会員制読書倶楽部、Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)されたショートショート集。
書き出しの1行「黒猫を飼い始めた。」は、全員共通。2行目からはそれぞれの作家が自由に想像を膨らませ、生み出された26編。
雑誌「メフィスト」って、今はこの定額会員制の読書倶楽部の会報誌になってたんだな。
書き出しの一行だけが決まっている、ショートショートの競作。
有料会員になってるほどのミステリファン向けの企画なので、
やはりミステリ系やホラー・幻想系、SF系など、
ジャンルに寄せた作品が多い仕上がりになってるのも心地良い。
同じ趣向の本が何冊も出てるみたいで(本書がその第一弾らしい)、
図書館本の切れ目が出たら、読んでいってみようかな。
ベスト3は各ジャンルごとに選んでみることにしよう。
ミステリ系からは、杉山幌「そして黒猫を見つけた」。
ホラー・幻想系からは、三津田信三「独り暮らしの母」。
SF系からは、似鳥鶏「神の両側で猫を飼う」。
本数が多いのでベスト5にするならば、
ミステリ系からもう1本、犬飼ねこそぎ「スフィンクスの謎かけ」。
ホラー・幻想系からもう1本、矢部嵩「登美子の足音」かな。
ショートショート集としては、ジャンル感高めだったので、採点は7点。
ミステリだけというわけではないから、順位表は対象外にしておこう。
