘ったるさを嘆き、ワインをほめ、東京に檄を送り 、忘れ物にレクイエムを送り、こいとりまあ しゃんに吃驚する……世界のあらゆることをし尽し て、若くして(…

知的経験のすすめ  開高健

知的経験のすすめ なんでも逆説にして考えよ 開高氏が中学の、戦争末期の頃のことがよく わかる。一番なるほど、と思ったのは、男の 大人で野垂れ死んでるのはいるのに、女でそ うなっているのはいないということだ。い つの時代も女は強く、したたかだ、と…

デンドロカカリヤ    安倍公房

新潮文庫。 顔の皮膚がひっくり返り植物になってしまう。不条理 なことが起こると人はそれに理屈をつけたがる。ある いは、正当化するためにあれやこれや考える。この場 合、神話にその救いを求めたコモン君だった。しかし、 現象は現象に過ぎない、という真…

もっと広く   上・下  開高健

九カ月にわたるクルマでの北米・南米の走破。NYルポアリ ・・・…色男の浮気アリ……その辛苦の旅の模様をこっちとし ては数日で味わえるのだから、何だか申し訳なくなってし まう。妄想のフィッシングに興じ、焼き肉を喰った気にな り、社会主義とはなんぞや…